« 「現代史の中で考える」高坂正堯 著 | トップページ | 戦う国際貢献なんて幻想 »

2005年5月21日 (土)

浮世絵はマンガへと進化した

浮世絵はマンガへと進化した

「エコノミスト」2005/05/24号 p70
   『模倣される日本』浜野保樹著  書評 著者インタビュー

『模倣される日本』は本屋で見かけただけで、読んではいない。たまたま買った雑誌に書評があったので(書評を)読んでみた。最後の部分を引用する。

話をアニメに戻せば、世界が注目していると喜んでいるだけでは、かつてジャポニズムで浮世絵が世界的なブームになりながら、浮世絵自体は日本から消えていった二の舞にならないもと限らない。そのことを心にとどめておくべきだと思います。

さて、私は浮世絵が消えたことを残念だとは思うが、悲観すべきでないとおもう。浮世絵はマンガへと進化したのだと思うから。浮世絵は庶民が楽しむもで、現代風に言えば「アイドル生写真」や「旅行ガイドのさし絵」や「エロ本」の類である。時とともに変化するもので、保存すべきものではない。伝統芸能のように遺すことは可能だったかも知れないが、そのように「保護されているもの」は、「『浮世』絵」ではないだろう。

もっとも、絵描きが「マンガへと進化したのだ」と言って胸をはるのは良いだろうが、商人は違う。浮世絵は世界的なブームになったが、(世界的なブームは)日本の版元に利益をもたらしてはいないだろう。世界でブームにっているのに儲そこなっては商人としては半人前である。

  * * *

書評で記事をかいちゃったから『模倣される日本』読んでみようかな。

|

« 「現代史の中で考える」高坂正堯 著 | トップページ | 戦う国際貢献なんて幻想 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/107287/4221047

この記事へのトラックバック一覧です: 浮世絵はマンガへと進化した:

« 「現代史の中で考える」高坂正堯 著 | トップページ | 戦う国際貢献なんて幻想 »