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2005年9月21日 (水)

「士農工商」幻想と身分差別

「士農工商」幻想と身分差別

「身分差別社会の真実」斎藤洋一 + 大石愼二郎
ISBN4-06-149258-6

う〜ん、私の受けた「同和教育」というか「被差別部落についての教育」は何だったのでしょうね。日本の歴史を学んでいくと、いわゆる「えた・ひにん」についての記述も出てきます。うすうす、私が受けた「同和教育」(30年前!)の不充分さを感じてはいましたけど。私と同年代の人々は不正確な知識を教えられたことを知っているのだろうか。

この本を読んで心に残ったこと。

  • 「えた・ひにん」の起原は江戸時代よりもはるかにさかのぼる、江戸幕府が「えた・ひにん」を作ったのではない。政治が作ったものではないのだとしたら、政治が解消することは難しいだろう。(宗教的感覚が起原なのか?)
  • しかし、政治が努力しなくて良いと言うものではない。
  • 「えた・ひにん」は被差別者として始まったのではないかも知れない。
  • 江戸時代には「えた・ひにん」にのみ許された職業(革製品の製造など)があった。
  • 江戸時代に 裕福な「えた・ひにん」や資産家の「水呑」が存在した。武士側の公式記録による印象と(実際の)経済的状況は必ずしも一致しない。
  • 江戸時代の身分制度をあらわす「士農工商」と言う言葉も不正確ではないか。「士農工商」というよりも「武士と平民」と言うべきではないか。でないと「農家の三男坊が(口減しのため)商家に奉公に出される」ことや「商家による開拓・開墾」が説明できない。

「差別」って何なのか、考えれば考えるほど判んね〜ゎ

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