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2005年12月30日 (金)

読まなくても良いものを

読まなくても良いものを

「日本人は戦争に強かったのか弱かったのか」日本雑学協会
ISBN4-915872-70-X

世界の多くを相手にしたアジア・太平洋戦争で日本は完敗した。なぜ負けたのか言えば「弱かった」からと言うしかない。どう理窟をつけようが、強ければ負けるわけがない。

まぁそうなんだよ。歴史や戦史を学んで「日本は米英よりも弱かったから負けた」「どこが弱かったか」思い知らされていた。忘れていたのに題名につられて読んだら、思いださされてしまった。

弱かった理由は、この言葉に象徴されている。

戦闘終結後、スターリンの質問に対してジェーコフは、こう答えている。
「日本軍の下士官兵は頑強で勇敢であり、青年将校は狂信的な頑強さで戦うが、高級将校は無能である」。その多くは、「積極性に欠け、紋切り型の行動をとる傾向があった」。

現在の日本はこの悪弊「上に行く程、無能な人間が多い」を解消できているのであろうか。

  *    *    *

古代の共和制ローマの執政官を知ったとき、うらやましいと思った。兵士による選挙で最高司令官たる執政官を選ぶ。兵士は有能な指揮官の元で戦いたい、もし戦死するにしても無駄死にはしたくない。

兵士ならだれでもそうだろう。しかも、共和制ローマでは、ローマ軍の主体は「市民兵」つまり、兵役を終えれば「市民」にもどる者達だ(つまり軍を優遇することだけでは、選挙に勝てない)。

危機感・現実感を持つ者達による指揮官の選択。この制度は正直うらやましいと思った。

  *    *    *

この本から再度引用する。

戦争はサッカーに似ている。その「民族」が持っている以上の実力は出せないという意味で。

日本は決して弱い国ではないことは確かだ、けれども大東亜戦争に日本は負けた。この事実を見据えることなしに日本の未来はないことも確かだ。

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