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2006年7月12日 (水)

北朝鮮と交戦状態ですか?

北朝鮮と交戦状態ですか?

「朝鮮通信使紀行」杉 洋子
ISBN4-08-774603-8

しかし江戸時代のそれは、文禄・慶長の役で断絶した国交を復活させるための通信使派遣であり、日本に拉致された朝鮮人を連れ帰ることを目的としていた。戦後処理のための通信使派遣という朝鮮側の決断も見逃してはなるまい。

文体は読み易く、筆者の韓国に対する心情的な表現(これは私との主観の違いでしょうか)を除けば面白く読んだ。

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ところで、北朝鮮による拉致事件以降、「拉致」と言う言葉を時々見聞きするようになった。それまでは「人拐い」とか「誘拐」などと言っていた時にも「拉致」と表現されているように思う。

この本でも「文禄・慶長の役で...略...日本に拉致された朝鮮人を連れ帰る」と「拉致」と表現している。

しかし、私は文禄・慶長の役で日本に来た朝鮮人を「拉致された」と表現するのは適切ではないように思う。彼らは「捕虜」や「俘虜」あるいは「戦時の虜囚」と表現すべきではないか。当時は日本と朝鮮は交戦状態にあったのだから。「拉致」という表現では戦争をしていたということが伝わり難くなってしまう。

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日本は北朝鮮に自国の領土内で(あるいは海外で)「拉致」された。一般民間人を人拐いされた。

もしこれが「文禄・慶長の役での捕虜」と同等ならば、日本と北朝鮮は交戦状態と言うことになってしまう。

それとも、もしかして著者は「交戦状態だ」と思ってらっしゃるのかしら。

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