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2006年11月24日 (金)

アメリカを味方にする為に

アメリカを味方にする為に

「中国への対処決めるとき」米国安全保障元局長 ウィリアム・オドム
産経新聞 平成18年11月24日 14版 7面

東アジアにおける次の大きな問題は、米中の争いではない。日本と中国の争いだ。米国はどちらにつくかが問題となる。

20世紀を振り返ると、米国が中国と良好で日本との関係が悪化していたときは戦争があり、貧困もあった。日本との関係が良好になり、中国との関係が良くないときには平和と反映があった。

どちらがいいかといえば、日本と繁栄の方を選ぶ。

北朝鮮の核実験は変化の始まりであり、米国と東アジアの同盟国がどのように中国に対処するかを決める重要な時期に来ている。

日本と中国が決定的に対立したときにアメリカはどちらに味方するのでしょうか。
日本はアメリカを味方にできるのでしょうか。

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アメリカと中国は資源を争い、また、民主主義と独裁という価値観で決定的に対立するだろうと言う見方もあります。

この場合、日本に考える余地はありません、日本はアメリカに味方すべきです。

しかし、日本が中国と決定的に対立したとき、アメリカはどちらに味方するでしょうか。

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大東亜戦争は日本とアメリカの戦争でありましたが、日本と中国の戦争でもありました。

大東亜戦争前、東アジアでどの国がどこに利権を持っていたのか思いだしましょう。そして、大戦後、その利権がどの国の物になったか。

どの国、あるいは、どの集団が利益を得たでしょうか。

アメリカは多大な犠牲を払いましたが、領土も利権も得ませんでした。日本を占領しましたが、植民地とした訳ではありませんでした。

日本が盾となって防いでいたアジアの共産主義と戦うはめになっただけでした。

日本は巨大な人的損害を出し国土を灰燼に帰しました。

中国国民党と中国共産党はアメリカの力を利用し、日本を中国大陸から駆逐し、その後、中国共産党は国民党を駆逐し、中国大陸での覇権を確立しました。

中国共産党は日本とアメリカを上手に利用し中国大陸での覇権を確立したと言えないでしょうか。

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私は「アメリカは中国に利用された」ような気がしてならないのです。そして、アメリカはもう一度利用されるのではないかと不安なのです。

中国はアメリカ(の支配層)を「利」で誘惑することが出来ます。中国の与えうる「利(見せかけであっても)」は巨大です。ならは、日本は「理(価値観・文化)」でアメリカを説得するしかないでしょう。

その為に私達は何をするべきなのでしょうか。

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