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2007年1月 6日 (土)

政権担当者は改憲を提案する権利を持つ

政権担当者は改憲を提案する権利を持つ

ななしさん、こんにちは

昨日の記事(民主党は憲法から逃げるな)にコメントありがとうございます。お返事が長くなったので記事にしてしまいます。

独裁国家でない限り、そもそも憲法は、国民が政治権力の暴政、暴徒を制限するためにある。

不同意です、あるいは不充分な見方ではないかと思います。

私は「憲法とは主権者(国民だったり、皇族・王族・貴族だったりしますが)が国の在り方を示したもの」であり「その一部に、政治権力の暴走を防ぐ機能も含まれる」と思います。また、「民主国家においては、政治権力と国民は必ずしも対立しない。むしろ、対立しないこと場合が多い」ことを忘れてはなりません。

政治権力が、国民を制限するためのものではない、ということから、権力側からそもそも改正を言うことはおかしなことであって、国民が主体的に作るものです。

「国民が主体的に憲法を作る」とは現実的にはどんな手続きとなるでしょうか。「全ての有権者が一堂に会して」会議するのは現実的ではありません。結局の所、現在の方法とあまり変わらない方法にしかならないのではありませんか。

また、民主国家においては「国民多数の支持を得た指導者が政治権力を握る」ことになります。もし「権力側からそもそも改正を言うことはおかしなこと」だとして「政権担当者は憲法改正の提案をしてはならない」のだとしたらどうなるでしょうか。

仮に、国民多数が改憲を望んだ場合、民主的な選挙によって「改憲を主張する政党」が議会で多数を得、政権を得るでしょう。ここで「政権担当者は憲法改正の提案をしてはならない」のだとしたら「改憲を望む人々は、多数派であるが故をもって改憲できない」ことになります。

民主的な社会で、「『多数派である』ことが理由で、望んでいる政治(改憲)が出来ない」というのはおかしい。

故に「権力側からそもそも改正を言うことはおかしなこと」だと言うのは間違っています。

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コメント

乱読雑記さま、初の書き込みかと思います。
憲法論議に関する民主党や社民党への認識、激しく同意します。
社民党が憲法から逃げているのは明白です。また護憲政党なんて看板は真っ赤な嘘ではないでしょうか?
何故ならば、現行憲法で明確に定められている改正の手続きを定めることに真っ向反対しているのは、他ならぬ彼らではないでしょうか?
憲法に定められている手続きが明確化して居ない状態というのは、他の条文に対する解釈の問題以上に「どう考えても違憲状態」です。
結局、党の政策目的を実現すべく、ご都合主義で「護憲」との看板を上げ、これも憲法で保障されているはずの言論の自由を封殺してているに過ぎないのが明白ではないでしょうか?

TBを送らさせていただきます。

投稿: 山本大成 | 2007年1月 8日 (月) 13時55分

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» 「憲法改正」について思う事 [山本大成 「かわら屋の雑記帳」]
 このBLOGにしては、すこし(かなり)重めのテーマですが、ご容赦ください。  多少思うところがあり、このテーマを選びましたが、右にも左にも寄っていない、普通の社会人の常識として書いたつもりです。  願わくば、最後までお付き合いくださいませ!   私は予てより、「改憲=右」「護憲=左」という見方に大きな疑問を持っています。  そんな簡単な枠組みではなく、「自衛隊も持ってはいけない旨を憲法で明記する」「国民の私有財産を認めず共産主義を国是とする」という改憲論者や、「現憲法の枠組みでも解釈で集団的安全保... [続きを読む]

受信: 2007年1月 8日 (月) 13時56分

» 改正の手続きを定めてないのは憲法違反(違憲状態)ではないのか!? [山本大成 「かわら屋の雑記帳」]
 前に憲法改正について記事を書いたこともあり、余り騒がしくない国会の休会中に記事を書いておこうと思っていましたが、この件については年頭の安倍首相の発言以来騒がしくなってきましたので、今の内に記事にしておきます。 このBLOGにはそぐわないかもしれませんが、お許しください。  前に書いたのは、「憲法に書いてあるから△△は出来ない」「憲法に書いてあるから□□は出来る」という論法は本来おかしく、「国民の意思が○○だから、憲法に書いた」というのが本来の姿であり、神棚から降ろして「国民のもの」にしなければな... [続きを読む]

受信: 2007年1月10日 (水) 16時51分

» 【法律プロパー】【コラム】当然失職の法理(私的憲法解釈) [【くう特捜部】ログ]
わたくしの祖父の発言の記憶。 今(平成)の天皇ごときが、「国民の皆」が、なんて、生意気過ぎる! 「国民の皆さん」だろ。 と言っていた。 俺も、そう思う、今日この頃。カルトだろ、あれ(石原等)も。 わたくしは、「国民の総意」(日本国憲法第一条)に総意....... [続きを読む]

受信: 2007年5月21日 (月) 20時32分

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