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2007年8月29日 (水)

私は臆病者です

私は臆病者です

朝日新聞:改造内閣支持33%、不支持なお53% 本社世論調査
http://www.asahi.com/politics/update/0828/TKY200708280452.html

秋の臨時国会で最大の焦点となるテロ対策特別措置法の延長に「反対」は53%と過半数を占め、「賛成」の35%を上回った。

紙面には質問の内容がありますので引用します。

◆テロ対策特別措置法の期限が11月1日に切れます。政府は法律を1年間延長する考えですが、民主党は反対の姿勢です。テロ対策特別措置法の延長に賛成ですか。反対ですか。

  賛成  35
  反対  53

正直に言いましょう。私はアメリカとの同盟を失うのが恐ろしい。アメリカ抜きで北朝鮮の核疑惑や中国の軍拡に対応するのは危険すぎる。

     *      *     *

日本は中国とアメリカが手を結んだ時(あるいは片方がもう片方を支配できた時)、存亡の危機に陥ると思っています。

「中国vs日本」ならば勝目もあるかもしれません、しかし、中国とアメリカに挟撃されたらひとたまりもありません。日本にとって日米同盟は「アメリカを(中国ではなく)日本の側に付けて置くために必要」なのです。

アメリカと中国が同盟する、あるいは、中国がアメリカを支配する(逆もありですが)ことは有り得なさそうに思うかもしれません。しかし、中国は「利益になるなら悪魔とだって手を結ぶ国家」ですし、「アメリカの民主主義が独裁者と手を結ぶことは無い」なんて信じている人はいないでしょう。

アメリカと中国が「日本を占領して山分にするという密約」をしない確証なんてないんです。

     *      *     *

日本がどんなに頑張っても「日本一国で(孤立して)国を保つ」ことは不可能です。日本は「日本の国益にそった同盟」を撰択せねばなりません。

「アメリカとの同盟(アメリカの子分という立場)は、中国との同盟(中国の子分という立場)よりもマシ」であることに異議を唱える日本人は多くはないと思います。

日本が「アメリカの子分であること」に腹が立たないと言えばウソになります。しかし、中国とアメリカの両方を敵にまわして勝目があるような国になるまで、日本は「中国とアメリカの何方かを選ばざるを得ない」のです。

     *      *     *

テロ対策特別措置法を廃止することは、アメリカとの同盟関係を傷付けるでしょう。直ちに日米同盟が無効化することはないでしょうが、アメリカに「自分が苦しいときに助けて貰えなかった」という記憶を残すでしょう。

この記憶が、5年後十年後の日米同盟に悪影響を与えることを心配しています。政治は結果責任です。建前が正しかろうが道徳的に正しかろうが「喧嘩に負けたら、酷い目にあわされる」のです。

     *      *     *

もし仮に、世論調査の質問文に「日米同盟を棄損する可能性がある」と書いてあったら、調査の結果はどうなっていたでしょうか。アンケートに答えた方々は「日米同盟を棄損する可能性」について、意識し覚悟の上で「過半数が延長に反対」なのでしょうか。


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