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2007年10月22日 (月)

政権交代は必要だが、交代できる選手はいない

政権交代は必要だが、交代できる選手はいない

産経新聞:給油量問題で4年前にミス把握 海幕 上層部に報告せず
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/071021/stt0710212232000-n1.htm

海上自衛隊が平成15年2月に米艦船に提供した燃料がイラク作戦に転用されていたとの指摘を受け、防衛省が給油量を訂正した問題で、同年の時点で海上幕僚監部(海幕)がミスを把握していながら、石破(いしば)茂(しげる)防衛庁長官(当時)に報告していなかったことが分かった。防衛省首脳が21日、明らかにした。

産経新聞:薬害肝炎 厚労省患者情報118人把握 5年前告知怠る
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/071022/crm0710221045005-n1.htm

血液製剤「フィブリノゲン」投与による薬害肝炎問題をめぐり、C型肝炎の発症例リストに関して厚生労働省は22日、掲載された418人分のリストのうち、平成14年8月までに計118人の実名やイニシャルなどが記載されながら、告知など患者への対応を怠っていたことを明らかにした。

防衛省の不祥事(給油量について誤った情報を上に上げたこと、修正出来なかったこと)も厚生労働省の不祥事(危険な薬を投与された人へのフォローが出来ていないこと)も、官僚の不祥事です。

官僚を乗りこなす政治家が必要です。そして政治家(や政党)と官僚が癒着することを防ぐためにも、適度な頻度で政権交代があることは良いことです。

しかし、私は民主党に政権を担当してもらうことが怖いのです。

安全保障について「決定的失敗」を行ったら、「官僚が不作為の罪を犯すこと」や「官僚が業者と癒着すること」などと比べて比較に成らない程の損害を我が国にもたらすでしょう。

中日新聞:必ず参院に送る−伊吹氏 対テロ新法案、対案は来年−山岡氏
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2007102190144110.html

民主党の山岡賢次国対委員長はNHKの討論番組で、給油活動継続に代わる支援策について、対案を法案として提出する場合は来年の通常国会になるとの見通しを示した。「与党が対テロ新法案を出してそれを審議するのが国会の在り方だ。十分に審議した後であれば、来年の通常国会で(対案提出は)十分に考えられる」と述べた。

このNHKの討論番組を見ていました。民主党は「給油活動継続に代わる支援策」を持っていない、言い替えると、党としての方針が定まらない、という印象を受けました。民主党の山岡さんからは「法案を出したくない、出せない、出さないでなんとかならなかな」との印象を受けたのです。

日本が対テロ戦争から離脱するにしても、給油以外の方法で参加するにしても、「現実を見据えた基本方針」と言うものが必要です。その基本方針から「実行可能な政策」が導きだされねばなりません。そして政策を実行するための根拠となる法律が必要なのです。

民主党は政権を担当する能力があるなら、対案を法案として提出するべきです。

      *      *      *

「与党が対テロ新法案を出してそれを審議するのが国会の在り方だ。十分に審議した後であれば、来年の通常国会で(対案提出は)十分に考えられる」という山岡さんの発言は、まず「自民党案ありき」という意味で、「民主党には自民党を超えるつもりはありません」という「永遠の野党であるぞ宣言」であるように思えます。

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