田母神論文事件について(1)〜内容
毎日新聞:社説:空幕長更迭 トップがゆがんだ歴史観とは
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20081102ddm005070003000c.html
航空自衛隊のトップがゆがんだ歴史認識を堂々と発表する風潮に、驚くばかりだ。「我が国が侵略国家だったなどというのは正に濡(ぬ)れ衣(ぎぬ)である」などと主張する田母神(たもがみ)俊雄・航空幕僚長の論文である。政府がただちに更迭を決断したのは当然である。
田母神論文事件について、生煮えであるが思うところを書いてみたい。
言論についての事だから、内容について触れない訳にはいかない(私の頭では判断できない事が多いのだけれど)。
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私は以前の記事で、田母神論文に対し「大筋で賛成」と書いた。その記事でも書いたように私には、個々の事実について詳細に議論するだけの知識が無い、そして「正しい歴史認識」を持つことを半ばあきらめている。それは、明治〜昭和についての本は読むのだけれど、「政治的に偏向していない」と安心して読めるものに巡りあえないからだ。右も左も教科書さえ「政治」や「思想」の影響を受けているように思え「書いてあることを素直に信じる」ことが出来ない。
ま、それでも色々と読むのだけれどね。
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内容について判断出来ない(あるいは、判断しない)のであれば、何に対して私は「大筋で賛成」したのか。
それは「気持ち」や「意見」に対してである。そして、毎日新聞的には、私は「ゆがんだ歴史認識」の持ち主と言うことになるのだろう。
論文の読み方ではない事は認める、しかし、田母神論文は学術的な論文と言うよりはエッセイなどの意見を主張した文章であるから、意見や気持ちに賛成であれば「大筋で賛成」としても大きな誤りではないだろう(と言い訳してみる)。
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では、私が田母神論文から読んだ「気持ち」や「意見」とは何か。
それは「戦前の日本は『悪い国』ではなかった」と言うことである。確かに無謬な存在ではない。しかし、当時の列強と呼ばれた国々の行為と比べ日本がとりわけ悪かったとはとても思えないのだ。
アメリカ・ロシア・中国・フランス・イギリス、こういった常任理事国を始めとして60年・100年前の行為をほじくり返しても(現在の基準に照らして)無謬だとか道徳的だとか正義のとか言える国が有るだろうか。
そんな国は存在しない。
ならば、何故、日本とドイツだけが非難されるのか。それらの非難されない国と日本やドイツと何が違うのか。
それは、戦争に負けたと言うこと。
日本が非難されるのは「戦争に負けたからだ」からであり、日本が侵略国家であったからではないのだ。
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田母神論文の賛成できない部分を(少しばかり)書いておく。
コミンテルンやルーズベルトは謀略を日本にしかけたのかも知れない。その結果、日本は敗戦したのかも知れない。例えそうであったとしても、私は、当時の政治指導者は非難されるべきだと思う。
国家の指導者は結果責任を問われる。国家を敗戦へ導いてしまったのであれば言い訳など存在しないのだ。
ケンカをするなら勝たねばならぬのだ。
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