巡視船ではなく護衛艦をだすべき
巡視船ではなく護衛艦をだすべき
時事通信:憲法解釈の明示必要=政府の海賊対策で小沢氏
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2008122600290
小沢氏は「憲法解釈をはっきりしないで、法律を作ることによってなし崩し的に勝手なことをするのはよくない」と指摘した。ただ、小沢氏は「基本的に(自衛隊が)自国の船舶を警備することは、海上保安庁でもできることだと思うが、憲法上の疑義はない」とも語り、政府が当面の対応として検討している海上警備行動の発令には一定の理解を示した。
「自国の船舶を警備することは、海上保安庁でもできることだ」というのは正しくもあり間違ってもいます。確かに法律的には海上保安庁も警備活動を行うことができるでしょう。この意味では正しい。しかし、ソマリア沖の海賊はロケット砲まで持っています。これを考えると巡視船を出すのは間違っています。
数年前の不審船と海上保安庁の巡視船が交戦した時のことを思い出しましょう。あのとき海上保安庁側に負傷者が出てしまいました。また不審船からはロケット砲が発射されました。幸いにして外れましたが、万一、巡視船に命中していたら撃沈されていたかもしれません。負傷者ではなく死者を出したかもしれません。
巡視船は、あくまでも密輸業者や密漁船を取り締まるための船であり、ロケット砲を持った相手を想定した船ではないのです。
万一、海賊の攻撃を受けたときの防御力が巡視船と護衛艦ではまるでちがいます。
小沢さんは「自国の船舶を警備することは、海上保安庁でもできることだ」といいました。確かに、法律的にはその通りでしょうが、ソマリア沖の海賊に対しては海上自衛隊を派遣するべきです。派遣される人達の身体生命の安全を考えれば護衛艦の方が何倍も優秀であることを忘れてはなりません。
邪推ですが、民主党内の左派は自民党の左派よりもはるかに自衛隊を嫌っています。その左派に遠慮して「海上保安庁でもできる」といったのならば、海上保安庁の職員の生命をそのために危険にさらすな、と言いたいです(もちろん、邪推にすぎないと思いますけど)。
* * *
また、ソマリア沖では各国の「軍」が集まっています。日本だけが「警察」というのも何かヘンでしょう。海上保安庁が海上自衛隊よりも格下だとは全く思いませんが、各国の出す海軍に対応する組織となれば海上自衛隊をおいて他にありません。
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ともあず、民主党の小沢党首もソマリア沖の海賊対策について語りました。これをきっかけに民主党内から色々な議論が出てくることを期待します。民主党の右端と左端の距離は、自民党のそれよりも距離があります。きっと活発な意見がだされることでしょう。
政府与党は海上自衛隊の派遣に向けて動き出しました。最大野党の民主党も意見を表明することで、国民世論を喚起することを望みます。
この不況で国民の意識は内政(雇用&経済対策)に向かっているでしょう、選挙の争点に外交や安全保障はならないかもしれない。しかし、日本が独立自尊の国であるためには外交や安全保障を忘れてはならないのです。
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コメント
政治家としてはこれが普通でなければいけないでしょう。日本の生命線を守るのも国土の保全も政治家の役目、シビリアン・コントロールを叫ぶなら先ず政治家が国家を守ると言う基本の範を政治の場で表明して欲しいものです。
「軍」とも呼ばずに居ながら田母神氏を「軍法会議」に引き出せ!と言った政治家が居たと聞きましたが若い政治家だそうですがいい加減なものです。
投稿: 猪 | 2008年12月27日 (土) 12時33分