今回は練習なのです〜有事体制を再点検
今回は練習なのです〜有事体制を再点検
読売新聞:PAC3配置/自治体、くすぶる不満
http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000000904030005
自治体の担当者からは、政府から自治体への情報伝達のタイミングや、「もし落下物があった場合はどこが処理をするのか」といった質問が相次いだが、国側は「その場で適切な判断をして欲しい」と答え、明確な方針は示されなかったという。
ある自治体幹部は「説明会は文書を読み上げただけで、『自治体にも説明した』という国のアリバイづくりにすぎない」と国側の対応を批判する。「国は『落ちないから大丈夫』と言いながらも落下に備え準備をするという矛盾があるうえ、落下後の対応も詰め切れていないままで、歯切れが悪かった」
発射の際の住民への周知についても「不安をあおるだけになるかもしれず、判断を任せられた市町村は迷っている状態だ」と話した。
MD(ミサイル防衛システム)にとって、初めての実戦になるでしょう。たとえ、発射に至らなくても仮想敵国の発射する飛翔体を追跡し、迎撃すべきか真剣に判断しなければなりません。「撃たない」と決めて飛翔体が日本に落下したら、日本で死傷者を出したら、現実の被害が出る可能性があるのですから「実戦」と言えるでしょう。
* * *
民間や官僚にとっても「実戦」を経験する機会です。今回は「有事」ではありませんが、「有事のようなもの」です。
北朝鮮からの飛来物が落下した時、どのように対処し国民を護るのか。国民保護法や武力攻撃事態法が適用される状況になるとは思いませんが、県や市町村と中央政府の連携や責任・役割分担の確認することが出来ます。
一般国民にとっても「有事」を実感することが出来ます。
* * *
本格的な有事が起きる前に、このような「有事のようなもの」を体験できることは、日本国民にとって幸運なことだと思います。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
残念ながら平和ボケには良い薬ですが、日本の上空をミサイルを飛ばした国に腹を立てない国民もおかしい。
投稿: 猪 | 2009年4月 4日 (土) 15時45分