誰が排除されるのか
誰が排除されるのか
毎日新聞 社説:鳩山民主党 「脱官僚」の中身を示せ
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20090522k0000m070137000c.html
麻生内閣の下で公務員制度、地方分権両改革は停滞しており、民主党が「政と官」を争点化する狙いは理解できる。小沢一郎代表当時は具体的にそれをどう実現するか、肝心の中身が明らかでなかった。「日本の大掃除をする」とまで鳩山氏が大みえを切るのであれば、その構想を明確に示さなければならない。
「日本の大掃除をする」
いえ、掃除が悪いなんて思っていません。だけど、「大掃除をする」ってことは誰かが「掃除されちゃう」わけですよね。
誰が、あるいは、どんな仕事が「掃除」されちゃうんでしょうか。
* * *
痛みを伴わない改革は存在しない。人間ではなく仕事を「掃除」するとしても、その仕事についていた人は転職しなければならない。予算が減らされて出来ることが減ったりサービスの質が低下したりする。
痛みを伴わない改革は存在しないのだ。
* * *
小泉改革の時には「この痛みに耐えて〜」という言葉があった。口の悪い評論家たちには「痛みを抜けたら、もっと痛かった」なんて言われているけど。
少なくとも、小泉さんは、自分の改革で痛みを感じる人がいることは理解していた。
では、民主党はどうだろうか。
彼等は自分達の改革で「感じる人がいること」を理解しているだろうか。自分達の行ったことで副作用が起きることを理解しているだろうか。
* * *
歯医者に例えてみると、小泉さんは「ココ削りますからね。痛いでしょうけど、我慢してください」とガリガリやる。
民主党は、「痛いわけないでしょう、ガリガリ」。おまけに、どこを削るか予告なし。
民主党の方が恐い歯医者さんだよね。
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コメント
「門前」の掃除でも掃除ですから、何処を掃除するのか具体的に云って欲しいですね。
確かに歯医者さんに例えられると怖いですね。痛くもないところをほじくり回されると取り変えしがつきません。
投稿: 猪 | 2009年5月22日 (金) 13時19分