結論ありきの議論ではなく
朝日新聞 社説:「北の核」と日本—味方を増やす防衛論議を
http://www.asahi.com/paper/editorial20090606.html#Edit1
冷静に考えてみよう。たとえば他国のミサイル基地を攻撃するといっても、単純な話ではない。
そもそも山中などに隠されたり、移動したりするミサイルの位置をどうやって把握するのか。日本攻撃の意図は確認できるのか。たとえ憲法問題を別にしても、軍事的な非現実性は明らかだろう。抑止力の向上にもつながるまい。
軍事系のサイトを巡ってみると、湾岸戦争の時、アメリカ軍は空爆だけではスカッドミサイルの発射を止める事が出来なかったとあります。
アメリカ軍は爆撃によって移動式のミサイル発射機を破壊しようとしました。ミサイル発射機がなければミサイルを撃つことは出来ませんから。しかし、結局のところ空軍力(爆撃)だけでは発射機を破壊することが出来ず、地上軍が侵攻し占領するまで、ミサイル発射を止めることが出来ませんでした。
しかし「軍事的な非現実性は明らかだろう」と言い切ることは出来ないと思います。例えば、北朝鮮が山中にミサイル発射機を隠しているのだとすれば「発射するまでは発見出来ないだろう」しかし「発射時に位置を特定し、周辺の道路を破壊すすれば移動できなくなる」、「ミサイル発射機へミサイルの補給を遮断できるのではないか」「ミサイルの補給を遮断すれば2発め以降の発射は抑止できるのではないか」とかです。
私は、軍事については全くの素人なので、以上は妄想にしか過ぎません。しかし「軍事的な非現実性は明らかだ」とは思えないのです。
今回の「敵基地攻撃論」では、軍事知識を持った人間〜つまり自衛隊〜が検討した結果が公表されていません。まずは「どの程度の攻撃が可能なのか」を知らなければ判断のしようがありません。自衛隊の機密に触れない範囲で検討結果を国民に知らせてもらいたいと思います。
まずは、国民が正確な軍事知識を持つことではないでしょうか。
逆に韓国や中国が日本に身構えるのは必至で、地域の軍拡や緊張を増すことになる。
日本が軍拡をしても状況はあまり変わらないと思いますが。
中国は10年以上前から軍拡中ですし、韓国は、在韓米軍があるかぎり緊張したりしないでしょう。
日本の安全をどう守るか。政治が担う最大の責任はここにある。米国との同盟を基軸にして、中国や韓国、ロシアなど近隣諸国との関係を安定させ、共存共栄の結びつきを深めていく。これが日本の安全保障の基本である。
日本国内の突出した議論は、北朝鮮の脅威だけにあまりに目を奪われ、結果としてこの大事な連携を乱しかねないことが見えていないのではないか。
日本が攻撃力を持てば「連携が乱れる」? では、持たなければ「連携できる」のでしょうか?
攻撃力を持った国と連携出来ないのであれば、中国は核ミサイルをもって日本を攻撃できますから、「日本は中国と連携できない」ことになりますが、朝日新聞はそうお考えなのでしょうか。
「いざというとき、米国は本当に日本を守ってくれるのか」。そんな不信を口にする向きさえある。イラクやアフガニスタンの戦争に消耗し、北朝鮮をめぐる軍事関与に二の足を踏むのではないか、という疑念かもしれない。
だが、だから日本独自の軍事的備えを強めよという主張は、同盟の基盤である相互信頼をひび割れさせる。同盟をいかに確かなものにするかにこそ力を集中させるべき時なのに、これでは逆行だ。
朝日新聞が社説で、日米同盟いついて「いかに確かなものにするかにこそ力を集中させるべき」と書いているのを読むと、なんだか不思議な感じがします。
そんなに、日本に攻撃力を持たせたくないのでしょうか。
北朝鮮の脅威が深刻であればあるほど、米国との信頼、近隣国との結束を固めるべきだ。視野の狭い、軽率な議論はいい結果を生まない。
「視野の狭い、軽率な議論」が良い結果を生まない事には賛成します。しかし「結論ありきの議論」も良い結果を生まないと思います。
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2009/06/06 17:35 訂正
訂正前:朝日新聞が社説で、同盟いついてをいかに確かなものにするかにこそ力を集中させるべき」と書いているのを読むと、なんだか不思議な感じがします。
訂正後:朝日新聞が社説で、日米同盟いついて「いかに確かなものにするかにこそ力を集中させるべき」と書いているのを読むと、なんだか不思議な感じがします。
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