とにかく戦争が嫌であるなら
とにかく戦争が嫌であるなら
東京新聞:次代へ継ぐ 不戦の誓い 64回目終戦記念日 戦没者追悼式
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2009081502000249.html
六十四回目の終戦記念日を迎えた十五日、政府主催の全国戦没者追悼式が日本武道館(東京都千代田区)で開かれ、参列した遺族ら約六千人が戦争犠牲者の冥福を祈り、平和への誓いを新たにした。麻生太郎首相は式辞で「わが国は不戦の誓いを新たにし、世界の恒久平和の確立に向けて積極的に貢献していく」と決意を述べた。
誰だって、戦争よりは平和が良いに決まっている。金正日だってブッシュだってフセインだって毛沢東だって東条英機だって、戦争よりは平和が良いと答えるだろう。
問題は平和の中身と、戦争を避ける方法だろう。
どんな平和が良いのかは、ともかくとして、日本の戦後の60年に及ぶ平和というか戦争のない期間をもたらしたものは、力の均衡(≒恐怖の均衡)である。
戦争を防ぎ平和を維持する方法として「力の均衡を保つこと」は実績がある。
相手が軍備拡張を行っている時に、こちらが軍縮を行うのは「戦争への道」なのだ。
日本には、中国や北朝鮮の軍備を減らす能力や権限はない。ならば日本も軍拡を行うことが「平和を保つ方法」なのだ。
* * *
日本で反戦活動を行っている方々が本当に戦争が嫌であるなら、とにかく戦争だけは嫌であるなら、そして、中国の軍備を減らせないなら、日本の軍拡を主張するべきだ。
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コメント
反戦平和を声高にうたう人程歴史を知らず、歴史から学ぼうとしないものです。
九条教の教えに盲目的に従って憲法九条という有り難いお題目を唱えてさえいれば、今のような平和が永遠に続くというおめでたい頭なのでしょうから。
いつか来た道というのなら、ナチスドイツの侵略を招いたフランスの寛容政策の愚や、内乱ばかりで他国の軍隊の駐留を許した清国の姿からも、何かを学ぶべきではないでしょうか。
投稿: ノースマン | 2009年8月16日 (日) 08時52分
戦争が好きな人は野蛮国では知りませんが、一応文明国と思ってる国の国民には好きな人は居ないでしょう。
ノースマンさんの言われる「歴史に学ぶ」事をしない人が多すぎます。
昨日もNHKの「核」番組を見ていたのですが「核」議論の最中に「被害」「悲惨」を売り物にしている人が多くいましたが、防ぐことには触れたがらない。
「平和を売り物の中共の富国強兵」に倣いながら、プラス「欲」がない日本を「日本の売り物」にする。したたかさも必要ですね。
投稿: 猪 | 2009年8月16日 (日) 10時48分
私は、NHKが「ノーモア被爆者」などと放送しているのを、苦々しく感じている者です。
言うんだったら「ノーモア原爆」でしょう。しかも、言う相手は、アメリカです。
被害者に対して「ノーモア」はないでしょう。
狂っているとしか思えません。
まさに「過ちは繰り返しません」と書いた広島の碑と同じです。
軍隊が広島に駐屯していたから、原爆の被害に遭ったんだ、という誤ったメッセージを刻んだ碑は、やはりおかしいでしょう。
一般市民に対して原爆や大空襲を行ったアメリカこそ戦争犯罪人だったんです。
戦後64年が過ぎ、これから少しずつ、真実が明らかにされるでしょう。
投稿: ノワール黒田 | 2009年8月20日 (木) 22時43分