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2009年9月 9日 (水)

民主主義は良いものだけど

民主主義は良いものだけど

産経新聞:アフガン大統領選でカルザイ氏過半数に 不正、正当性で米と溝
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/090908/asi0909082312002-n1.htm

アフガニスタン大統領選は8日に発表された中間集計で、現職のカルザイ大統領の得票が初めて当選ラインの過半数に達した。しかし、不正投票が相当数に上る可能性が出ており、カルザイ氏がこのまま勝利しても、対抗馬のアブドラ元外相らの反発は必至だ。そうした混乱を避け選挙結果の正当性を確保したい米国は、不正の徹底調査をカルザイ氏に求めたが、同氏は不快感を示し、双方の溝を印象づけている。

民主国家が「正しい選挙」を行っているのは、その社会が「正しい選挙」に価値と権威(神聖さ)を見出しているからに他ならない。

アフガニスタンという社会での伝統的な意志決定の仕組み、統治者を決める仕組みを無視して「(西洋的な)民主的な選挙」を押し付けても、彼ら自身が民主的な選挙に価値と神聖さを見出していなければ、平気で不正を行うだろう。

アフガニスタンには部族長会議と言うものがあったそうだ。

そういった伝統的な意志決定の仕組みであれば、アフガニスタンの人々は自然な権威を認め、不正行為を謹み、また結果に従うのではないか。

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アフガニスタンのような「欧米の国が占領した国や地域」に対して、欧米は、西洋民主主義的な意志決定の仕組みを強制するが、根付くまでに相当な時間(と社会の変革)を必要とする。そして、西洋民主主義国の国民は(自分達が占領した国に民主主義が根付くまでの時間を待てるほど)我慢強くはない。

アフガニスタンに対しても、適当な選挙を何度か行っただけで、その後は知らないとばかり撤退するだろう。そして、残されるのは破壊された伝統と中途半端な民主的思想であり、結果、価値観の混乱した社会が残される。そんな社会は、簡単に暴力を扱える者が統治する社会に変化する。

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民主主義は良いものだけれど、それ以外の統治方法では、国民が必ず不幸せになる訳でも無く、また、民主的な選挙を押しつけさえすれば幸せな社会ができあがる訳でもないことを憶えておかなければならない。

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コメント

首を突っこんでは失敗を繰り返す傲慢な思考は止めた方がよいと思いますが・・・無理でしょう。
日本の民主主義?も異様な状況を示しています、矢張り国家の「根」基本は大切にしないと迎合主義に成り、独立まで勝ち取れませんよ。

投稿: 猪 | 2009年9月 9日 (水) 10時26分

民主主義が本当に良いかどうか 良く考える必要がありますね。

法による規制がないと とんでもないことになりますよ。
革命が出来るシステムですからね。

投稿: あきつ | 2009年9月 9日 (水) 19時43分

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