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2009年9月 6日 (日)

「秘密の悪の組織」と戦う共産党

「秘密の悪の組織」と戦う共産党

昨日の記事(政府が無能だと思われた時、)で、「この暴動事件について思うことを2つばかり書く」と書いたが、アップしたあとで、3つ書きたいことがあったと思い起こしたので、書き残した3番めを書くことにする。

東京新聞:党・政府に批判の矛先 ウルムチデモ 死者5人、けが14人確認
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2009090502000084.html

少数民族と漢族 格差指摘に反論 胡政権ブレーン

来日中の中国外務省外交政策諮問委員で胡錦濤政権のブレーンの呉建民氏は四日、東京都内の中国大使館で記者団と懇談し、新疆ウイグル自治区などでの少数民族問題の背景に、漢族との経済格差などがあると指摘されていることについて「少数民族地域には投資を通じて発展を促している。文化的、宗教的自由も憲法で保障されている」と反論した。

呉氏は「団結、平等、互助を原則とする中国の少数民族政策はうまくいっている」とし、「中国の発展を望まない一部の分裂勢力がいざこざを起こしているが、必ず失敗に終わる」と話した。

中共政府要人の発言って、翻訳された文書を読むと勇ましくてカッコいい事が多い。でも、カッコいい割りに中身が無くて、だから何なの?って思うことも多い。

  *        *        *

で、呉氏の発言にある「中国の発展を望まない一部の分裂勢力」って誰だろうか?

ラビア・カーディルさんの「世界ウイグル会議」?

おそらく違う、中国政府は「世界ウイグル会議」などのウイグル族の組織を非難しているので、証拠を握っているのであれば名指しで非難しているだろうから。

では、中共政府は誰と戦っているのだろうか?

おそらく中共政府自身、相手を特定出来てない。何故なら、「中国の発展を望まない一部の分裂勢力」とは、中国共産党自身の影だろうから。

  *        *        *

どの国にも起こりうる事だけれども、急速な発展や変化があった場合には社会的な矛盾や軋轢が起きる。例えば、ある民族が新しい土地を得たという事は土地を失った民族があるという事でもある。

ウイグルでの事件の背後に、矛盾や軋轢は存在するだろうが、「目的を持った組織」が存在し、かつ、その目的が「中国の発展を阻害すること」であるなんて事は考えられない(中国の発展を阻害する「組織」があったとしても、中国の発展を阻害することは手段であって目的ではない)。

中共政府には(潰しても潰しても暴動が繰り返されるので)背後に巨大な悪の組織があるように見えているのかも知れないけれどね。

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コメント

中華人民共和国が「団結」・「平等」・「互助」を語る。この文字が空々しく聞こえる国は世界にも無いでしょう。

投稿: 猪 | 2009年9月 6日 (日) 11時46分

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