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2009年10月26日 (月)

甘いよ、鳩山首相の所信表明演説

甘いよ、鳩山首相の所信表明演説

読売新聞:国・地方・国民が一体に…所信表明演説全文3
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091026-OYT1T00760.htm

かつての「誰もが誰もを知っている」という地縁・血縁型の地域共同体は、もはや失われつつあります。そこで、次に私たちが目指すべきは、単純に昔ながらの共同体に戻るのではない、新しい共同体のあり方です。スポーツや芸術文化活動、子育て、介護などのボランティア活動、環境保護運動、地域防災、そしてインターネットでのつながりなどを活用して、「誰かが誰かを知っている」という信頼の市民ネットワークを編みなおすことです。「あのおじいさんは、一見偏屈そうだけど、ボランティアになると笑顔が素敵なんだ」とか「あのブラジル人は、無口だけど、ホントはやさしくて子どもにサッカー教えるのもうまいんだよ」とかいった、それぞれの価値を共有することでつながっていく、新しい「絆」をつくりたいと考えています。

具体性に欠けると批判されているようです、私もそう思います。そして、感想を付け加えるなら「厳しさに欠ける」。

この共同体について述べられたところで思ったのですが、昔の共同体(村や親族など)は鬱陶しかったし、場合によっては違反者を「村八分」にするなどした。

これは「ルールを守らなければ共同体全体に迷惑をかける」からでした。そして共同体にそんなに余裕はありませんでしたから、ルール破りに対しては厳しかった。

対して、演説で述べられた「新しい共同体のあり方」は「それぞれの価値を共有することでつながっていく、新しい『絆』」と述べらています。

これははっきり言って「趣味の継り」です。釣りが好きな人達が同好会を作る、俳句が好きな人が句会を行い同人誌を出す、オタクな人々が....

いえ、こんな継りなら昔の共同体のような鬱陶しさや厳しさは無いでしょう...だけど、最後の最後まで付き合うという共同体ではないのですよね。

「生活保護」「社会保障」などの名目でお金を配る社会(その代わり親身になって厳しい事を言う人もいない社会)と、昔風の鬱陶しいし煩いこと言う共同体が残っている社会(親族や村の仲間が、命懸けで付き合ってくれる社会)とどちらが幸せな社会なのでしょうか?

私にはわかりません。

ただ、「趣味のサークル」は最後の最後に面倒をみる人間の集まりではありません。昔の共同体に比べて「とっても緩くて甘い共同体」であって、昔の共同体の代わりに成り得るものではありません。そんなものを「新しい『絆』」とする鳩山さんは「甘い」と思います。

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コメント

病院で10分ほど見ていましたが、アホらしくなり、待ち時間読書~美辞麗句・優柔不断・無理算段、伴食宰相が気宇壮大な夢物語を「しようでは有りませんか?」と巧言令色を並びたててる図に一票3億円の無駄飯食いが
拍手をしている図、わずか10分で中身が無いと判るような演説を聞く方が可哀想ですよ。

投稿: 猪 | 2009年10月27日 (火) 10時05分

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私のブログに影響を受けた方に限って なかなか私のサイトのリンクを公に出さないし ランキングクリックも押してくれない気がする。 一番勉強になったブログよりもてきとうなもののほうがすきなのか。 ナショナルミニマムと朝日新聞と技能五輪TV朝日玉川氏の続き あと、ハローワークの人が職業訓練をやりながら育児を行う未婚(離婚)の母が うまく対応できるようにという内容はいまひとつという気もした。どういうことかと言うと まず、働いている女性が育児休暇をとろうとしたら首になる... [続きを読む]

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