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2009年11月24日 (火)

知しむべからず、よらしむべし

知しむべからず、よらしむべし

朝日新聞:仕分け「真剣勝負百聞は一見にしかず」24日の鳩山首相
http://www.asahi.com/special/09006/TKY200911240395.html

大変、国民の皆さんの関心があるということは、政治に対してね、ほんとに予算が、正しい予算が作られているのか、国民が監視しようじゃないかということだけでもですね、中身以前の問題として、今までそれがほとんど国民の皆さんの知らないところで決められていたと。これからは国民の皆さんが監視の中で政治が動くんだぞ、予算が作られるんだぞ、これだけでも大きな違いだと思いますね。そう感じました

「民可使由之、不可使知之(民はよらしむべし、知らしむべからず)」

この言葉には、2通りの解釈があるそうです。ひとつめは「民は従わせるべきで、情報を与えるべきではない(知らせると面倒が増える)」で、いわば愚民化政策の勧め。もうひとつは「民を従わせることは出来るが、(事実や理由や原因を)知らせて理解させる事は不可能だ」という現実の難しさを言っているというものです。

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鳩山さんは「これからは国民の皆さんが監視の中で政治が動くんだぞ、予算が作られるんだぞ」と言いました。

では、国民は事業仕分けで、国の政治への理解は深まったのでしょうか?

事業仕分け自体を「見世物」として楽しんでいるとは思いますが、理解しているのでしょうか?

最近、騒がれたスパコンについても「世界最速のスパコンを作り上げること」がどれだけ大事か(あるいは無駄か)理解している人間はどれくらいでしょうか。また、それ以外の対象の事業について、どれだけの人間が理解しているでしょうか。

結局の所、仕分け結果について「仕分け人」の判断を信じる(たよる・よらしむ)しかないのが現実です。

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人間の知ることの出来る範囲は限られています、理解力も限られています。私も、一日の大半を仕事して過ごしています。働いている人間の多くがそうであるように、一日の大半を、仕事の事を考えて過ごしています(残りは子供の教育のこと、親の介護のこと、家庭のこと)。

政治の世界のことなんて、このブログを書く時ぐらいしか考えていません。

一日に1時間程度あるでしょうか。

そんな「片手間」にしか政治の事を考える時間を取れない国民が大部分だと思います。

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事業仕分け、なるほど良いものかも知れません。しかし、国民は日々の仕事と生活に時間と能力の大部分を費しているのが事実です。

事業仕分けも「知らしむべからず、よらしむべし」のひとつの姿であることを意識して(醒めた目で)見るべきだ、と思います。



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コメント

考えすぎですよ!
事業仕分け大賛成です。
文科省官僚が計画した事業は、全て廃止しろ!
文部科学省の仕事は、質の高い教育を提供し、子供達が良い社会生活を送れるようにすることでしょう。ところが、官僚達は、デタラメ政策で子供達の人生を台無しにしました。
大学を天下り機関に変え、世界最低にまで堕落させたのも文科省官僚です。
不登校、退学者20万人、引きこもり、ニート60万人という現実こそ、文科省官僚の無能と腐敗を明らかにしています。
文科省は、国民を不幸にする悪性癌です。「『おバカ教育』の構造」(阿吽正望 日新報道)を読むと、すべてが分かります。絶対許せません。
不道徳で無責任で腐敗した官僚の行う事業は、国民にとって危険です。
文科省を事業仕分けで廃止すべきです。

投稿: 大和 | 2009年11月24日 (火) 22時52分

仕分け・ピッキング?パフォマンスは素晴しいと思います。
しかし国家観なきパフォーマンスは国を危うくします。予算を組むのに特殊法人を除けば自然に正常な予算を組む様になる。
このやり方では官僚もやる気を無くす、日本の将来には優秀な官僚のやる気を無くさせるのは「愚」一人前の大人が此処まで馬鹿なされる・面目を潰される、私なら止めてしまう。

投稿: 猪 | 2009年11月25日 (水) 10時13分

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日本では、神代の時代から民主主義は行なわれております。 大祓祝詞にも、「八百万神等を神集へに集へ賜ひ、神議りに議り賜ひて」と書かれています。 神様の世界でも、すべての神々様を集めに集め、審議に審議を重ねて決定されておられます。 明治天皇様の「五箇条のご誓文」の中にも、「広く会議を興し、万機公論に決すべし」とありますように、日本の民主主義は古(いにしえ)よりありました。 国王をギロチンにかけて勝ち取ったという西洋の民主主義ではなく、「徳を以てこれに臨む」という素晴しい民主主義だったので... [続きを読む]

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