« 使えない「中小企業金融円滑化法」 | トップページ | EU大統領よりEU軍 »

2009年11月21日 (土)

大量移民は、権力者の利益・民衆レベルの嫌悪

大量移民は、権力者の利益・民衆レベルの嫌悪

レコードチャイナ:<調査>増え続ける中国人移民、半数が「嫌悪感」—ロシア
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=37262&type=1

2009年11月13日、ロシアで行われた移民に対する意識調査の結果、半数が大量に押し寄せる中国人移民に嫌悪感を抱いていることが分かった。14日付で青年参考が伝えた。

アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席したメドヴェージェフ大統領は14日、中国の胡錦濤(フー・ジンタオ)国家主席との会談で「我々の関係は今まさに、さらに上の階段に上がろうとしている」と述べ、両国の友好関係をアピールした。ところが、ロシア科学院が08年から09年にかけて実施した調査結果によると、回答者の50%が中国人移民に嫌悪感を抱き、「中国人はいらない」とまで言っている。官民でかなりの温度差があることが明らかになった。

ロシアでは極東地域を中心に中国人の大量移住が社会問題となっており、中国人を狙った暴行事件や抗議デモも起きている。

社会の支配層は移民を歓迎する場合もある。何故なら移民は「安い労働力」であり経済的利益をもたらすからだ。そして、支配層は「裕福な人々が住む地域」に住んでいる。つまり「隣に移民が引っ越してきた」なんてことは起こらない、移民との軋轢を心配しないで良い。

対して、庶民の側は違う。

外国からの移民は「安い労働力の増加」を意味する。結果、失業や安い賃金での就労を強いられる。

そして「隣に移民が住みつく」ことが起きるのも富裕層や支配層ではなく庶民だ。

食事や宗教や習慣が異なる人間が隣に住むということは、「食事の時間に変な匂いが立ちこめる」「生活リズムが違うから生活騒音問題」「あいさつの仕方が違う」と言ったことが、身に降り掛かるという事だ。

こういった事は、どちらが正しいという問題ではなく「違う」という事に過ぎないが、当人達にとっては苦痛であり、場合によっては生死をかけた争いになってしまう(他人との違いが楽しめるのは、それが強制されていない限りにおいてだ)。

庶民には「突然、隣に移民が住みついて...」ということが起きるのだ。

   *        *        *

大量の移民は「社会の支配層に利益をもたらし、庶民に苦痛をもたらす」のだ。

BlogRanking (読む価値のある記事だったらクリックお願いします)

|

« 使えない「中小企業金融円滑化法」 | トップページ | EU大統領よりEU軍 »

コメント

近代的な機械の開発で労働者の流入を止める、日本人自身が働く事を覚える(今頃こんな事を)情けないが自分に合う仕事など10%位の確率でしかないでしょう。

嫌な仕事でも懸命にやる、その中から知恵は出てくるもの外国人に頼るだけが能じゃない事を知るべき。

投稿: 猪 | 2009年11月21日 (土) 10時15分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 大量移民は、権力者の利益・民衆レベルの嫌悪:

« 使えない「中小企業金融円滑化法」 | トップページ | EU大統領よりEU軍 »