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2009年12月 2日 (水)

密約を暴いたその後は?

密約を暴いたその後は?

朝日新聞:沖縄密約「文書に署名した」 元外務省局長、法廷で証言
http://www.asahi.com/politics/update/1202/TKY200912010530.html

外務省は現在、岡田克也外相の指示で(1)60年安保改定時の核持ち込み(2)朝鮮半島有事の戦闘作戦行動(3)72年の沖縄返還時の核持ち込み(4)沖縄返還時の原状回復費の肩代わり——の四つの密約の検証を進めており、来年1月に報告書を公表する予定。訴訟は、作家の澤地久枝さんら25人が原告となって今年3月に提訴し、(4)についての文書公開を求めている。

民主国家では本質的に「密約」のような事は嫌われる(でも、国際社会は綺麗事だけでは済まないのが現実で「アンダーグランドのお仕事」が存在するのも事実だけれど)から、密約について調べるのは悪いことではない。

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私が心配なのは「暴いた後にどうするの?」ってことだ。

例えば「核持ち込み」。

日本は核兵器を「持たず、作らず、持ち込ませず」という非格3原則を持っている。もし「持ち込ませず」という事を徹底するなら、アメリカの艦船が寄港する度に「核兵器が無いこと」を確認しなければならなくなる。

そんな事をしたら日本の安全保障に悪影響はないだろうか。

現在のアメリカ海軍は戦略原子力潜水艦以外に核兵器を搭載していない(ことになっている)。しかし、国際状況が変わって搭載するようになるかも知れない。その時はその時で良いのだろうか(状況次第で変わる原則って何よ?)。

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ニュージーランドは自国に港する艦船に核兵器の無いことの確認をアメリカに求め、結果的に、ニュージーランドはアメリカによる安全保障を大きく毀損してしまった。

ニュージーランドの本土であれば良いかもしれない。あの国を侵略できるだけの海軍を持った国は多くはないから。

でも、日本は違う。

アメリカとの安全保障条約が機能するのとしないのと、全く違う。

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民主党政権が過去の政権の密約を暴くことに反対はしない。しかし、「暴いた後にどうするの」と問わずにはいられない。

八ッ場ダムも普天間移転も、民主党政権は「問題提起はするけど、問題をややこしくしただけで、誰も幸せになっていない」のではないだろうか。

私には、民主党が、問題提起することしか考えていないように見えて心配でならない。

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マスコミや学者や評論家なら「密約を暴くだけ」でも十分な仕事だろう。

しかし、政治家であれば、それも政権与党であれば「暴いた後のこと」も考えておかねばならない。

暴いた方が幸せだった場合のみ「暴いて良かった」と言える。

民主党さん、密約を暴いた後の事も考えていますよね。

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コメント

恩義を忘れると碌な事は有りません。密約を公開してプラスは0でしょう。何の役にも立たない代物、過去を掘り出す中国・韓国同様、この人の頭もどうかしています。

投稿: 猪 | 2009年12月 3日 (木) 10時33分

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