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2009年12月22日 (火)

マニフェスト選挙なんて糞喰らえ

マニフェスト選挙なんて糞喰らえ

朝日新聞:100日迎える鳩山政権—いら立ちと変革の期待と
http://www.asahi.com/paper/editorial20091222.html#Edit1

第二に、マニフェスト選挙がすっかり根を張ったという事実である。

政策パッケージである政権公約の競い合いの中から、有権者は選択する。

それは、「国民との契約」であり、次の総選挙までの最長4年間、政権党を基本的に縛ることになる。

かつての自民党政治では総選挙とかかわりなく首相をすげ替え、政策路線を転換することが日常茶飯事だった。党内抗争あり、談合もあり。マニフェスト選挙の時代には、それは契約違反との批判を免れない。

民主党の支持率が持ちこたえているのは、もろもろの政治的決着は次の総選挙でつけるものだという流儀が有権者の間に定着しつつあるからだろう。

私はマニフェスト選挙というものは、誤魔化しに過ぎないと思っている。

理由は2つある。1つめはマニフェストが「理解できない・あいまいで詳細が詰められていない・抜けがある」から。

マニフェストを読んで正確に理解した有権者の割合はどれくらいだろうか。観念的に「子供手当て」だとか「ガソリン税が安くなる」とかは知っていっても、税金の仕組みや「子供手当てと引き換えに各種控除が無くなる(減る)」と言うことを理解して投票したのだろうか?

そして、国家の運営の複雑さに対してマニフェストは大雑把すぎる。減税するための手続きや副作用をマニフェストは説明しきれていない。ようするにマニフェストは「スローガンよりチョッと具体的」なものに過ぎず実務に耐えるようなものではない。

さらに言うなら、マニフェストには「書かれていない事が多すぎる」。特に民主党のマニフェストには外交や安全保障について書かれいなさすぎだ。

小冊子に過ぎないマニフェストを基に国家が運営できる訳が無い。そんなものを基本にして政権を選ぶのには無理がある。

理由の2つめ、国民もマニフェストなんか気にしていない。

気にしていないと言うのは言い過ぎかもしれないが、鳩山政権の支持率低下は「マニフェスト違反」が理由であるようには見えない。

実際、支持率低下の理由として挙げられているのは「鳩山さんの優柔不断」であり、マニフェストの変更は意外と寛容なのだ。今回の暫定税率のことも、もっと早期に(鳩山さんの支持率が高いころに)、記者会見とかして、理由を話して(経済状況の変化や税収の不足を理由にして)、正面から「1年先送りをお許し願いたい」とか言われてしまえば、国民は受け入れただろう。

現在の様に「小沢さんに言われた後」という状況で、決断だか代弁だか判らないような決定をするより、遥かに支持率に良い影響があっただろう。

   *        *        *

マニフェスト選挙が可能なのは、国民が相当程度に国家の運営を理解し知っている状況が必要だか、日本のような大きさの国家では、それは不可能だ。

選挙ではマニフェストのような「そもそも理解できないもの」を、基準にするのではなく、「人間性」や「基本的国家観」を基準に行うべきだ。

党首同士、あるいは、役職者同士の討論会を何度もやって、人間性や国家観や哲学といったものを戦わせて、明らさまにして、そして投票する方が、マニフェスト選挙よりもまだマシではないだろうか。

   *        *        *

民主党の支持率が持ちこたえているのは、もろもろの政治的決着は次の総選挙でつけるものだという流儀が有権者の間に定着しつつあるからだろう。

もし、そうなら、そしてマニフェスト選挙が定着しているなら、毎年とか半年おきに総選挙を行うべきだ。

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2009/12/22 23:05 訂正
 訂正前:記者とかして
 訂正後:記者会見とかして

 訂正前:国家感
 訂正後:国家観

 

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