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2010年1月12日 (火)

政治主導のために党議拘束を禁止せよ

政治主導のために党議拘束を禁止せよ

産経新聞:外国人参政権法案で動き出した小沢氏 政権の新たな火ダネに?
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100111/plc1001111922003-n2.htm

これに対し、政府提出法案は党議拘束がかけられることが通例だ。造反すれば厳しい処分が待ち受けており、閣議決定後は表だって批判することは難しい。

日本の国会の何がつまらないかと言えば「結論が決まっていること」だと思う。

予算委員会や本会議で議論はある。だけど、結局、政府与党が勝つ。多数派だから勝つのは当たり前なのかもしれないが、それじゃつまらない。

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奇跡の逆転勝利や真逆の逆転負けのありえない試合ほどつまらないものはない。

ドイツワールドカップでの日本vsブラジル戦だって(日本は負けたけど、当然の実力差だけど)、日本にも僅かだけど勝ち目はあった。その「僅かな勝ち目」を信じなければ試合なんて見ない。

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日本の国会は「与党が党議拘束をかけて多数派であることを確保」し勝敗の決まった議論をしている。

勝までの道筋が(不祥事などで)多少寄り道するか、時間がかかるか(牛歩戦術・審議拒否)ぐらいしかない議論はつまらない。

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民主党は「政治主導」だと言う。民主党の言う「政治」とはなんだろうか。

民主党の党内で私的に議論をすることか?

党内の人間関係・力関係を読んで、上手く立ち回ることか?

ならば、民主党の言う政治主導は自民党政治と変わらない。むしろ経験不足なぶんだけ稚拙だろう。

もし、政治主導を「公の場で議論をすること」「説得力のある議論を演説を出来たなら、世界を変えられる」と言うのならば、国会で議論し、その議論に基づいて、国会議員ひとりひとりが判断し、賛否を決めるべきだ。

野党の意見でも説得力があれば、与党から造反を期待出来て、結論が変わりうる。

そんな国会であれば面白いだろう。言論による勝負が行われるのだから。

臓器移植法が改正された時、マスコミはこぞって国会の議論を報道した。国民も興味をもって国会の議論を見ていた。

臓器移植法の採決には党議拘束はかかっていなかった。

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民主党は「政治主導」というなら「党議拘束を禁止する法律」を作るべきだ。

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コメント

政治主導=独裁でしょう。

投稿: 猪 | 2010年1月13日 (水) 10時21分

おっしゃるとおりだと思います。それなら衆参あってもいいし、議員の数も今のままでもいいかもしれません。しかし、現状では参議院は不要だし議員の数も半分以下でも問題ないでしょう。

投稿: 愛読者 | 2010年1月13日 (水) 18時40分

党議拘束は、議院内閣制と表裏の面(多数政党が責任を持つためにも、党議拘束が必要)ということが考えられます。従って、衆議院では党議拘束が掛けられるのはある程度仕方がないと思います。むしろ、現在衆議院のカーボンコピーと言われ、存在意義が薄まっている参議院の独自性を出すために、また、名実ともに「良識の府」とするためにも、個々人の判断を重んじる参議院として、党議拘束を禁止することで、政党色を薄めて衆議院との関係で、緊張感を生み出すのが面白いと思います。こうすることによって、議論も活発になり、一人ひとりの議員がもっと「考える」ようになるのではないでしょうか

投稿: | 2010年7月12日 (月) 23時17分

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