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2010年3月17日 (水)

非核三原則は無理筋

非核三原則は無理筋

時事通信:岡田外相の核発言を批判=共産・小池氏
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010031700780

 共産党の小池晃政策委員長は17日の記者会見で、岡田克也外相が日本有事の際の核持ち込みを認める可能性に言及したことについて「とんでもないことだ。非核三原則堅持と言いながら、二枚舌と言われても仕方ない」と批判した。その上で「非核三原則の厳正な実施を政府に求めていきたい」と強調した。 

主義主張の純粋さ、あるいは、矛盾の無さという意味では共産党の小池さんが正しい。

ふだん「持ち込ませず」と言いつつ、持ち込む必要が出てきたら(アメリカが持ち込みたいと言ってきたら)、その場になって判断しますって事だと、いま「持ち込ませず」と言っているのは何なんだって事になる。

でも、実際、アメリカが核兵器を持ち込む必要があると判断するぐらい危機的な状況下で、日本が持込を拒否したらどうなるだろうか。

本気で国家の存亡の危機を迎えるだろう。

だから、うそやゴマカシであっても、私には岡田さんの意見の方が望ましい。

  *        *        *

いわゆる「密約」には、この建前と本音の矛盾を表面化させない効果があった。

民主党政権は、密約を暴いてしまった。もう密約ではない。本音と建前の矛盾を表面化させてしまった。

表面化させてしまった以上、なんらかの決着を付けなければならない。

ひとつは、建前を守り、いざという時に核兵器を期待しないという覚悟をすること。これは中国やロシアや北朝鮮の核兵器を始めとする武力に日本だけで立ち向かうと言うことで、日本が脅迫あるいは侵略される危険性が上がるという事でもある。

もうひとつは、本音に従い、アメリカの核持込を認めアメリカの核抑止力に期待するという道。

三番目は、岡田さんの言うような将来の政権への「先送り」。

  *        *        *

私は、アメリカの核抑止力を毀損しないように、核の持込についてはアメリカの意志に任せるのが良いと思う。日本が核兵器を持つ事が出来ればそれが最善だが、現時点では、それが出来る可能性は低い。一方、日本の周辺は核兵器保有国だらけだ。そうである以上、アメリカの核に頼らざる得ないからだ。

その本音と現実に従った対応が出来ないのであれば「先送り」が次善策だろう。幸いな事に、日本に寄港するような種類のアメリカの艦船には核兵器を積んでいないという状況があるのだから。

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最近の岡田さんは「現実的な対応」をしているように見える。この態度が民主党政権全体へと拡がれば良いのだが。

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コメント

無責任な人です。
自分がバカな事をしている事に気つかない、当時の内閣の決定を支持したことでしょう。

投稿: 猪 | 2010年3月18日 (木) 09時29分

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