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2010年3月21日 (日)

正しい事をして、間違った結果を得る

正しい事をして、間違った結果を得る

産経新聞:【日本の議論】労働者派遣法改正で失業者が増える!? 中小企業は対応に苦慮、派遣女性も困惑
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100321/biz1003210701003-n4.htm

 全国中小企業団体中央会の市川隆治専務理事によると、派遣が禁止されれば企業は季節変動や業務の繁閑に対応することができなくなるという。

 「業務がヒマな時期にも忙しい時と同じ人員を雇っておく体力は中小企業にはない。派遣禁止は『劇薬』。必ずしわ寄せがくる。中小企業いじめでしかない」と指摘する。さらに「大企業が生産拠点を賃金の安い海外に移し、中小企業が正社員の残業増で乗り切ろうとすれば結果的に雇用は増えない」と失業者が増える可能性を懸念する。

 法改正は非正規雇用から正規雇用への転換を企業に促すことを目的としている。しかし、長引く不況で企業には正社員を雇う余裕はない。

 厚労省によると、平成20年6月時点で202万人いた派遣社員のうち44万人が規制対象となるという。民間研究機関「リクルートワークス研究所」は、製造業派遣と登録型派遣が原則禁止になった場合、約18万人が失職する恐れがあると試算する。

派遣労働は基本的には良くないものだと思っている。派遣よりの直接雇用の方が望ましい。だから、派遣の禁止・縮小は「正しい事」だと思う。しかし、派遣を禁止・縮小することで得られる結果は「不幸」であるかも知れない。

「大企業が生産拠点を賃金の安い海外に移」す。

「中小企業が正社員の残業増で乗り切ろう」とする。

派遣を禁止・縮小すると個々の営利企業は自分自身が生き残る為に、日本での雇用を減らすかも知れない。その結果、「約18万人が失職する」かも知れない。

  *        *        *

日本が鎖国をしていれば、安い労働力を求めて生産拠点が海外へ移転するなんてこともないし、安い賃金で作られた安い製品との価格競争に勝つため、労働力を安く買いたたく必要もない。

日本国内の事だけを考えるなら、派遣の禁止や縮小は「正しい事をして正しい結果を得る」ことになるだろう。

しかし、日本は海外に開かれている以上、派遣の禁止や縮小は「正しい事をして間違った結果を得る」ことになるのではないか。

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コメント

中小企業はモタナイでしょう。日本は90%の中小企業が活力に成ってるのを忘れたから駄目になるつつある。

投稿: 猪 | 2010年3月21日 (日) 10時27分

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