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2010年5月 7日 (金)

子ども手当で格差拡大

子ども手当で格差拡大

読売新聞:格安宿泊・金利優遇…「子ども手当」商魂過熱
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100507-OYT1T00674.htm

「子ども手当で家族旅行!」と銘打った宿泊プランを企画したのはホテル日航奈良(奈良市)。6月から3か月間、中学生以下の子ども連れを対象に、3人までの1室の宿泊料を手当と同額の1万3000円とした。1日5室限定だが、広報担当者は「奈良へ足を運ぶきっかけにしてほしい」と話し、地元で開催中の平城遷都1300年祭との相乗効果を狙う。

「『子ども手当で家族旅行!』と銘打った宿泊プラン」

商売を行っている側の論理から言えば、この宿泊プランを非難することは出来ない。売る側は、人目を引くキャッチフレーズ、とくにかく売れるキャッチフレーズを求めるものだから。

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子ども手当てを子供の為に使う家庭(あるいは、子供の為に貯蓄する家庭)と、パーッと使っちゃう家庭とあるだろう。パチンコなんかの親の娯楽に使うというのは論外だが。

子ども手当ての使い道が、つまり家庭の格差というか価値観が、子供の格差に反映されると言うことだ。

これは、全ての親や家庭が「子供の為に使う」とした場合にも変わらない。

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極端なケースを考えてみよう「子供・子育てに対する全ての支援事業を止めて、全てを直接給付とする」、つまり、保育所も学校も全て政府は関与しないで自己負担とする、その分子供手当てとして給付した場合どんな社会になるか、考えてみよう。

親がしっかりし良い塾/良い学校を選べば、あるいは、仕事を減らし子供に手間暇金をかければ、今と変わらない、いや、今よりも良い教育が出来るかもしれない。

しかし、親が自分のことでいっぱいいっぱいだったりすると、子供に手間暇金をかけることは出来ないだろう。あるいは、学校や塾を選ぶ能力が無かったらどうなるだろうか。

まともな教育を受けられず文字も読めない書けない人間も出てくるだろう(働く上で読み書きを必要としない人は、子供が読み書きを憶える機会を与えないかもしれない。その場合、子供は読み書き出来ないまま大人になり、親と同じような職業に就くことになる。そして同じ事が繰り返される)。

昔の貴族と庶民のような「出身による知識の格差」が出来るだろう。

現代の格差は「経済的格差」だけではなく「知識・教養・常識の格差」でもある。その差が子供にストレートに伝わってしまうことになる。

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金だけ渡して、習慣や価値観に関わらないようにする。個人の自由意志を尊重していて、一見、良いように見えるかも知れない。しかし、それがもたらす社会は、格差社会であり格差が世襲される「階級社会」ではないか。

子ども手当ては、さらなる格差社会をもたらすだろう。

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私は社会全体で子育てを応援するということに反対ではない、むしろ、賛成する。その印として、補助金のようなもの、お祝い金のような物を出すことにも反対しない。しかし、金だけ出せばという発想には賛成出来ないし、副作用にも十二分に配慮をするべきだと思う。

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コメント

親を甘やかすのもいい加減にしろ。親をバカにするのもいい加減にしろと怒る親が居ないのが不思議。

投稿: 猪 | 2010年5月 8日 (土) 09時30分

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