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2010年6月29日 (火)

基礎的能力がないと

基礎的能力がないと

朝鮮日報:「韓国の資金でロシアのロケット開発試したのと同じ」(上)
http://www.chosunonline.com/news/20100629000063

五代富文・東大航空宇宙会会長へのインタビューです。気になったところを2ヶ所ほど。

―(韓国がロシアの技術に頼ったように)日本は1975年に人工衛星を初めて静止軌道に投入したとき、米国の技術に頼りました。

 「当時の日本の液体ロケット技術は、今の韓国のKSR(90年代以降に独自開発された韓国の科学用ロケット)くらいだったと思います。推力(ガス噴射の反動により生じる推進力)が12トン程度で、無理だったため、米国の技術提供を受けたのです。米国から技術提供を打診してきました

五代富文・東大航空宇宙会会長へのインタビューです。

「米国から技術提供を打診してきました」

日本はアメリカから技術提供を受ける前に固体ロケットの技術を持っていました。自力で人工衛星を打ち上げていました。

アメリカが技術提供を打診して来たのは、決して慈善ではなく、日本のロケットを技術的な支配下に置きたかったのでしょう。

アメリカに技術を提供させたのは日本の技術力です。

  *        *        *

―日本は技術導入に(70年当時で)60億円を投資しましたが、米国の技術は大きな役割を果たしましたか。

 「もちろんです。米国の協力がなかったならば、(国産ロケット開発も)不可能だったでしょう。日本は韓国の羅老号(KSLV-1)のように、ロケットだけを(米国から)持ち込んだわけではありません。設計のソフトウエアに関する技術まですべてを学びました」

括弧内のコメントが微妙に気に障るのですが。

「米国の協力がなかったならば、(国産ロケット開発も)不可能だったでしょう」

Nシリーズは確かにアメリカの技術協力がなければ、不可能だったでしょうが、おおすみを打ち上げた固体ロケット(ラムダロケット)は、日本の国産ロケットですから、アメリカの協力がなかったら国産ロケット開発が不可能だったと言うのは間違いです。

日本はアメリカの技術提供を受ける前に、「国産ロケット」を開発し人工衛星を打ち上げてしまいました。それから、はやぶさを打ち上げたのもラムダ後継のミューシリーズ(MーV)ですね。

  *        *        *

あと、羅老号は「韓国のロケット」とは思いますが「韓国の国産ロケット」と言うのは「レトルトカレーを手作りカレーと言う」くらいの違和感があります。

もっとも、打ち上げが失敗して「国産ロケット」という言い方は影を潜めたようですが。

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コメント

固形燃料でのロケット開発「仕分け」され倒産、固形ロケットは軍事に即転用できる、アメリカの罠にはめられたのです。

投稿: 猪 | 2010年6月30日 (水) 09時38分

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