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2010年7月31日 (土)

政策コンテストの意味

政策コンテストの意味

民主党:【今日の官邸】菅総理(代表)記者ぶら下がり、仙谷官房長官会見
http://www.dpj.or.jp/news/?num=18620

 菅直人内閣総理大臣(代表)は、26日夕、首相官邸で記者団の質問に応えた。

菅総理は平成23年度の概算要求組替えについて、「これまで予算編成は、密室の中で協議をする、(限られた)関係者だけでの協議が多かったが、今回は編成過程も透明化したいということで、(政策コンテストを)考えてもらった」と、改革心に燃えた説明をした。

政策コンテストって本末転倒と言うか、本来は「余計なもの」だよね。

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本質的には国会で国民の代表たる国会議員が政策について議論すれば良い。しかし、国会では「党議拘束」がかかっている事が多く(特に重要法案や予算では)、国会に法案や予算が提出された時には結果が決まっていて、記録の為の議論はあっても、本質的な議論(その言葉・内容によって結果が変わりうる議論)がなされない事も多い。

議論は必要だ、どんな国家においても、どんな体制であっても。ただ議論がどんな場所で行われるかは国家や体制によって違いがあるに過ぎない。

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旧自民党政権時代、政府の税務調査会よりも自民党の税務調査会の議論に注目されることがあった。それは、実質的な議論が(国会に提出される前の)自民党内部の税務調査会で行われていたからだろう。

国会に提出されてしまえば、あとは与党と野党の数の論理と駆け引きで決まってしまう。本来行うべき議論ではなく。

議論の場が、国会から自民党内の色んな委員会や調査会に移ったのだ。

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民主党は反自民が看板だ。故に、自民党が党内で議論していることを非難した。政策決定の一元化という名目で。

結果、民主党は党内での議論を封じる事になった。

国会では(与野党の対決もあり、これまでの民主党の「国会対策」の結果でもあり)議論できない。党内の議論も封じてしまった。

でも、議論は必要。

故に議論の場所を確保するため、国会→党内→党外(政策コンテスト)と場所が移動しているのではないか。

政策コンテストなんて言い出すのは、民主党内で議論できないか、あるいは、民主党内で議論したくないからではないか。

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政策コンテストなんて国会や民主党内で議論出来ていない事の証明に他ならない。

「編成過程も透明化したい」のであれば、党議拘束を外すと宣言し(そして野党にも要求し)、自由闊達な議論を国会の場に取り戻せば良いことだ。

それが出来ない(さらに言うなら、国会議員を縛り付けたいし党内でも議論出来ない)民主党にとって議論の場を確保する為のものが「政策コンテスト」だと私は理解している。

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屋上屋を重ねるのもいい加減にして欲しいものだ。

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コメント

小学校のコンテストじゃないのですから、いい加減にしてほしい。
大の大人、しかも国民から選ばれたと考えているなら、其々に政策有るんだろうに・・・議論するのは民主党の勝手、態々ぶら差が居りで言う様な問題じゃない。

投稿: 猪 | 2010年7月31日 (土) 09時03分

政策コンテスト?。今回予算の目玉?。でも全額で一兆円ぽっち?。
一兆円でこの国の何が変わるの?。時間掛ける価値があるの?。
もういい加減「 政治ごっこ」はやめろよ!!!。

投稿: 山賊 | 2010年7月31日 (土) 10時44分

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