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2010年8月10日 (火)

無自覚な理想は残酷

無自覚な理想は残酷

デイリースポーツ:いっこく堂、小学生に人権大切さ強調
http://www.daily.co.jp/gossip/article/2010/08/07/0003285233.shtml

 腹話術師のいっこく堂(47)が6日、東京・目黒区立鷹番小学校で「夏休み人権教室『いっこく堂のじんけん課外授業』」を行い、小学生の子供たちにおなじみの腹話術人形を使い人権の大切さを訴えた。「人はそれぞれ違っていていい。それが個性。人ができることができなくてもいい」とし、自身も小学校2年生の時に足踏みができなかったことを笑われた経験を告白。子供たちにも「思いやりのある世界になってほしいです」と感想を語るなど熱意が伝わったようだった。

「人はそれぞれ違っていていい」

 と

「思いやりのある世界」

って矛盾してるよね。価値観が違うと「思いやり」は不可能になる。

  *        *        *

以前見た学習障害の人のドキュメンタリー番組を思い出す。その人は対人関係がきちんと築けない。何故なら他人の気持ちが理解できないから。

親や教師に「自分にされて嫌だと思うことを他人にしてはいけない」「何かひと(同級生などの知人)にする時は、それを自分がされて嫌な気持ちになるかどうか考えなさい」と教わって、彼なりに実践している。

親しい友人同士が話している所に、自分の用事で割り込む。その事で「じゃますんな」的な感情を抱かれてしまう。そういった場面のあとで「いや、自分は割り込まれても嫌な気分にならない」と本人は言う。

彼は自分にされて嫌ではないと思ったから割り込んだ。割り込まれて嫌ではないというのは個性だろうと思う。しかし、その個性が「他人を思いやる」事を難しくしている。

  *        *        *

学習障害という例を出したけど、宗教や民族や思想が違うのも同じこと。思いやって行った事が逆の意味に取られる事だってある。

個性や価値観が違いすぎると「自分なりに思いやって行ったこと」が他人に通じない。

「人はそれぞれ違っていていい」

だけど、限界がある。限界があることを教えること無く「思いやりのある世界」なんて子供達に説教たれても、どんだけハードルが高い事を要求してんだよって思ってしまう。

  *        *        *

無自覚な理想を求められ正直に実践しようとした子供がいるなら「そんな事は無理だから、適当にしてなさい」と言いたい。何故なら、人権派にありがちなタテマエは美しいけど実践したら不幸になる言葉だから。

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コメント

人間としての基本が大切であることも・・・大事なことですね。
個性などと言うモノも、しっかりした人間の基本から生まれるもの。

投稿: 猪 | 2010年8月10日 (火) 09時17分

互いのためにも、棲み分けることが大切です。 夢想を押し付けないでください。

投稿: ももたろ | 2010年8月10日 (火) 16時34分

結局、いっこく堂てそういう人だったんですね。
だからマスコミからひいきにされていたんですんね。

投稿: もと熊本県人 | 2010年8月10日 (火) 23時03分

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