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2010年9月30日 (木)

ヘタレでは安保は発動しない

ヘタレでは安保は発動しない

毎日新聞:木語:尖閣には米関せず=金子秀敏
http://mainichi.jp/select/opinion/kaneko/news/20100930ddm003070107000c.html

いま、中国の漁業監視船が尖閣沖で日本の巡視船とにらみあっている。中国の公船によって施政権を行使して見せているのである。こんな事態が常態化したら尖閣は安保条約の適用外になる。現に、ロシアや韓国の実効支配する北方四島や竹島に安保条約は適用されていないではないか。

もし日本の巡視船と中国の監視船が武力衝突したら、在日米軍は出動するか。そう簡単ではない。

2005年の日米安全保障協議委員会合意によって「島嶼(とうしょ)部への侵略」は、日本が単独で対処することになった。以前、衛星放送BS11の番組で孫崎享・元外務省国際情報局長が力説していた。

これが日米同盟の現実なのである。米国を過信して単純な強腰外交をやると危うい。落としどころをにらんでの、二枚腰、三枚腰が必要だ。

金子秀敏さんの記事はどこかずれている事が多い。この記事もまるで自衛隊が存在しないかのよう。でも、この記事は反面教師というか、日本国民が忘れてはならないことを書いているという意味で有意義でもある。

  *        *        *

「中国の公船によって施政権を行使して見せているのである。こんな事態が常態化したら尖閣は安保条約の適用外になる」

施政権が行使されていない場所には安保条約は発動しない。だから日本は尖閣諸島で施政権を行使しなければならない。この事を忘れてはならない。

金子さんの間違いは、尖閣諸島に上陸させていないことを無視していることだ。尖閣諸島付近の領海にいくら中国艦船が来たとしても、上陸させなければ、上陸した人間を日本が拘束したり排除したりすれば、尖閣諸島は日本の施政下にあることになる。

日本は上陸させないこと、上陸されたら排除することが絶対に必要であることを忘れてはならない。

領海は領土に付随するものだから。

  *        *        *

「もし日本の巡視船と中国の監視船が武力衝突したら、在日米軍は出動するか。そう簡単ではない」

はい、海上保安庁は海の警察です。警察同士が争っている段階では安保は発動しません。その次の段階として自衛隊が出動します。

ここで初めて安保が発動したりしなかったりと言った問題が起きます。

金子さんは自衛隊の存在を無視しているのですが、何故でしょうか。もしかして、日本政府に自衛隊を出動させる覚悟が無いから、命令が出ない自衛隊なんて無いのと同じだから無視しているのでしょうか。そうなら慧眼かもしれません(実は私も同じ心配をしています)。

日米安保は日本が自力で闘っている時にのみ発動するのです。自衛隊が動かないのに米軍が動く訳はありません。

なんたって、日本を守るのは日本の責任なんですから。

  *        *        *

「『島嶼(とうしょ)部への侵略』は、日本が単独で対処することになった」

逆に言うと、沖縄本島や九州が巻き込まれたら日米安保が発動すると言うことだ。

仮に尖閣諸島を巡って、中国と日本が軍事衝突したら、日本側は沖縄本島や九州を出撃基地とするでしょう。中国側は日本の出撃基地を攻撃すれば米軍の介入を招くことになるので攻撃しないでしょう。日本側の基地は攻撃されることなく機能を十全に発揮できます。

あるいは、攻撃して米軍の介入を招けば、中国海軍なんて瞬殺されるでしょう。

  *        *        *

日本に覚悟があり行動するだけの力があれば、安保は発動します。

金子さんの意見は、我が国政府がヘタレである限りにおいて正しいものです(そして、それが一番の心配です)。

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2010/10/02 06:53 訂正
 訂正前:「『島嶼(とうしょ)部への侵略『』は、日本が単独で対処することになった」
 訂正後:「『島嶼(とうしょ)部への侵略』は、日本が単独で対処することになった」

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綺麗事は不安だ

綺麗事は不安だ

信濃毎日新聞 社説:難民受け入れ 社会の度量が試される
http://www.shinmai.co.jp/news/20100929/KT100928ETI090003000022.htm

母国での戦火や迫害を逃れ、助けを求めてきた人たちに手を差し伸べ、社会の一員として迎え入れる。政府は自らが掲げる「人間の安全保障」の観点に立ち、認定の門戸を広げるときだ。

民主党政権に対する評価は色々あるだろうが~無能とか売国とか~いままでやってきた事での失敗パターンは、カッコいいことをやって壁にぶつかるとヘロヘロになると言うもの。

 *        *        *

世間の求めているカッコいい政策が何かを知る力は、民主党にはある。民主党に無いのは、それを実行したらどうなるかという現実を直視する能力、あるいは将来を見通す力。

八ツ場ダムでは、いきなり止めると発言し、現地の人々の感情を害した。結果、話がややこしくなり止めるのか止めないのか判らなくなった。そして、関係するか方々を苦しめている。

普天間移転の問題でも同じ、最初にカッコいい事を言っては見たけど、現実の壁にぶつかって方向転換した。残ったのは感情的な凝りと外交関係の悪化だけだ。

「政府は自らが掲げる『人間の安全保障』の観点に立ち、認定の門戸を広げるときだ」

カッコいいよね~。

でもね、カッコいい事をしたら誰かがケツを拭かなくちゃならない。

誰が拭くんだろうね。

 *        *        *

難民や移民を受け入れた場合、負担はインテリさんやお金持ちじゃなくて、庶民に行く。隣家の食事の臭いを嗅がされるのは、金持ちじゃなくて庶民。生活習慣の違いに苦しむのは庶民なんだよね。

そして、難民や移民の受け入れで問題なのは、特に民主党政権で問題なのは、マイナスの結果が出るまでに時間がかかること。

八ツ場ダムや普天間では、直ちにリアクションがあった。難民や移民の問題が表面化するまでには10年かかることもある。そして問題になった時には、社会が変質している、難民や移民も人間だから問題解決は困難を極める。

 *        *        *

民主党政権はカッコいい事を約束するだけではなく、その副作用を理解し説明するべきだ。

弱者の痛みに鈍感であってはならない。

政治家は、インテリさんの意見よりも、現実を大切にしなければならない。

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2010年9月29日 (水)

違うだろ

違うだろ

産経新聞:なぜか中国に敬語連発 仙谷長官
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100929/plc1009291808012-n1.htm

29日の記者会見では、この発言について「中国側も理解してくれるだろうと判断していた。『20年前ならいざ知らず』という気分が私にあった」と釈明。その上で「(日中両国で)司法過程についての理解がまったく異なることを、もう少しわれわれが習熟すべきだった」と語った。

別に敬語が問題だとは思いません。罵ればエライ、乱暴な言葉遣いが強いって訳じゃありませんから。丁寧な言葉遣いで、キツイ要求を突きつけて、こちらの要求を通すようなスタイルが私の好みでもありますから。

ただ、認識が違うんじゃないかと思うのは「(日中両国で)司法過程についての理解がまったく異なる」と言って、あたかもそれが原因であるかのように言うのはオカシイと思います。

日中の対立は、領土を争っている、日本の支配下にある領土を、中国が掠め奪ろうとしている事に始まります。中国は、中国の国内法で尖閣諸島は中国の領土だと定義してしまいました。

つまり、司法制度うんぬんの前に、日本の法で手続きが進むと言うこと自体が中国は許せないのです。それを、「司法過程についての理解がまったく異なる」なんて制度の違いだなんて思うのは間違いです。

  *        *        *

「『20年前ならいざ知らず』という気分が私にあった」

日本と中国は聖徳太子の時代から争っています。隣国同士なんてそんなもんです。フランスとドイツなんて、ソ連が出来なきゃいまだに戦争してるでしょうし、イギリスとフランスも同じ。時代と共に争いの方法は変わっても、争うことは変わらない。

聖徳太子の時代から千数百年争っているんだから20年くらいで変わるなんて思わない方が良いです。

日本と中国は争うものです。

でも力関係が大きくかわらなければ、戦争にはなりません。

日本が弱体化しないこと、特に軍事面で。それが平和を保つ要諦であると思います。

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終わったと思わせて譲歩させる作戦?

終わったと思わせて譲歩させる作戦?

毎日新聞:中国漁船・尖閣領海内接触:中国、軟化に含み 「ほぼ終了」と高官
http://mainichi.jp/select/world/news/20100929ddm001040011000c.html

沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)の衝突事件について、中国政府高官は28日、毎日新聞など一部メディアに対して「ほぼ終わった」と述べ、関係修復に向けて日本側から行動するよう求めた。訪日旅行自粛など事実上の対抗措置の解除にも含みを持たせた。中国側の軟化姿勢として注目される。

うーん、終わった・終わると思わせて譲歩させる作戦なんじゃないかと疑うのは、私が、疑り深い性格だからでしょうか。

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中国に言論の自由?

中国に言論の自由?

読売新聞:中国、劉暁波氏のノーベル賞候補に不快感
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100928-OYT1T00955.htm

また、姜氏は「中国の憲法と法律は、法に基づいた言論の自由を保護している。各国で人権について異なる見方があることは正常なことだ」と主張した。

「言論の自由を保護している」

またぁ、ご冗談を~。

  *        *        *

言論の自由がある国といっても、世界中どこを探しても完全無制限な言論や表現の自由を認めている国はありません。どの国にもタブーというものがありますからね。

では、言論の自由があると認められている国とそうでない国は、どこがちがうのでしょうか。

それは、権力者を批判できるか、と言うことです。

日本でも、天皇陛下を中傷したら強い反発があったりします。あるいは被差別の方々を不用意に表現するのも危険です。でも、権力者である首相や内閣や与党をボロボロに書いても、政府は弾圧しません。

アメリカやヨーロッパの民主国家も同様。エッチな画像(特に児童ポルノ)やキリスト様を揶揄するような表現はヤバイかもしれないけど、政権を非難しても大丈夫。

  *        *        *

権力者を批判できるか、これが言論の自由があるかどうかの判断基準です。権力者が自分に対する非難や中傷に耐えられるか、耐えて相手の話を聞くという我慢が出来るか、政敵の発言する権利を守れるか。

中国で中国共産党政権を非難しても大丈夫なら、中国にも言論の自由があると言えます。

違いますよね。

中国には言論の自由はありません。

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2010年9月28日 (火)

戦争の覚悟はあるか

戦争の覚悟はあるか

時事通信:中国船長釈放「あしき前例」=領海侵犯にも抗議−石垣市議会決議
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010092800776

船長釈放に対する決議では、政府の対応について「あしき前例となり、中国の言いなりになるのではないかと地域住民を不安に陥れている」と批判。「日本の法を犯すような領海侵犯や違法行為に対して逮捕、起訴も辞さない強い態度で臨むよう強く抗議する」とした。

勇ましく「強い態度で臨むよう強く抗議する」とか言っても戦争する覚悟はあるのでしょうか。

  *        *        *

中国の真意がどこに有るにせよ、その要求が認められなければ、強硬な態度であり続けるでしょう。誰も戦争を望んでいなくても、政治家が「ここで引いたら自分の政治生命が危ない」と思って強硬な態度をとりつづける。結果、戦争になる。偶発的な紛争の拡大を止められないと言うことは有り得ることです。

第一次世界大戦の初期段階では、どの国も戦争が長引くとか世界大戦と呼ばれるほど大きな戦争になるとは思っていませんでした。何故なら、どの国も戦争を望んでいなかったから(少なくとも口先では)。

中国の外交部や首脳が平和を望んでいても(戦争をしたくなくても)、強硬な態度を変えられない可能性を考慮すべきです。

空気や同調圧力に負けるのは日本人だけではありません。

  *        *        *

私は現時点では自衛隊(と米軍)の能力は中国海軍よりも勝っている思っています。戦闘になっても勝てると思っています。ですから、尖閣諸島を護る事ができる、護るべきであると思っています。

しかし、戦う覚悟、戦傷者・戦死者を出す覚悟があるのか。誰かを殺す覚悟があるのか。

日本に覚悟はあるのか。

疑問です。

力があっても、使う覚悟が無ければ無いのと同じです。

  *        *        *

最悪なのは戦争に負けること。

その次に悪いのは強気で出て、相手が強気になったら、ヘタれること。

各地で、石垣市と同じような決議があります。28日現在で、秋田県や横浜市でありました。今後も続くでしょう。

良いことです。

しかし、戦争の覚悟・殺す覚悟・殺される覚悟の無い決議は危険です。

覚悟を持ちましょう。

日本は国民主権の国です。国民に主権があります。権利があると言うことは、責任があると言うことなのですから。

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偶発的衝突

偶発的衝突

今年の4月28日に自分が書いた記事から読売新聞の記事を孫引きします。

読売新聞:ヘリ異常接近は独断?…中国艦命令を無視
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100425-OYT1T00860.htm(元記事は既に存在しません)

最初に中国海軍の艦載ヘリが異常接近したのは8日午前。当時、中国艦隊は東シナ海中部海域でヘリの発着艦訓練を行っていた。すずなみとの距離は4000メートルほど離れていたが、次第にミサイル駆逐艦を発艦したヘリが近づいてきたという。駆逐艦の司令部からヘリに対し、「それ以上、日本の軍艦に近づくな」と、何度も無線で指示が発せられていたが、ヘリは命令を無視し、すずなみのマストより低い高度約30メートル、距離約90メートルまで急接近した。

この記事を書いたときに、命令に従わない軍隊は危険であるという意味のことを書きました。

さて、以下に引用するように尖閣諸島付近に中国艦船が増えています。

読売新聞:尖閣沖で中国監視船2隻が活動、政府は中止要請
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100927-OYT1T01088.htm

仙谷官房長官は27日午後の記者会見で、尖閣諸島沖の日本領海周辺で中国の漁業監視船2隻が24日夕から活動していることを明らかにした。

自国漁船の警護などが目的と見られる。同海域での侵犯行為の既成事実化を図り、日本を揺さぶる狙いがあるとみられ、政府は警戒を強めている。

現場の人間の士気が高いのは良いことですが、指示に従わず、危険行為をするのは困ります。手柄を狙って暴発したり事故ったりしますから。

数が増えれば、跳ねっ返りの数も増えます。中国上層部の望まない紛争や戦闘行為が起きる可能性は否定できません。

さらにマズイのは、中国上層部が現場の暴走に引っ張られる可能性があること(現場が自分の指示に従わなかった≒現場を従わせる能力がないと思われかねない)です。

  *        *        *

偶発的に衝突・戦争してしまう可能性を無視出来無いと思います。しかも、一方は強硬姿勢を変えることが出来ないかもしれない。

戦争しないとならないような気がしてなりません。


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2010年9月27日 (月)

妄想と小芝居

妄想と小芝居

朝日新聞:中国側、異例の会談拒絶 4邦人拘束巡り丹羽大使要請
http://www.asahi.com/international/update/0927/TKY201009270156.html

しかし、中国側は明確な理由を示さないまま、この要請を拒絶した。結局、申し入れは同日夜、日本大使館では大使、次席公使に次ぐ堀之内秀久公使が、中国外務省の邱学軍領事局副局長に電話で行った。日本大使が会談を要請した場合、中国外務省に数人いる次官の1人が対応するのがこれまでは一般的だった。

この記事を読んで妄想した小芝居。

C社受付:「N社さんからクレームの電話です。次長級のどなたかとお話ししたいそうです」

C社次長1の心の声:やっべー、どうしよ。「答えられません」とか「上司に伝えます」って言ったら面子つぶれるよ。でも、何と言ったら部長の怒りを買わずに済むのか判らんよ。

C社次長1:「次長2、おまえ受けろよ」

C社次長2:「俺、いま忙しい」

C社次長3:「俺、別件で呼ばれているから」

C社受付:「すみません、どなたか電話に出てくださぁ~い」

C社次長1:「係長、お前、出ろ。お前なら、『答えられません』と言っても恥じゃないだろ」

C社係長の心の声:え~、やな仕事押し付けられちゃったよ~。

C社係長:「もしもしN社さん、お話だけ伺います」

  *        *        *

中国の強硬姿勢が目立っていますが、これを中国が深遠な戦略に基づいていると思うと見誤るかもしれません。

中国の官僚や政治家は硬直した方針を変えられず、責任を押し付けあっているのかも。

  *        *        *

中国に戦略が有るのか無いのか、私のような庶民には知りようがありませんが、仮に、戦略が無いとしても、安心できるとか日本が楽になるとは思いません。

何故なら「(各個人が責任回避するが故に)中国は妥協できない。戦争になって国家が滅ぼうとも」と言うことだからです。戦中の日本の指導者達に対する批判として、敗戦を受け入れるのに時間がかかりすぎたと言うものがあります。軍部や政治家が責任を回避して言い出せない。その結果、ズルズルと戦争を長引かせてしまった。

経営者や指導者がリスクを回避して(責任を取らされるのを嫌がって)組織全体を危険に晒すことは、日本に限りません。洋の東西を問わずあることです。中国で起きたとしても、起きていたとしても不思議ではありません。

日本は中国が妥協出来ない可能性を、つまりは無理を承知で強硬姿勢を変えず、また、実力行使をしてくる可能性を考慮しておくべきです。

  *        *        *

決断が出来ない組織に対しては「脅し」しかありません。いま決断しないと(あんたの立場が)もっと酷いことになるよ、という脅ししかありません。

日本は胡錦濤国家主席を脅す方法を考えねばなりません。例えば「貴方の治世において、尖閣諸島に自衛隊が常駐するようになったと歴史に書かれるかも知れませんよ」「いま引いて頂ければ、そんな事はしませんが」「手始めに、尖閣諸島で演習でもしてみましょうか」とか。

以上、妄想と小芝居でした。

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目先しか見ないと無職やワーキングプアになるよ

目先しか見ないと無職やワーキングプアになるよ

琉球新報:抗議に反応なく 米兵、浜清掃や観月会 平良港寄港
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-167915-storytopic-1.html

「下地島空港の軍事利用に反対する宮古郡民の会」など複数の市民団体は23日、宮古島市の繁華街で買い物客らに抗議集会への参加を呼び掛けるチラシを配り、平良港第1埠頭ゲート前で抗議集会を開いた。24日の出港時も抗議行動をする。寄港を伝える新聞を見て初めて集会に参加した○○○○さん(16)=宮古高1年=は「軍艦を生で見ると怖い。宮古に米軍が来たら、事件・事故が起こると思う。来ないでほしい」と話した。

(*) 伏せ字にした部分は、個人の氏名です。引用元の記事には個人の氏名がありましたが、個人名をあげる必要が無いこととBLOGの記事は引用元の記事と違って長期間に渡って掲載される事から、氏名は伏せ字としました。

「軍艦を生で見ると怖い」

うん、事実だと思うよ。軍隊というものは暴力装置で、命令があれば人の命を奪うような行為もする。また、抑止力というものは「恐怖」に依っている。ようするに「怖そうに見えない軍隊」には抑止力がない。だから、この高校生が軍艦を見て、「生で見ると怖い」と思ったというのことは何の不思議もない。

  *        *        *

心配なのはこの高校生の将来だ。「寄港を伝える新聞を見て」参加したそうだから、新聞を読む・社会に興味を持つという点では評価できる。ただ、「軍艦を生で見ると怖い」という目先の話や感覚的な印象や目先の連想だけで判断していると将来が心配だ。

生の皮膚感覚や実際に目でみた時の印象、こういったものは大切にしなくちゃならない。できる職人や技術者には、理屈を考える前の「直感」がある。まず直感、そして、その直感が正しいか(見落としや見誤り)が無いか考える。その直感が意味するものを考える。最初の直感が狂っていると優秀な職人や技術者にはなれない。

人間関係だって生の感覚は大事だ。

だけど、「印象」に留まっているなら、将来を見通す事は出来ない。

人生、嫌なもの怖いものに出会う事はある。その時に「嫌」とか「怖い」で終わってしまっていたら、そんな人は、どんな人生を送るだろうか。

  *        *        *

「軍艦を生で見ると怖い。宮古に米軍が来たら、事件・事故が起こると思う。来ないでほしい」

軍艦→怖い→事件事故→来るな。

うーん単純すぎ。

もう少し考えて見ようよ。

目先の感覚や出来事に振り回されて(≒マスコミに振り回されて)、長期的な計画なしに人生を送るとプー太郎になっちゃうよ。

もっとも記事にされなかっただけで、この後に色々考えていると思うけど。

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2010年9月26日 (日)

尖閣諸島での演習というカード

尖閣諸島での演習というカード

読売新聞:釈放─収拾のはずが…交渉カード失い目算狂う
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100926-OYT1T00032.htm

沖縄・尖閣諸島沖の日本領海内で起きた中国漁船衝突事件で、中国は「謝罪と賠償」を要求し、船長の釈放により、日中関係悪化が収拾に向かうと期待した菅政権は目算が狂った格好だ。

中国の強硬姿勢はやむ気配がなく、日中対立は長引く恐れが出ている。

中国は領土を要求しています。その実質的な所での日本の譲歩は大きくありません。外交面に配慮なんて言っても、尖閣諸島は日本の領土であるという主張は変えてないのですから。

それに、交渉事ですから、相手が弱腰なら「得られる譲歩は全部獲得しよう」と行動するのも不思議ではありません。

中国にとって意味ある譲歩は「尖閣諸島の領有権放棄」です。日本政府は譲歩で決着を付けるなら、そこまで譲歩しなければなりません。

  *        *        *

譲歩ではなく決着を付けるなら、戦争を覚悟することです。中国に対して「これ以上するなら、日本は尖閣諸島で軍事演習しちゃうぞ(米軍と)」というのが日本に残ったカードです。

もちろん事態をエスカレートさせる訳ですから、リスクもありますし、アメリカの協力も必要です。

  *        *        *

中国と決定的に対立しても領土を護るか。対立せずに欲しい領土はくれてやるのか。

尖閣諸島を放棄するなら、次は沖縄であることも忘れてはなりません。そして、沖縄を手に入れたら、中国は九州が中国の領土である理由を思いつくでしょう。

いま、日本は岐路に立たされています。

中国共産党政権が続くなら、いつかは中国と闘わねばなりません。それは確実です。

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2010年9月25日 (土)

阿Q正伝・精神的勝利法

阿Q正伝・精神的勝利法

時事通信:首相会見要旨
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010092500097

−尖閣諸島沖の漁船衝突事件で、中国人船長が釈放されたが。

検察当局が事件の性質を総合的に考慮し、国内法に基づいて粛々と判断した結果だ。日本と中国は国際社会に責任を持つ重要な隣国であり、戦略的互恵関係を深めるため、冷静に双方が努力をしていくことが必要だと考えている。

菅首相の「国内法に基づいて粛々と判断した結果だ」という言葉を聞いたときに、阿Q正伝の精神的勝利法を連想しました。

  *        *        *

まず、日本は尖閣諸島や沖縄をどうしたいのか決断する必要があります。闘って守るのか、それとも放棄するのか(沖縄県民には本土に疎開していただくのか)。

その決断を持って、捨てるなら捨てる、護なら護るだけのコストを払う覚悟を決める必要があります。

中国が一時的に態度を軟化させることはあるかも知れませんが、基本的な方針を変えることはないでしょう。いつか中国は実力行使してくるでしょう。その日を日本はどのように向かえるのでしょうか。

精神的勝利法はいつかは破綻します。いつまでもゴマカシを続けてはいけません。

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菅政権の支持率低下を望む

菅政権の支持率低下を望む

産経新聞:【中国人船長釈放】菅政権に激震、小沢復活を後押し?
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100925/stt1009250026000-n1.htm

内閣支持率はがた落ちでしょ。10ポイントは落ちるんじゃないか。いや、60%から40%に20ポイント落ちるかも。首相も仙谷由人官房長官も謙虚さが足りない」

民主党中堅幹部は釈放決定のニュースを聞いて、天を仰いだ。

仙谷氏らは検察当局の判断だと強調するが、世論の不満や野党などの批判は「政治主導」を掲げる首相らに向かうのは必至だ。

今回の事件は日本側の敗北に終わりました。こんなタイミングで釈放するなら、逮捕せずに追い払うに留めるという判断もありえたのではないでしょうか。しかも、中央の政治家は責任を取ろうとせず、地方の官僚に責任を被せてしまいました。

政治は結果責任です。失敗した政治家は意図がどうあれ責任を取らねばなりません、取らせねばなりません。

菅政権への支持率の低下を望みます。中国に負けた政治家は失脚するべきです。中国に対する日本国民の厳しい態度が中国の日本への無法な要求への抑止力となるのですから。

  *        *        *

今週末の支持率調査はもう終わっているでしょうから、来週の支持率調査に期待しています、思いっきり下がることを(あ、でも小沢さんの復権は望んでいません)。

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2010年9月24日 (金)

敗戦

敗戦

時事通信: 最高検幹部「邦人拘束前に決定」=「現場が危険に」海保反発
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2010092400950

一方、海上保安庁の中堅幹部は「法と証拠で判断すべき検察が『日中関係を考慮』と言っていいのか」と批判。「騒げば日本では起訴されないのかと思われる。外国漁船の取り締まりをしている現場の保安官を危険にさらす」と憤った。

これは敗戦と言わざるを得ないでしょう。

初犯ですし、公務執行妨害で逮捕されたら全員が起訴される訳でもないですし、最悪、釈放は我慢するとしても(私は、裁判を行うべきだと思っています)、「日中関係を考慮」なんて言うべきではありません。

日本で中国人が犯罪を行ったとき「日中関係を考慮」して容赦するんですかって事になってしまいます。

それで良いんですか?

中国人は日本で犯罪し放題になってしまいませんか。

  *       *        *

次に中国は尖閣諸島に上陸してくるでしょう。例え捕まっても「日中関係を考慮」して釈放されるんですから。

日本政府は尖閣諸島を放棄するつもりなのでしょうか。現時点では、日本には尖閣諸島を護る力があります。それなのに尖閣諸島を放棄するなら、何故、放棄するの政府は国民に説明しなければなりません。

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待ってれば開放されますが

待ってれば開放されますが

中国新聞:対抗措置の次元引き上げ 中国、痛手覚悟で兵糧攻め
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201009240111.html

以前から中国は、戦略物資と位置付けるレアアースの輸出制限を実施、日本側が規制見直しを求めてきた経緯があり、中国政府高官は「輸出制限は日本企業のみならず、中国にも大きな影響がある」と指摘したことがある。発言の背景には、日本と中国の製造業は一体化が進んでおり、日本の製造業が変調を来せば、中国にも飛び火するとの認識がある。

そうした意味で今回の中国の対応は、自らにも悪影響が及ぶことを覚悟の上で、船長の釈放実現を目指す執念を浮き彫りにしたといえそうだ。

中国は色々と対日圧力をかけています。その矢面に立たされる事になってしまった方々にはご同情申し上げます。昨日まで平気だった事が突然NGになって逮捕なんてされたら堪らないですよね。

でも、それが中国ですから。

中国は対日圧力をかけていますが、早期釈放に向けての効果は上げていないように見えます。政府や親中派の方々の心の内は判りませんが、マスコミの論調にも日本の法を曲げよというものは出ていませんし。

  *        *        *

「自らにも悪影響が及ぶことを覚悟の上で、船長の釈放実現を目指す執念」

待ってれば、そのうち裁判が行われて、執行猶予付きの有罪判決が出て、国外追放つまり開放されますよ、中国さん。

でも、それを「圧力をかけたから」と勘違いしそうなところが心配です。中国国内向けにどんな宣伝をしても日本には関係ないんですが、圧力をかけた結果、判決が中国側に有利になったなんて誤解されると、今後もなんかある度に、中国が中国国内の法の解釈を変えたりして、関係者のみなさんが右往左往することになってしまいますから。

  *        *        *

中国さん、待ってれば釈放されますから、気長に待ってくださいな。

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心配なのは日本政府が決断できるかどうか

心配なのは日本政府が決断できるかどうか

時事通信:米長官「尖閣は安保条約の対象」=日中対話に期待−日米外相会談
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&rel=j7&k=2010092300203

前原誠司外相は23日午前(日本時間同日夜)、ニューヨーク市内でクリントン米国務長官と約50分間会談した。前原外相は尖閣諸島(中国名・釣魚島)沖の海上保安庁巡視船と中国漁船の衝突事件について、国内法に基づき刑事手続きを進める方針を説明。これに対し、クリントン長官は尖閣諸島について「日米安全保障条約は明らかに適用される」と述べ、米国の対日防衛義務を定めた同条約第5条の適用対象になるとの見解を表明した。

アメリカが防衛義務を果たすであろう事については、心配していません。問題は日本政府に覚悟があるかどうかです。

尖閣諸島に中国軍が侵攻した場合、日本がそれを認めてしまえば、日米安全保障条約の第5条の条件「日本国の施政の下にある領域」から外れてしまいます。竹島は日本の領土ではあるけれども、日本政府の施政下にはありません。

侵攻されて自衛隊が対応(戦闘)している状況であれば、米軍は動きます。しかし、侵攻されても自衛隊が動かなければ、その地域を日本政府は放棄した事になってしまい、米軍は動きません。

尖閣諸島が侵攻された時に、日本国の首相が覚悟を決めて、自衛隊に命令を下せるか否かの方が、アメリカが日米安全保障条約を守るかどうかよりも心配です。

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2010年9月23日 (木)

事態の拡大に備えよ

事態の拡大に備えよ

毎日新聞:クローズアップ2010:尖閣・漁船衝突 米にらみ中国強硬
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100923ddm003040146000c.html

日中関係に携わってきた外務省OBは「中国は尖閣を自国領土とするよう国内法を整備したので、日本が国内法と主張すれば、正面対決は避けられない。法律論を超えて、政治論や外交論に基づく『大人の対応』が必要だ」と指摘する。政府内では、引き続き、首脳会談などハイレベルの接触を模索し、早期解決を目指すべきだとの意見が上がっている。

尖閣諸島の問題は、靖国問題と違い実利の問題であって、日本も中国も引くことは出来ない。

あり得るとしたら、日本で裁判が行われ(初犯ということで)執行猶予付きの有罪となり、執行猶予が付いたので、直ちに国外追放する。中国は国外追放を開放と解釈する。そのあと暫く冷却期間をおいて交流再会。

で、事件の前の状況に戻る、と私は希望を込めて予想する。

  *        *        *

中国政府は事件の拡大を望んでいないと、私は思っている。何故なら、中国政府は反日デモを押さえて込んでいるから。もし、経済制裁→戦争までも含んだ計画があるなら、日本に圧力をかけるためにも反日デモがもう少しあっても良い。

それに、現時点では中国軍に尖閣諸島を占領する能力は無い(奇襲し、一時的に占領することは出来ても、自衛隊と米軍に奪い返されるだろう)のだから。

成算が無い以上、中国側からの実力行使の可能性は低い。

  *        *        *

しかし、中国政府も日本政府も事態の拡大を望んでいないとしても、事態が収束するとは限らない。中国の政治家も日本の政治家も、下手な妥協は出来無い。特に中国の政治家は日本に負けたとなると政治生命にかかわる。失脚すると旧悪を暴かれて、冗談抜きで命に関わったりする。

つまり、中国は日本に妥協せず、強気で押してくる。例え、その結果、中国側の損害が(日本側よりも)大きなものだとしても。

日本での裁判が長引けば、中国側が勝手にエスカレートして引くに引けない所まで登ってしまうのではないか。

裁判は長引く場合もある、日本は、事態の拡大に備えておく必要がある。

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2010年9月22日 (水)

那覇市は外国人参政権をどう思うのだろうか

那覇市は外国人参政権をどう思うのだろうか

NHK:漁船衝突 那覇市議会が意見書
http://www.nhk.or.jp/news/html/20100921/t10014105441000.html

可決された意見書は「歴史的にも国際法上も尖閣諸島がわが国固有の領土であることは明白だ。

昨日、那覇市議会の意見書について記事を書きました。今朝、読み返して、ふと「那覇市が外国人参政権を認めていたら、この意見書はどうなっただろうか」と思いました。

那覇市に何人の中国人が住んでいるか知りませんし、現在は通常の常態ではありません。しかし、こんな事態になっている時に「もし、外国人参政権を認めていたら」と思考実験するのも必要な事ではないでしょうか。

非常事態に破綻する政治では、人々の命を守れませんから。

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パンツは脱ぎませんでした

パンツは脱ぎませんでした

毎日新聞 社説:改ざん検事逮捕 司法の根幹が揺らいだ
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20100922k0000m070137000c.html

法廷にはこのFDは証拠提出されなかった。だが、改ざん前のFDデータが印刷された捜査報告書が証拠採用された。結果的にそれが捜査の矛盾を示す格好になり、村木元局長の無罪判決の一因にもなった

では、改ざんまでしながら、なぜFDを有罪立証に利用しなかったのか。一検事の暴走とは理解しにくい面もある。上司の指示はなかったのか。特捜部内で他に知っていた者はいないのか。最高検は、徹底的に捜査を尽くすべきである。

「改ざんまでしながら、なぜFDを有罪立証に利用しなかったのか」

検察に良識はあったと言う事でしょう、あるいは改竄自体が偶発的で意図的ではなかったと言うことでしょう。

マスコミ的には、さらに裏のお話が欲しいでしょうが、単純に見ると、証拠を弄りながら色々考えている内に変えちゃった、とか、誘惑に駆られただけ、とかに見えます。ヘタに深読みすると、それこそ、自分の立てたストーリーに従って証拠(事実)を解釈してしまいますから、注意が必要です。

  *        *        *

さて、このニュースには「裁判に嘘の証拠を出した」ようなイメージがありますが、FDは証拠提出されませんでした。嘘の証拠を提出して有罪にしようとはしなかったのです。

その意味では「パンツは脱がなかった」と言えるでしょう。

もっとも、証拠保全の意味から許される事ではありませんし、捜査全体が杜撰であったのも許される事ではありませんが。

  *        *        *

この事件で検察への信頼は大きく傷つきました。しかし、裁判で嘘の証拠を出した訳ではない事にも留意して騒ぎすぎないようにしなければなりません。

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2010年9月21日 (火)

沖縄を護るという意志を示せ

沖縄を護るという意志を示せ

NHK:漁船衝突 那覇市議会が意見書
http://www.nhk.or.jp/news/html/20100921/t10014105441000.html

可決された意見書は「歴史的にも国際法上も尖閣諸島がわが国固有の領土であることは明白だ。しかし、周辺海域では、ことし8月中旬に1日で最大270隻の中国漁船が確認され、わが国の漁業者が安心して操業できないきわめて憂慮すべき看過できない事態だ」としています。そのうえで、政府に対し、きぜんとした態度を中国政府をはじめ諸外国に示すことや、警備体制の強化を求めています。また、抗議決議は、中国政府に対し、同じような事件が起きないよう要請するとしています。

「わが国の漁業者が安心して操業できないきわめて憂慮すべき看過できない事態だ」

沖縄の人々にしてみたら、基地負担してるのに外国の横暴を止められないなんて役立たずじゃん、と言う思いがあるのかも知れない。

実際、沖縄ほど基地負担している地域も無い訳で、しかも、沖縄ほど外国の横暴にさらされている地域も無い訳で。

  *        *        *

日本政府とアメリカ政府は、沖縄に基地負担してもらっている以上、沖縄の漁師さんたちが安心して漁ができるようにしなければならない。そして、その事を沖縄の人達に実感してもらえるようにしなければならない。

でなければ、沖縄に負担させながら沖縄を護らないという事になってしまう。

  *        *        *

いままでも、これからも中長期に渡って日本と中国は権益を争う事になるだろう。なんせ聖徳太子の親書以来、日本の国是は中国の影響力排除であり、中国は力があれば膨張した国だ。

中国がどこまで膨張するか、あるいは崩壊するか。日本が国力をどこまで維持発展できるか。それは判らないが、日本国民の総意でもって沖縄を護るという意志を示さねばならない(現在の所、中国に譲るべきという論調がマスコミや政治家に無いのは良いことです)。

  *        *        *

正直に言って沖縄の人々の基地嫌いは度を過ぎていると思うときもある。しかし、こんな時に「ざまーみろ」的な反応をすべきではない。日本国全体が一致して沖縄を尖閣諸島を護るという意志表示をしなければならない。

でなければ、分断されて、結果、相手の思う壺になってしまうだろう。

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でも、それで民主党は政権を奪取しました

でも、それで民主党は政権を奪取しました

西日本新聞 社説:どうする自民党 解散戦略より政策勝負を
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/198625

しかし、衆参両院で多数派が異なる「ねじれ国会」である。法案を人質に政権を行き詰まらせれば、衆院解散に追い込むことは可能かもしれない。

そんな国会戦術を主張する声も自民党内にある。が、それでは自分たちがかつて非難してきた野党時代の民主党と同じではないか。国民の信頼は得られず、支持率の回復は望めまい。

私も政策論議を行うべきだと思う。しかし、非現実的な(継続不能な)バラマキと政権イジメの国会戦術で民主党は政権を奪取しました。

自民党がその誘惑にかられても不思議でも何でもないと思います。

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2010年9月20日 (月)

うらやましい?うらやましくない?

うらやましい?うらやましくない?

朝日新聞:スウェーデン総選挙、中道右派が勝利 右翼政党は20議
http://www.asahi.com/international/update/0920/TKY201009200004.html

スウェーデン総選挙(比例代表制、定数349)は19日投開票され、国営放送によると、ラインフェルト首相が率いる中道右派の4党連合が172議席を占めて、勝利した。「反移民」をかかげて台風の目になった右翼政党は20議席をとり、初の国政進出をはたした。

この右翼政党はスウェーデン民主党。イスラムへの反感を隠さない。欧州で広がる「不寛容」が、人権を大切にする北欧にまで及んでいることを際立たせた。



スウェーデンは人道主義や労働力確保のため、移民や難民に門戸を広く開いている。だが近年、治安悪化や移民への福祉コストを疑問視する空気が強まっていた。そうした不満の受け皿に右翼政党がなったとみられる。

右翼政党が国会に議席を持っていることは、うらやましい。だけど、寛容や人権は、タテマエとしては正しいし人気もある(現実にぶつからなければ、夢想の世界でなら私も支持するし)。その寛容や人権の側から批判されかねない政党が支持を集めるようになった原因(おそらく、一般庶民の痛み)は、うらやましくない。

   *        *        *

うーん、このスウェーデンの選挙結果、うらやましいのか、うらやましくないのか、自分でも良く判らない。

でも、「人権」と「寛容」が行き詰まりつつあることの証拠の一つとして、歓迎すべきではあるんだろうな。

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北朝鮮を援助するなら、代金先払いで

北朝鮮を援助するなら、代金先払いで

47NEWS:猪木氏「大洪水の復旧支援必要」 北朝鮮から帰国し記者会見
http://www.47news.jp/news/2010/09/post_20100919212503.html

映画祭出席のため北朝鮮の平壌を訪れていたアントニオ猪木元参院議員が19日、帰国した成田空港で記者会見し「8月に穀倉地帯が大洪水に襲われ、被害はかなり深刻。制裁は別にして、日本からも何らかの形で復旧を支援し、開かない扉を開けるきっかけになればと思う」と話した。

いままで何度援助しても、譲歩しても、結局、一時的なも効果しかないし、援助を渡したとたんに態度が変わったりとといったイメージが出来上がってしまっている。

  *        *        *

彼等は日本とは価値観の違う国と民族なんだろう。彼等が彼等の内輪でどんな価値観で生活していても彼等の権利だから日本がとやかく言うべきではない。

  *        *        *

初めて騙されたのなら相手が悪いと言い訳も出来る、しかし、何度も騙されたら「自分の頭が悪かった」と反省しなくちゃならない。日本は何度援助したか、何度裏切られたか。

  *        *        *

北朝鮮に援助はしたくない、だけど、あえて反対はしない。だけど、援助するなら「代金先払いで」つまり、北朝鮮から拉致事件解決に向けての何かを(言葉以外のなにかを、拉致被害者の帰国を)獲得した後に渡すようにしなくちゃダメだ。

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2010年9月19日 (日)

「人権宣言」という実験

「人権宣言」という実験

沖縄タイムス 社説:[仏ブルカ禁止法]排外主義の助長を危惧
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-09-19_10359/

多様性を認めず、少数者に対する寛容さを失った社会は息苦しい。宗教や民族問題がからめば、深刻な対立を招きかねない。

フランス上院はイスラム教徒の女性が顔や全身を黒の衣で覆う「ブルカ」や「ニカブ」を公共の場所で着用することを禁じる法案を賛成多数で可決した。国民議会(下院)を通過しており、法案は成立した。欧州で国家レベルでの法制化は初めてという。

「多様性を認めず、少数者に対する寛容さを失った社会は息苦しい」

歴史的に見て今日ほど多様性が認められ少数者に寛容な時代はありません。つまり、私には、現在の社会の状況が異常であって、「少数者に対する寛容さを失った社会」の方が人間社会としては常態なんじゃないかと思えるのです。

保守系紙の世論調査では約8割がサルコジ氏の姿勢を支持し、同氏はそれに乗って次期大統領選を有利に進めたい思惑があるようだ。

人権宣言をした国で、それに逆行する動きが顕著なのは皮肉である。「ブルカ禁止法」に関する世論調査でも回答者の64%が法律に賛成し、イスラム教徒に絞った調査では86%が法制化に反対している。同法が宗教間の対立を増幅させることを懸念する。

「保守系紙の世論調査では約8割がサルコジ氏の姿勢を支持」

「『ブルカ禁止法』に関する世論調査でも回答者の64%が法律に賛成」

フランス国民はブルカ禁止法とそれに象徴される考え方に賛成しているようです。

「人権宣言をした国で、それに逆行する動きが顕著」

私には、人権宣言なんてしてみて、多様性を認めてみたけど、住み心地の悪い社会になっちゃった、ように見えるのです。それが国民の多くが賛成するという結果の原因になっているのだと思えるのです。

同じ移民の国、米国でも、根っこが同じではないかとみられる問題があった。牧師がイスラム教の聖典コーランを燃やそうと計画していたのは記憶に新しい。

アメリカは自由の国で、宗教的にも自由な国ですが、民衆レベルでは「キリスト教の範囲において自由」であるに過ぎません。カトリックでもプロテスタントでも構わないし、なんとか派でもかまいませんが、キリスト教と呼べるものである必要があります。最低限、キリスト教的価値観と対立しないもの。

タテマエとしての自由(インテリさん達の自由)と一般庶民が許容できる自由は違うんです。

庶民はほんとに肩触れ合って暮らしていますからね。隣人からの影響を強く受けるんです。

「自由、平等、博愛」のフランスは排外主義が醸成されるのを軌道修正してほしい。米国は多様な人種の強みを取り込んできた。宗教や民族問題で社会に亀裂が生じ寛容さがなくなることを危惧(きぐ)する。

どんな社会にも「譲れない価値観・宗教・習慣」があるんです。その価値観以外の部分で寛容になりましょう、ってのは可能だしやるべきなんですけど。野放図に寛容だの自由だのを認めてしまうと、社会が壊れるか、反動があるかするんです。

人権宣言の国での非寛容的な態度は、寛容にも限界があることを示している、そして限界を越えたときに何が起きるかを示しているのでしょう。

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便宜供与すべきです

便宜供与すべきです

琉球新報 社説:米掃海艦寄港 米軍の民港自由使用は問題
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-167756-storytopic-11.html
米掃海艦寄港 米軍の民港自由使用は問題

米海軍の掃海艦が平良港への寄港を計画している。同港への米軍艦船寄港は施政権返還後初めてだ。

人命や航海に支障を来すような緊急事態が発生したからではない。友好・親善のためだという。

しかし、県や地元は寄港の自粛を求めている。奇妙な話だ。招かれてもいないのに、やって来る。
民間港への米軍艦船の寄港は、施政権返還後、与那国島、石垣島に次いで3度目。2007年以降の3年間に集中している。民間港湾を自由使用したいという意図が見え隠れする。

米軍も伊達や酔狂で日本防衛に協力するわけじゃない。日本の防衛に協力することによって利益があるから、協力するんだ。

そして一朝事ある時は、平良港を始めとして沖縄の港を使用する事になるだろう。

国内に他国の軍隊が常駐するのは、よろしくないし、自分も米軍に頼ることなく万全な防衛が可能ならその方が良いと思う。しかし、現実はそうじゃない。

中国の海軍力増強に伴って、米軍は宮古、八重山地域での監視活動を強化するとみられている。民間港への寄港はその一環とみられ、今後もこうした寄港の通告が続く可能性がある。

中国の海軍力増強を認識しているなら、そして、中国が尖閣諸島に対してどんな態度なのか知っているなら、米海軍が沖縄近辺にあることには利点があることも理解できるだろう?

多少の便宜供与は行うべきだ。

一朝事ある時には米軍は沖縄の民間港を使用するだろう、それに備えて受け入れ側も、米軍と交流しておくべきだ。

  *        *        *

沖縄新報は米軍に対して文句を言う前に、中国に対して文句を言うべきだ。

あなたの軍拡が米軍駐留の言い訳にされてしまっているんです、と。

それとも中国軍の方が米軍よりもお行儀が良いとでも思っているんでしょうか?

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江戸封建制の世ながら?

江戸封建制の世ながら?

中日新聞 社説:国のかたちという難問 週のはじめに考える
http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2010091902000021.html

九州在住の在野の思想史家渡辺京二氏の「逝きし世の面影」(平凡社ライブラリー)は、幕末から明治にかけて来日した西洋人たちの記録を精査して、滅びた日本の文明をよみがえらせた労作です。「十八世紀初頭から十九世紀にかけて存続したわれわれの祖先の生活はたしかに文明の名に値した」とも書いています。

日本の自然の美しさは異邦人を感嘆させたようですが、印象的なのは「貧乏人は存在するが、貧困なるものは存在しない」の評価です。金持ちが高ぶらず、貧乏が卑下しない。江戸封建制の世ながら意外なことに人間の尊厳が守られていたようなのです。 

封建制度への偏見なのでしょうか。

封建制度は悪いもの、人権を抑圧するもの、と考えれば「江戸封建制の世ながら意外なことに人間の尊厳が守られていたようなのです」というのは自然な感想なのでしょう。

しかし、頭の中の理屈よりも現実を重視するべきではないでしょうか。江戸時代の日本の庶民は幸せだった。当時の世界各国の庶民と比べてトップレベルの幸せな庶民だったと思います。

封建制度や身分制度、効率的ではないとは思います。しかし、人権や自由が庶民を幸せにしたのか?という疑問も大事なことではないでしょうか。

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2010年9月18日 (土)

人権意識の高まりが軋轢を高める

人権意識の高まりが軋轢を高める

読売新聞 社説:排外主義の台頭 異文化とどう共生していくか
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20100916-OYT1T01108.htm?from=y10

グローバル化が進む今、信仰や習俗の異なる人々との共生は避けて通れない。それは、日本も例外ではない。

異文化との共生には、移民など少数派が既存社会に溶け込む努力も欠かせない。受け入れる側には文化摩擦の中で起きる排外主義と闘う責任があろう。

分離主義者じゃないけれど、移民の側に「同化したい」と望んでいないかぎり、移民と受け入れ側の庶民との間に軋轢は避けられない。

そして、人権意識の高まりが移民の側に「自分達の生活習慣を変えなくてよい(同化しないで良い、周囲が自分達を受け入れるべきだ)」と思わせてしまう。人権意識の高いであろうヨーロッパで、民族間の軋轢が高まるという結果になっている事は偶然ではない。

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2010年9月17日 (金)

極左政権、民主党右派は何をしている

極左政権、民主党右派は何をしている

47NEWS:菅改造内閣が今夕発足 前原外相、片山総務相
http://www.47news.jp/CN/201009/CN2010091701000045.html

国土交通相には馬淵澄夫国交副大臣(50)を昇格させ、沖縄北方担当相を兼務。新任閣僚はこのほか、厚生労働相に細川律夫(67)、農相に鹿野道彦(68)、環境相に松本龍(59)の各衆院議員、法相に柳田稔(55)、国家公安委員長・消費者行政・少子化対策担当相に岡崎トミ子(66)の両参院議員をそれぞれ充てた。

北朝鮮に籠絡されていた(されている?)岡崎トミ子参院議員が国家公安委員長?

国家公安委員会は警察関係のトップです。そのトップに北朝鮮シンパが就任ですか。気持ちが暗くなります。

  *        *        *

民主党の左翼は信念をもってサヨクなのかもしれません。中国や北朝鮮の属国になる、中国人民や北朝鮮人民のような生活を日本国民にさせることが国民の幸福だと信じているのかもしれません。それは間違っていますが、信念に基づいているのであれば、誠実であると言えます。

民主党内の右派は何をしているのでしょうか。岡崎トミ子さんのような方が警察組織を統括する委員会の委員長になることを是とするのでしょうか。

民主党右派の方が、日本国民に中国人民や北朝鮮人民のような生活をさせたいと思っているとは思いません。そのような信念を持っているとは思いません。

民主党右派の方々は信念に基づいて行動すべきです。でなければ判っているのに日本国民を不幸にした事になります。判っているだけ左派の方々よりも罪が深いです。

  *         *        *

「ヒポクラテスの誓い」といものがあります。医療関係の誓いですが、技術者・専門家にとって大切な考え方があります。

ウィキペディアのヒポクラテスの誓いより引用します。

自身の能力と判断に従って、患者に利すると思う治療法を選択し、害と知る治療法を決して選択しない

専門家は自身の知識と信念に基づいて判断し、ユーザ(自分の判断で影響を受ける専門知識の無い人々)の利益になる選択をしなければなりません。不利益になると判っていながら(自分の利益の為に)そのような選択をしてはなりません。

岡崎トミ子さんのような方が、警察関係を統括する委員会の委員長になることとは、自民党政権が復活することよりもマシな選択なのでしょうか?

私にはとてもそうは思えません。

北朝鮮に拉致された方々の事を思うと、多少の税金の無駄遣いや政治とカネの問題なんてどうでも良いことですから。

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小泉パターン狙い?

小泉パターン狙い?

毎日新聞:クローズアップ2010:「非小沢」岡田幹事長 政権浮揚へ路線堅持
http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20100917ddm003010096000c.html

菅直人首相が16日、小沢一郎前幹事長と距離を置く岡田克也外相を民主党幹事長に内定するなど、党と内閣の中枢を小沢氏に批判的な陣容で固めたのは、「脱小沢」路線を強化し政権浮揚につなげる意向があるからだ。党内には代表選後の亀裂修復を図るため、中間派の起用を求める声もあったが、世論の支持を頼みにする首相にとって路線転換は致命傷になりかねない。首相の徹底した「脱小沢」路線に、小沢グループからは不満の声が出た。

小泉元首相は「自民党をぶっこわす」と言い、自民党内に敵を作る事で、高い支持率を維持しました。

彼が高い支持率を狙って党内に敵を作ったのか、それとも郵政改革をしたいがために結果として敵を作ってしまったのかは、判りません。しかし、党内に摩擦があり闘争があること、敵に守旧派とレッテルをははることで、支持率を高めた事は間違いないと思います。

菅政権も同じような事を行おうとしているのでしょうか。

小沢派に古い自民党的な政治手法の政治家というイメージを押し付け、排除し敵視する事で、摩擦を起し世間の耳目を集める事が出来る、しかも、自分達の行っている事に改革というイメージを持たせる事が出来る。

上手く行けば、高支持率を維持する事が出来るだろう。

  *        *        *

但し、小泉元首相に敵認定された人々は、追い出されるまで自民党にしがみつきましたが、小沢さんは離党という選択肢を持っています。

脱小沢は、小沢さんが党内に留まる限りにおいて、上手く行くでしょうが、危険な選択肢でもあります。

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幼稚な軍縮論は止めよう

幼稚な軍縮論は止めよう

西日本新聞 社説:防衛白書 中国軍の実態を見極めよ
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/197838

今月、尖閣諸島周辺で起きた海保巡視船と中国漁船の衝突事件をめぐって、中国は尖閣諸島を自国領土と主張し、公式的には強硬姿勢を示している。こうしたあつれきを見れば、中国への「懸念」と南西諸島の備えは妥当だとも思える。

ただ、こちらが警戒して軍備を強化すれば、相手もまた配備を強める。こうして局地的な軍拡競争が起きれば、かえって危機のレベルは上がってしまう。悪循環に陥らぬよう、やみくもに脅威を叫ぶのではなく、相手の軍事能力と意図を、冷静に見極めることが必要だ。

2点ほど書いておきたい。

ひとつめ、始めたのは中国であること。中国軍(人民解放軍)は何年もの間、増強を続けている。対して日本の軍事費は微減を続けている。日本が軍備を増強するとしても、それは相手に対する反応に過ぎない。

仮に軍拡競争が始まるとしても、始めたのは日本ではなく中国だ。つまり、中国が軍拡する理由は日本の軍拡ではない(そもそも、日本の軍拡は存在していないのだから)。

日本が軍備増強しなかったとしても、中国の軍母増強は止まらない。

ふたつめ、軍拡競争が直ちに戦争に繋がる訳ではないし、軍縮が直ちに平和を意味することもないと言うこと。

戦争は力のバランスが崩れたり、力の空白が生まれたときに起きる。日本が中国の軍拡に対応して適度に軍備増強をすることが、戦争を起こさない方法ではないだろうか。

  *        *        *

軍拡競争を避けるべきである、という主張は理解でき賛成する。しかし、現在の日本が軍縮を続けるならば、力のバランスが崩れ、結果、不安定な状況に陥り危機レベルが上がってしまうだろう。

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2010年9月16日 (木)

常識的に考えれば普天間継続使用

常識的に考えれば普天間継続使用

沖縄タイムス 社説:[民主代表 菅氏再選]「県内は小沢氏」の意味
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-09-15_10233/

党員・サポーター票は、県内4選挙区のすべてで、小沢氏が菅氏を上回っている。とりわけ名護市を抱える第3区の得票差は圧倒的だ。

全国の党員・サポーター票は菅氏249ポイントに対し、小沢氏はわずか51ポイント。沖縄と全国の違いが際立っているのである。12日の名護市議選の結果と今回の代表選の結果を軽く見てはならない。

小沢さんの政治は密室とバラマキが特徴だ。子供手当てや農家の戸別補償などなどはバラマキの例。バラマキは実現出来れば、誰しも喜ぶけど、財源が無くっちゃどうにもならない。財源も無いのにやっちゃたら、あとで酷い目にあう。

沖縄の普天間移転問題に対する小沢さんの態度も、一種のバラマキだ。実現できれば良いけど、実現は無理。もしくは、無理やり実現すれば、副作用が強すぎる。

小沢さんは沖縄にバラマキを約束したに過ぎない。もし、小沢さんが首相になっていたら、沖縄は再度の失望を味わう事になっていただろう。

この期に及んでもなお「辺野古しかない」と主張するのは、沖縄に対する差別と言うしかない。辺野古移設はもう無理だという「健全な常識」に立ち返ることが、日米双方に求められている。

「辺野古移設はもう無理」なら普天間を継続的に利用することになる。これも「健全な常識」のひとつだ。

沖縄は結局のところ、「普天間の継続使用」か「辺野古移設」の二択を迫られ、普天間の継続使用を選択したのだ。

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2010年9月15日 (水)

外国人は危険な存在、では何にとってでしょう

外国人は危険な存在、では何にとってでしょう

毎日新聞:共に生きる・トブロサルダ:大阪コリアンの目/56 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20100911ddlk27070356000c.html

一方、保守系新聞が今回の代表選における外国籍党員等の投票を問題視すると、菅直人首相は「これまで通りでいいのか考えなければならない」と再検討を示唆した。保守系の論調は、外国勢力による組織的関与があればどうなるかと危機感を誇張し、それにあおられて民主党もすぐに「見直し」に触れた。あまりにも拙速で、短絡的なやりとりだ。

開かれた政党のあり方や国際化、多文化共生は議論の俎上(そじょう)にあがらず、「外国人は危険だ」で共感が広がる。私たちはそんなに危険な存在なのだろうか。

漠然と「危険な存在ですか?」と考えると、わけがわかめになってしまう。こういった時は、何にとってどうしてと考えねばならない。

都会では外国人を見ることは珍しくない。しかし、外国人を見て、身の危険を感じるかと言えばそうでもない。その意味では、「危険な存在」ではない。

では、何にとって「危険な存在」なのだろうか。

それは、民主国家の存続・国民の統合にとって危険な存在だなのだ。

帰化しない在日外国人、特に、在日韓国人・在日朝鮮人は、アイデンティティとして帰化しないそうだ。つまり、日本人の仲間じゃないと言っている訳だ。

そんな人間を(堂々と仲間じゃないと言っている人間を)政治参加させたら、どうなるか。

民主国家では選挙があり、勝敗がある。つまり負けた側が必ず存在する。負けた側が勝った側に従う理由、分裂しない理由。それは、仲間だからだ。国政の場合、国民が統合されているからだと言っても良い。

仲間じゃない人間を民主国家の政治に参加させること。それは、国家の分裂を招く。

  *        *        *

外国人が危険な存在なんじゃない。外国人を政治参加させることは国家の分裂を招きかねないと言う意味で「危険な存在」なんだ。

「国民の統合と民主国家の継続にとって」危険な存在なんだ。

外国人を政治に参加させてはならない。

  *        *        *

引用した毎日新聞の記事は、同情をさそいつつ「何にとって」という部分を曖昧にしている。理性ではく感情に訴えている(ある意味、卑怯だとも言える)。

感情に訴える政治、感情的な政治が危険なものであることを、毎日新聞は知らないのだろうか。

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尖閣諸島を放棄するとき

どら親父さん、こんにちは

お返事が長くなったし、重いテーマなので記事にしてしまいます。

> 中国に妥協して船長を即刻解放しろと言っているのか
> 弱腰外交をすると更に図に乗って中国は第二の
> 李承晩ラインを引いてくると言っているのか、そのあたりが
> 誤解される恐れがあると思います。

正直に書きます。非難されるだろうとも思っています。でも正直に思っている事を書きます。

私は場合によっては尖閣諸島を中国に渡しても良いと思っています。その時の判断基準は「日本に尖閣諸島を護る力があるか」です。

  *        *        *

「風の谷のナウシカ」と言うアニメがあります。監督の宮崎駿は「風の谷のナウシカ」をマンガでも書いています。マンガ版の族長ジル(ナウシカの父)のセリフから引用します。

「相手は単独行動の小戦隊なのだ
証拠などすぐに消せる
ガンシップで皆殺しにするべきであった
将来に禍根を残すよりましだ」

「皆殺しにする力がないのなら
あの石など
くれてやればよいのだ」

尖閣諸島を護る力が日本にあるか?
その事を考えねばなりません。

  *        *        *

現時点では、日本の海上自衛隊は中国海軍を撃退できるし、自衛隊が交戦状態になれば米軍の参戦もあるでしょう。現時点では、日本には尖閣諸島を護る力があるし、護るべきである、その為に強気に出るべきある。それが、第二の李承晩ラインを招かない方法であると思います。

ただし、尖閣諸島に拘泥してはなりません。このまま、日本が軍縮を続け、中国が軍拡を続ければ、いつか、5年後か、あるいは10年後に、力関係が逆転している可能性があります。現在の民主党政権のような反米政権が続けば米軍の参戦も期待できなくなります。

その時には、日本は尖閣諸島を(場合によっては沖縄も)放棄すべきです。

  *        *        *

戦前、日本は満蒙(満州・モンゴル)は日本の生命線だと執着しました。中国の利権に執着し、中国で犠牲になった方々の血を無駄にできず、結果、より多くの血を流すことになりました。そして、中国の利権を全て失いました。

でも、戦後の日本は繁栄しました。満蒙は日本の生命線ではなかった事を、戦後日本の繁栄は証明しています。

であれば、さっさと満蒙をアメリカやソ連に叩き売って、場合によっては朝鮮だってアメリカに売っちゃって、台湾ぐらいを確保するに留めた方が日本は安全でより繁栄できたのではないか?

以上は、もちろん、後知恵ですが。

  *        *        *

尖閣諸島や沖縄を放棄する、これは非難されるアイデアです。しかし、日本の実力、日本の同盟国との関係を冷静に戦略的に考えて、場合によっては放棄することも選択肢に入れておくべきだと思っています。

日本政府は、尖閣諸島について、現時点では強く出るべきです。護る能力があるのに護らないのは愚かしいことですから。

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2010年9月14日 (火)

李承晩と言えば、李承晩ライン

李承晩と言えば、李承晩ライン

朝鮮日報:【萬物相】プリンストン大の「李承晩ホール」
http://www.chosunonline.com/news/20100914000060

このほど、李元大統領の功績を客観的に検証する動きが、学会で活発になっている。晩年には独裁政治に走ったが、「李元大統領が4・19革命(不正選挙に端を発した民衆デモにより、李承晩大統領が下野した事件)でおとなしく権力を放棄したという点に注目すべき」(金禹昌〈キム・ウチャン〉高麗大名誉教授)との評価もある。遠い母校で行われている「李承晩ホール」設立のための募金運動が、韓国国内で初代大統領をたたえる運動の契機になってくれれば、と願う。

李承晩元韓国大統領の名を聞くと、李承晩ラインを連想する。

韓国にとって李承晩元大統領がどんな人物かはともかくとして、日本にとっては李承晩ラインを一方的に設定し、しかも、非武装の漁船を銃撃し多数の死傷者を出した事実を忘れることは出来ない。

  *        *        *

私は李承晩ラインや非武装の漁船が銃撃され日本の民間人に死者も出ていることで韓国を非難はしたくない。ただ、国際社会というものが、そういうもの、つまり反撃できない相手に向かって銃撃したりするのは、よくある事だという事を忘れてはならないと思う。

  *        *        *

日本が尖閣諸島で不用意な行動をしたならば、第二の李承晩ラインが設定され、沖縄の漁師さんたちに死傷者がでる事になるだろう。

私達は、李承晩ラインとそれで傷ついた人達がいることを忘れてはならない。

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甘い!

甘い!

産経新聞:中国側の軟化期待し船員帰国さす…「違った状況」
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100913/plc1009132358011-n2.htm

翌8日午前の記者会見で、仙谷氏は「日本国内もヒートアップ(過熱)しないで冷静に対処していくことが必要だ」と答えている。中国政府が対応を過熱させることは、予想していなかったようだ。



日本政府は13日昼、船長を除く中国人乗組員14人を帰国させた。仙谷氏は同日の記者会見で「漁船の違法操業との関係でガス田協議を中止するといわれても困る。私の予測では、14人と船がお帰りになれば、また違った状況が開かれてくる」と述べ、中国側の対応の変化に期待感を示した。

中国は尖閣諸島の領有権を主張している。仙石長官は、その事実を知らないのだろうか。

「中国政府が対応を過熱させることは、予想していなかったようだ」

初期段階で(今回の事件で)中国がどこまでヒートアップするか予測できなかったのは仕方ないかも知れない。しかし、

「私の予測では、14人と船がお帰りになれば、また違った状況が開かれてくる」

これはお人好しと言わざるを得ない。この事件の本質は尖閣諸島の領有権だ。日本が日本の法に基づいて裁けば(結果が無罪であれ有罪であれ公平なものであれば)日本は日本の法を尖閣諸島に及ぼしている事になる。

船長一人だろうが、全船員だろうが、関係ないのだ。

本質的な所で、相手に譲っていないのに「(日本にとって良い意味での)違った状況」になる訳が無い。むしろ、圧力をかけたら効果があった、もっと圧力をかけろと中国が判断しても不思議ではない。

  *       *       *

仙石長官は弁護士出身だそうだけれども、両者が絶対に譲れない事項で対立している裁判を経験していないのだろうか。船長を残して船員を帰せば「違った状況」になることを期待するのは、甘すぎる。

賃上げ要求の部分的譲歩などと混同してはいけない。

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2010年9月13日 (月)

唇亡びて歯寒し

唇亡びて歯寒し

沖縄タイムス:[名護・市長派圧勝]敗れたのは日米政府
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-09-13_10187/

名護市など25市町村議会議員選挙の投開票が12日あり、開票が1日遅れる竹富町を除く議席がほぼ確定した。米軍普天間飛行場移設問題で注目された名護市議選(定数27)は反対派が圧勝した。

市議を選ぶことが日米同盟にもかかわる選択になるなんて、市民には迷惑千万なことだろう。しかしこの国の外交・安保はそうなってしまっている。



理不尽な基地負担はこりごりだ、という地元の素朴な訴えに耳を貸さず、状況を悪化させている政府の責任こそ厳しく問われる。

新議員は胸を張って名護の未来、
地域主権の実現に向けて政策を磨いてほしい。

確かに日米政府は敗者であろう。しかし、沖縄や名護市が勝者であると言えるだろうか。

  *        *        *

「唇亡びて歯寒し」という故事成語がある。沖縄や名護と日本政府は別ではないが、日本政府の方針と沖縄や名護市の希望が対立している。その日本政府が敗者となったら名護市は勝利したと言えるだろうか。

普天間移転が拗れれば日米同盟にマイナスになる。日米同盟が弱体化することは沖縄の利益なのだろうか?

それは中国の利益とはなっても沖縄の利益とはならないのではないか。

まさに「唇亡びて歯寒し」とならないだろうか。

  *        *        *

普天間移転が失敗したからと言って、ただちに日米同盟が無効化するとは言えない。しかし、マイナスの影響があることは事実だろう。こういったこと、一つ一つの積み重ねが同盟を弱体化させるのではないだろうか。

  *        *        *

「新議員は胸を張って名護の未来、地域主権の実現に向けて政策を磨いてほしい」

主権は、それを護る実力のある人間集団にしか与えられない。地域主権などと言うのお花畑な言葉だ。

もし、本気で主権を言うなら、アメリカ軍や中国の人民解放軍、あるいは日本の自衛隊に対抗できるだけの実力を持つ必要がある。実力も無いのに主権を言えば笑われるか踏みつけられる。

そこまでの覚悟があるのだろうか。

  *        *        *

「市議を選ぶことが日米同盟にもかかわる選択になるなんて、市民には迷惑千万なことだろう。しかしこの国の外交・安保はそうなってしまっている」

これは本当におかしいと思う。軍事上の必要は日本全体の問題なので、地方の意志があまりに反映するのはおかしいと思う。地方の我侭もそうだが、それ以上に中央の政治家が問題から逃げている、国際社会の現実をかたっていないのではないか。

中央の政治家が地方に甘えているのではないかとも思う。

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中国の発言は北朝鮮に似ている

中国の発言は北朝鮮に似ている

読売新聞:巡視船と衝突再現、中国「証拠集めは無駄」
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100912-OYT1T00530.htm

その中で、「いかなる形式のいわゆる調査を行うことに断固反対する。証拠集めは無効で無駄であり、事態をエスカレートさせる行為の停止を要求する」と語って抗議の意を表明した。

中国は日本の司法の仕組みを知識としては知っているはずだ。だから、日本が逮捕した段階で取調べや証拠あつめ、さらに審判・裁判といったものが行われる事も判っていた筈だ。

日本の官憲が定められた司法手続きに従って、処理を行っているに過ぎないことも、それが政治的意志として事態をエスカレートさせようとしているのでは無いことも、知識としては持っている筈だ。

  *        *        *

日本は独立国でありたいのなら、粛々と手続きを進める以外に道はない。中国に配慮するとしても、テキパキと処理を進める事ぐらいしかない、日本の法で日本が裁く事は譲れない。罰を軽くも重くもすることも出来ないし(初犯だろうから、執行猶予がついて直ちに国外追放とか、かな)。

  *        *        *

中国のこの発言は誰に向けてのものだろうか。もし日本政府や日本国民に向けてのものであるなら、日本を理解していないか日本を侮辱したものと言えるだろう。

法を曲げよ、と要求したのだから。

日本でアメリカ兵が犯罪を起こした時、アメリカ政府はアメリカ兵の権利を擁護する~ある意味当然のことだ~しかし、日本の警察が行う調査に対して「無効で無駄」であると言ったり「停止を要求する」なんてことはない。

中国政府の横暴、あるいは要求の無茶さ加減が判ると言うものだ。

  *        *        *

中国政府の、と言うより中国外交部のこの発言は、中国国内に向かって、がんばってますよ~というアピールでもあるのだろう。しかし、だからと言って日本に向かって法を曲げよと要求した事に変わりはない。しかも、自分達の軍事力が(相対的に)強ければ実力行使する国でもある。

  *        *        *

この発言は、外部に向かって無茶な要求をするもの言いは北朝鮮を思わせる。

しかし、北朝鮮は何度宣戦布告とか火の海にとか発言したところで、怖くも何ともないが中国の場合は違う。北朝鮮と違って軍事力経済力共に侮れない実力を持っており、滞在している日本国民も多いのだ。

日本は中国が(その政治的要求において)北朝鮮化することに備えなければならない。

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2010年9月12日 (日)

尖閣を護れるか

尖閣を護れるか

読売新聞 社説:防衛白書 中国軍増強は国際社会の懸念
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20100911-OYT1T00898.htm

中国は最近、台湾問題などに使ってきた「核心的利益」という表現を南シナ海に使い始めた。将来は、東シナ海の海洋権益確保についても、同様の表現を使う日が来ることも否定できない。

日本はどう対応すべきか。

まず日米同盟がきちんと機能する体制を再構築することだ。民主党政権の未熟な外交で傷ついた信頼関係の回復が欠かせない。

自衛隊は、平時の警戒監視活動を強める必要がある。単なる部隊と装備の保有による「静的抑止力」でなく、部隊運用を通じた「動的抑止力」を強化するものだ。

その観点で、中国の国防費は過去10年で約4倍、米国や韓国も2倍以上になったのに、日本だけが5%減っている現状は問題だ。

このまま日本だけが軍縮を続けていたら、いつか尖閣諸島を中国に奪われる日がくるだろう。いや、沖縄本島まで中国に脅かされる事になるだろう。

日本は軍拡に舵を切るか、アメリカのご機嫌をとるためになんても言うことをきくか、中国に領土を奪われるかの3択を迫られています(軍拡とアメリカとの同盟強化の合わせ技もあります)。

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2010年9月11日 (土)

自業自得?自作自演?

自業自得?自作自演?

日本経済新聞:中国、じわり強硬姿勢 尖閣沖接触、世論硬化に配慮
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C9381959FE3E2E2E1818DE3E2E2EBE0E2E3E29494E3E2E2E2;at=ALL

沖縄県の尖閣諸島(中国名・釣魚島)付近で海上保安庁の巡視船に衝突した中国漁船の船長が逮捕された事件を巡り、中国政府がじわり強硬姿勢を誇示し始めた。対日関係を重視する胡錦濤指導部は日中関係への影響を最小限に抑えたい考えだが、硬化しつつある対日世論への配慮が背景にある。

中国の「硬化しつつある対日世論」と言っても、その根っこには江沢民時代の反日教育や尖閣諸島を中国領土であると規定した法律を作ったりした結果の世論だよね。

反日教育したり尖閣諸島を中国のものと言ったのは、中国共産党政府じゃん。

それを、いまさら「世論が」と言っても、自業自得としか言いようがない。

いや、むしろ自分達の領土欲を満たすために、その言い訳として世論を作ったとも言えなくもな(その場合は自作自演か?)。

   *        *        *

自業自得にせよ自作自演にせよ、中国は日本が弱くなったら(力関係が中国有利になったら)手を出してくるし、こういったトラブルが起きたときにも強気の物言いをする。

対策は、日本が強くある事にしかありません。

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2010年9月10日 (金)

グローバル化した社会は、少数の人間がトラブルを起こせる社会

グローバル化した社会は、少数の人間がトラブルを起こせる社会

ロイター:オバマ米大統領、米教会のコーラン焼却計画をけん制
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-17167320100909

コーランの焼却を計画しているのは、フロリダ州ゲーンズビルにあるプロテスタント系の教会。同教会は信者数約30人の小規模な教会で、コーラン200冊を用意しているとしている。

第二次大戦の前なら、あるいはインターネットが普及する前の社会なら、こんな事をしても問題にならなかっただろう。

インターネット時代以前であれば、わずか30人程度の信徒しかいない教会の行事が大きなニュースとして世界に流れはしなかっただろう。コーランを焼くという行為はイスラム教徒にとって許せない行為であることは変わらないが、そもそも、そんな行為が行われていると知らなければ、問題の起きようがないのだから。

  *        *        *

イスラム社会では反米感情が高まるとアメリカ国旗を焼いたりする。それに比べて、コーランを焼くという行為は悪いのだろうか。

敵を間違えている(幅が広すぎる)、と言うのは認めるけれども、相手が大事にしているシンボルを冒涜するという行為は同じだろう。

  *        *        *

信念の対立する集団が存在しても、接触しなければ問題は起きない。インターネット社会では、ほんの少数の集団が大きな騒ぎを起こす事ができる社会でもある。

こういった問題(ほんの少数の過激な集団が騒ぎを起こし、信念の対立する集団同士の衝突の引き金を引くかもしれない)は、インターネット以前にもあったが、より簡単に起きるようになったとは言えるだろう。

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2010年9月 9日 (木)

尖閣諸島。覚悟と決断が求められています

尖閣諸島。覚悟と決断が求められています

産経新聞:中国 漁業監視船派遣は国内世論も意識
http://sankei.jp.msn.com/world/china/100909/chn1009092100007-n1.htm

にもかかわらず、日本側の反発は必至という状況下で、なぜ監視船を派遣したのか。姜報道官は「日本が釣魚島海域で非合法に中国の船員と船舶を拘留した事件は、すでに中国国民の強烈な反応を引き起こしている」と述べた。この発言からは、中国政府が日本に対し弱腰な姿勢を見せれば、中国国民が日本に向けている批判が共産党や政府に向きかねず、さらに軍部からの反発も避けられない、という懸念がうかがわれる。

「漁業監視船」という名称からは自国の漁船が悪いことしてないか監視するような印象を受けますが、中国の漁業監視船は武装し、自国の漁船が他国の官憲に拿捕されたり臨検されたりすることを防ぐという事も行っています。実際、南シナ海では拿捕された中国の漁船を武力で脅して開放させるという事もしています。

  *        *        *

中共政府は武装船を派遣しました。

中共政府は賭金を上げてきました。報道官の言葉を深読みするなら、それは恐怖ゆえにです。

領土欲や物欲や名誉欲ではなく、中共政府へ人民の不満が向けられた時の恐怖、反日を、日本を中国から撃退したのは中国共産党と人民解放軍という「神話」が崩れた時に起きることへの恐怖。

その恐怖故に漁業監視船と言う武装艦船の派遣を行ったというのは深読みのしすぎでしょうか。

  *        *        *

「欲」と「恐怖」。

「欲」なら妥協も取引も成立しやすいでしょう。しかし、「恐怖」ではどうでしょうか。

  *        *        *

日本がここで譲ったら、次は尖閣諸島に上陸してくるでしょう。日本は中国と衝突するか、尖閣諸島を中国に渡すかの岐路に立っています。

どちらの道を選ぶにせよ、覚悟と決断を求められています。

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外国漁船に違法操業されること

外国漁船に違法操業されること

朝日新聞 社説:尖閣—争いの海にせぬ知恵を
http://www.asahi.com/paper/editorial20100909.html#Edit1

しかし、中国の近年の海軍力の増強の内実は不透明なままだ。ベトナム沖などの南シナ海で、武装した大型漁業監視船に守られて中国漁船が操業していることは、漁業と海軍・海洋当局の強い結びつきを想起させる。

不信は不信を呼び、脅威感さえ招きかねない。このような事件を繰り返さず、平和な海を維持するために、日中は協働すべきだ。

「南シナ海で、武装した大型漁業監視船に守られて中国漁船が操業している」

さすがの朝日新聞といえども、武装船に護られて漁をする事は無視できませんでしたか。実際、拿捕された漁船に砲口を向けて交渉したりしていますし。

日本の海上自衛隊の能力や日米安保がなければ、日本に対しても同じようにしているでしょう。

  *        *        *

「日中は協働すべきだ」

朝日新聞らしく、みんなで仲良く的なまとめですが、具体的にどうしろと言うのでしょうか。ホットラインを引いて偶発的な戦争がフレームアップしないようにするとかは出来ますが、その程度でしょうか。

中国は東シナ海の事を核心的利益と表現しています。中国側は軍事力が増大するにつれて野心を隠さなくなって来ていますから、軍事的な緊張が高まるであろうことは簡単に予測できます。

中国側に対して日本が出来る事は何でしょうか。

相手側の軍事力増強に合わせて、こちら側も増強しバランスが崩れないようにすることぐらいでしょうか。

  *        *        *

中国は軍事力を増大させつつありますし、違法操業は現地の漁師さん達にとって、魚を盗まれることですから、沖縄タイムスや琉球新報にニュースが多く載るかとサイトを見たのですが、時事通信や共同通信などのサイトと変わりません。

現地の人達にとって、中国の脅威が増大しつつあること、具体的な被害として実感する出来事だと思うのですが、あまり関心を引かないのでしょうか。

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2010年9月 8日 (水)

日本国民でありたいのなら

日本国民でありたいのなら

毎日新聞:日本国籍はく奪:韓国籍の性人類学者が提訴
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100909k0000m040032000c.html

朝鮮半島の領土権放棄を規定した1952年のサンフランシスコ講和条約発効に伴い日本国籍を失った性人類学者のキム・ミョンガンさん(59)=韓国籍=が8日、「法的根拠のない国籍のはく奪で『国民の要件は法律で定める』とした憲法10条に反する」などとして、国に日本国籍を有することの確認などを求めて東京地裁に提訴した。

サンフランシスコ条約で国籍を失った元日本国民の方(の子孫の方)が、日本国民でありたいと願い、訴訟を起こされたのでしょうか?

でも、この方の主張を正しいと認める訳にはいかないでしょう。だって、正しいと認めてしまえば、韓国国民も北朝鮮の人民も日本国民という事になりますよ。で、日本は二重国籍を認めていませんから、韓国も北朝鮮も消滅です。なーんてことは実際には有り得ないので、裁判所はどんな屁理屈をこねてでも、結局、国籍の剥奪は正しかったという事にするでしょう。

  *        *        *

私は日本が多民族国家であっても良しとする者ですが、天皇陛下や日本国への忠誠については譲れません。キム・ミョンガンさんの政治思想や帰属意識がどこに向いているかは存じませんが、日本国民でありたいななら、天皇陛下の臣民であるとの自覚を持ち、また、その事に対しての誇りを持ってもらいたいと思います。

  *        *        *

私は、朝鮮半島出身者の方々にも帝国軍人として立派に戦った方がいらっしゃる事を知っています(そういった記録があること知っています)。ですから、そんな方々の子孫が天皇陛下や日本国に忠誠を誓うなら、日本国民と認めるべきであると感じるのです。

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  2010/09/09 05:29 訂正
 訂正前: 日本が民族国家であっても
 訂正後: 日本が多民族国家であっても

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どっちが素人だよ

どっちが素人だよ

スポーツ報知:真紀子氏が小沢氏を強烈援護「見殺しにしない!」
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20100908-OHT1T00035.htm

小沢氏の到着前、「マキココール」とともに、真紀子氏がマイクを握った。菅内閣を「何一つ効果的な経済対策が打てていない。3か月でできないものが3年でできますか」と叱(しっ)責。「野党体質が染みついている」「経済が分かっていない、これアホかいな」と、菅首相にダメ出しした。

TVで田中真紀子さんの応援演説を流していた、ほんの数秒だと思うけど、菅さんの事を素人だとか非難していた。

  *        *        *

田中真紀子さんには政治家というより芸人というイメージを持っている。彼女が外務大臣だった時に行った事を思い出すと、決して(良い意味での)プロの政治家だとは思えない。

ま、そんな彼女の言うことを面白がりはしても、真に受ける人はいないと思うけど。

  *        *        *

小沢さんも素人っぽいところがある。菅さんが突然消費税について発言してボコボコに非難された。小沢さんは一括交付金について発言しているが、一括交付金化したら減額できる理由が判らない、同様の批判が複数の知事さんから上っている。一括交付金化すれば何兆円も節約できるというのは、小沢さんとその周辺の人達の現実をしらない素人の幻想ではないのか。

民主国家では「こうすれば出来る」というプランをもって説得できなければ、どんな良い政策でも実施できない。小沢さんが民主国家のプロの政治家なら、素人政治家ではないなら、説得的なプランを提示しなければならない。

  *        *        *

朝日新聞:尖閣沖の巡視船衝突、中国政府に遺憾の意 外務省
http://www.asahi.com/national/update/0907/TKY201009070520.html

ベルリン訪問中の岡田克也外相は7日、「我が国の領海内の出来事であるので、法に基づいて粛々と対応していく。先ほど官房長官とも電話でそういう方針を確認した」と記者団に語った。外務省幹部も「国内法の執行が、外交のためという理由で曲げられてはいけない。国内法に基づいて粛々とやるのが当然だ」と話した。

日本の領海で起きたことなのですから、日本の国法に基づいて粛々と処理をする。当然の事です。

当然の事を、当然のように進めることが出来る、プロの条件の一つです。

私は岡田さんを支持する者ではありませんが、この発言を支持します。岡田さんも外務省の担当の方々もプロの仕事をお願いします。

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2010年9月 7日 (火)

愚か

愚か

サーチナ:尖閣沖で巡視船2隻と接触…中国で自国漁船を大絶賛の声
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0907&f=politics_0907_006.shtml

環球網のコメント欄には、漁船を称賛する書き込みが相次いだ。軍ではなくて民間人でありながら血と汗で祖国を守ったとする書き込みや、漁船でなくて空母だったらよかったとの意見がある。

領土問題において最も大事なのは実効支配であり、それを続ける事のできる能力と意志です。

尖閣諸島付近の領海で中国漁船が操業し日本の巡視船が拿捕ししました。NHKの報道によると船長を逮捕するそうです。

NHK:海保 接触の船長逮捕の方針
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100907/t10013843691000.html

沖縄県の尖閣諸島の日本の領海内で、中国の漁船と海上保安本部の巡視船が接触した問題で、海上保安庁は、公務執行妨害の疑いで漁船の船長を逮捕する方針を固めました。

日本は尖閣諸島付近の領海で主権を行使しました。実行支配していることを実証しました。

中国のネットで領海侵犯した漁船のことを賞賛している書き込みがあるようですが、愚かです。

この漁船の行為は日本が尖閣諸島を領有している(実効支配している)ことを改めて実証してしまいました。中国外交部が抗議してこようが、日本の官憲が(その海域で)逮捕し、中国側の官憲は何もできなかったという事実がまたひとつ積み上がりました。

日本側の実績が積み上がった、その切掛を作った行為を賞賛するのは(中国側からすると)愚かです。

  *        *        *

海上保安庁を始めとする現場は頑張っています。その事は、素直に賞賛すべきことです。海上保安庁のみなさん、お疲れさまです。今後も頑張っていただきたいと思います。

しかし、政治がしっかりしないと、現場がいくら頑張ってもどうにもならない事も事実です。

政治家のみなさん、現場の頑張りを応援する政策をお願いします。私もそんな政治家に投票するように政治に関心を持ち続けますから。


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民主党は政権を担当する用意の無いまま政権与党になったのです

民主党は政権を担当する用意の無いまま政権与党になったのです

読売新聞:外国人の投票、民主執行部で今後検討…官房長官
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100906-OYT1T00590.htm

仙谷官房長官は6日午前の記者会見で、民主党代表選で在日外国人にも党員・サポーター投票の資格を認めていることについて、「政権与党になった民主党の問題なので、党執行部で今後、検討されると思う」と述べた。

以前、小沢さんは民主党には政権担当能力がないとおっしゃっていましたが、こういった制度も政権を担当する準備の出来ていなかった(いまだに出来ていない)ことを示しています。

憲法15条や民主国家にとっての国民の意味を考えると、政権与党の党首(すなわち首相)を選ぶ手続きに外国人が影響を与えることに問題があることは明確です。

これが野党なら「私党の問題」と言い訳も出来るし、マスコミや世論の注意を注意もあまりひきませんから、問題化することもないでしょう。

政権与党になるなら、事前にこんなことは整理しておくべきでした。

民主党は政権を担当する準備の無いまま政権を獲得してしまいました。

若者に能力以上の地位や権力を任せること、これは若者を成長させる為には良いことです。しかし、それは会社などの組織に余裕があってのことです。

日本には、いま、そんな余裕はありません。しかし、民主党は政権に就いてしまいました。そこに、日本と民主党の不幸があります。

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2010年9月 6日 (月)

空想が現実にぶつかるとき

空想が現実にぶつかるとき

毎日新聞:フランス:ロマ追放 全土で抗議デモ
http://mainichi.jp/select/world/news/20100906ddm007030064000c.html

フランス全土で4日、国内を放浪するロマ族の国外追放や、移民出身の犯罪者の「国籍はく奪」などを打ち出したサルコジ政権に対する大規模な抗議デモが行われた。欧州各地の仏大使館前でも同日、同様の抗議行動があり、「移民・外国人排斥」施策への国内外の批判の高まりを改めて示した形となった。

そーか、フランス人はサルコジ大統領の政策に反対なんだーと思いつつググってみると別の記事を見つけました。

読売新聞:「ロマ人追放」仏世論は容認?抗議デモ小規模
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100905-OYT1T00532.htm

フランス各地で4日、サルコジ政権が犯罪対策として進めるロマ人不法滞在者の送還に抗議するデモが行われた。

だが、参加者数は比較的小規模で、世論の大勢が送還を是認する実態を反映する形となり、政権は自信を深めている。



仏政府のロマ人追放に抗議するデモは4日、ベルギー・ブリュッセルやポルトガル・リスボンなど欧州各都市でも行われたが、やはり規模は限定的だった。

私はフランス国民は移民排斥に賛成していると思っています。何故なら国民の多くは庶民で、庶民の多くは隣人を選べず、生活習慣の異なった隣人を好まないからです。

たまにね、エスニックな食べ物とかフランス料理とか食べたりするのは良いよ。服とか行動とかも同じ。たまに、外国の異民族の習慣や宗教に触れるのは楽しい、だけど日常生活になると別。

金持ちのインテリ、娯楽的思想家なら異民族との混合や異文化共生を楽しめるかもしれない(嫌になったら自分の書斎に逃げ込めるからね)、でもそれを強制されてしまう庶民は楽しめない。

先ほどの毎日新聞の記事を再び引用します。

毎日新聞:フランス:ロマ追放 全土で抗議デモ
http://mainichi.jp/select/world/news/20100906ddm007030064000c.html

支援団体「市民権と援助・団結」の幹部、シャバン氏(55)は「政府はロマを拒絶するだけで、受け入れ策を見いだそうとしない。(異民族排斥を訴え)ナチスが台頭した時代と似ているのでは」と話していた。

異民族排斥をしなかった時代の方が珍しいんじゃないか?

別にナチスが珍しかったり特別な訳じゃないぐらいの覚悟が必要なんだと思う。ナチス以後だってアフリカや中国で民族を理由とした衝突なんて多々起きているんだから、アメリカだって人種による暴動が起きているし。

  *        *        *

私自身を含めて庶民と言われる人達は、他民族との共同社会なんて望んでいないと思っている。自分と違う価値観を持った人間といっしょに生活するのは苦痛だと感じるものだから。

  *        *        *

価値感や宗教や習慣が違えば衝突は簡単に起きる。民族間の衝突を防ぐためには、圧倒的な暴力かシンボル(宗教・国歌・国旗・王家)が必要なんだ。

人間の本性というか限界を理解した上での民族政策でなければ、かならず破綻するだろう。私達は、その一例をフランスで目撃しているに過ぎない。

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代表選後の支持率は?

代表選後の支持率は?

新報道2001 今週の調査より:9月2日調査・9月5日放送
http://www.fujitv.co.jp/b_hp/shin2001/chousa/2008/100905.html

【問2】あなたは菅内閣を支持しますか。
支持する         54.6%
支持しない     38.0%

菅内閣の支持率が上がっています。先週が46.0%でしたから8.6%も上昇していますし、先々週はもっと低かったですから、菅内閣の支持率は上昇傾向にあると言っても良いでしょう。

その人気回復中の菅首相が街頭演説すると、さぞ応援されるでしょう。

ところが、

スポーツ報知:菅首相に「辞めろ」「出直せ」街頭演説で痛烈ヤジ…民主代表選
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20100905-OHT1T00048.htm?from=related

小沢氏の演説が終わり、菅首相が登場した途端、衝撃的な声が飛んだ。ある男性が「××さんのことを説明しろ!」と絶叫。1998年に週刊誌で不倫を報じられた女性テレビキャスターについての釈明を求める声が上がった。また首相が、この演説会の前に「市川房枝記念会」を訪問したことや、厚生相として薬害エイズ問題に取り組んだ過去を語ると「昔の話はするな!」「政策の具体案がねえんだよ!」と言いたい放題だ。

最高気温35度の猛暑のなか、小沢氏はスーツにネクタイ姿。一方、白シャツを腕まくりしたスタイルの菅氏に対し「背広を着て出直してこい!」との厳しい声も…。一方で、首相の話を聞かずに立ち去る人も続出した。

うーん。菅内閣の支持率回復はアンチ小沢に過ぎないのでしょうか。アンチ小沢で得ている支持率は、代表選挙が終われば離れて行くでしょう。

小沢さんが勝利したら、支持率は悲惨なものになるだろうと予想されています。では、菅さんが勝利したとして、支持率はいくらぐらいになるでしょうか。

  *        *        *

菅さんが勝っても小沢さんが勝っても、高い支持率は期待できません。民主党内閣の未来は厳しい物になるでしょう。

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2010年9月 5日 (日)

歴史的経緯

歴史的経緯

朝日新聞 社説:朝鮮学校—日本社会の度量を示そう
http://www.asahi.com/paper/editorial20100905.html#Edit2
朝鮮学校—日本社会の度量を示そう

ここは日本社会の度量を示そう。

多くの朝鮮人が住み、北朝鮮を支持する人がいるのは、歴史的な経緯があってのことだ。祖国を大事にする価値観を尊重し、同じ社会の一員として学ぶ権利を保障する。そうしてこそ、北朝鮮の現状に疑念を持つ人との対話も広がり、互いの理解が進むだろう。

歴史的経緯?

歴史的経緯って具体的に何のこと?

欧米列強の植民地主義が吹き荒れた時代の事ですか。

ロシアの南下政策に、日本が恐怖した事ですか。

李氏朝鮮が近代化出来ず、大韓帝国も独立国家とは言えない内実だった事ですか。

どの歴史的経緯をして、日本が北朝鮮に優しくしなければならないと言えるのでしょうか。

もしかして、強制連行ですか。日本に強制連行されてきた朝鮮半島の子孫の方々がいらっしゃることを否定はしません。ですが帰国を望む方々は全員帰国していますよね。今いる在日朝鮮人の方々は、自分で残りたいって言ったから残っているんですよ。

  *        *        *

もし仮に「強制連行」を理由に、日本が贖罪するなら、それは帰国支援でなければなりません。だって、そうでしょう。無理やり連れてきた人にゴメンナサイするなら、元いた場所まで帰さないで、何がゴメンナサイですか?

歴史的経緯としての「強制連行」を理由にするなら、日本は新たな帰還事業を朝鮮学校の方々に提案するべきです。例えば、在日朝鮮人の方々は、日本の生活習慣になれてしまっているでしょうから、朝鮮学校で改めて、北朝鮮の習慣を身につける、そして、卒業後は北朝鮮に帰国する。

強制連行を理由に朝鮮学校を支援するのなら、こうでなくちゃなりません。金だけ渡して、なんて失礼ですよ。

  *        *        *

歴史的経緯を理由に朝鮮に遠慮するのは終わりにしませんか、朝日新聞さん。

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2010年9月 4日 (土)

川内議員の政策と「小沢政権」の政策の距離は?

川内議員の政策と「小沢政権」の政策の距離は?

今朝、伸坊さんのTV番組で川内議員を見た。財源問題について年金の為に積立いるお金を使えば良いと言っていた。盛大に突っ込まれていたが「信念の人」らしく自分の意見に固執していた。

大丈夫なんか?この人。

  *        *        *

読売新聞:「小沢一郎首相」で普天間「国外移設」…川内氏
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100828-OYT1T00651.htm

民主党の川内博史衆院議員は28日のTBS番組で、「小沢一郎首相」が誕生した場合、沖縄の米軍普天間飛行場移設問題では「国外移設」を主張することになるとの見通しを示した。

普天間はテニアンへ移転すれば良いと言っていますが、この案は鳩山政権にも相手にされなかったものです。

産経新聞:【民主党代表選】菅、小沢両氏の全面戦争 小沢陣営の決起集会に約120人結集
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100901/plc1009011202011-n1.htm

小沢氏の代理人として党本部で立候補を届け出た川内博史衆院国土交通委員長は「国民の生活が第1の政治を実現するため、小沢さんの立候補を届け出た」と強調した。

代理人として党本部で立候補を届け出ると言うのが、どの程度の立場なのか(側近の仕事なのか、ただの使いっぱの仕事なのか)私は知りませんが、もし、小沢さんが川内さんを重用しているとしたら、思いっきり不安です。

  *        *        *

小沢さんは野党時代に現実を見る目を失ってしまったのでしょうか。

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それはコストのかかる社会です

それはコストのかかる社会です

毎日新聞:記者の目:性分化疾患と性同一性障害
http://mainichi.jp/select/opinion/eye/news/20100903k0000m070125000c.html

「知らなくていいことがある」「性的倒錯者とみられてしまう」。家族や子どもたちにそう思わせているものは何なのだろう。人間は男女に二分される。そんな常識を問い直す先に訪れるのは無秩序か、それとも誰もが生きやすい社会か。私は後者だと信じたい。

「東大生は頭が良い」

「若いと健康だ」

「茶髪な高校生は不良」

などなど、社会には常識のような偏見なようなものがある。「人間は男女に二分される」もその一つだろう。

  *        *        *

常識や偏見や思い込みに囚われず、個々の人間を見る。これが望ましい事であることは間違いない。しかし、世間の常識や偏見の多くは「ざっくり見ると正しい」場合が少なくない。

常識や偏見に従うことは、いわば、思考や判断の節約なのだ。

「人間は男女に二分される。そんな常識を問い直す先に訪れるのは無秩序か、それとも誰もが生きやすい社会か」

誰もが生きやすい社会であるかどうかは判らないけれど、個々の人間に負担のかかる社会だろうと思う。

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ひとこと多くて、ことばが足りない

ひとこと多くて、ことばが足りない

朝日新聞:やましいことはない・審査会は素人…小沢氏「闘争宣言」
http://www.asahi.com/politics/update/0903/TKY201009030576_01.html

審査会の法改正にかかわった高井康行弁護士は「『素人の意見だからダメ』という言い方は審査会の存在意義を否定することになり、不見識と言わざるを得ない」と話す。その一方で、審査会の議決にどの程度の力を持たせるかについては「議論の余地があるのは事実」と指摘する。「小沢さんは言葉足らずで、論点を踏まえたうえで発言したのかどうかはわからない。どこに問題があると考えるのか。きちんとした説明が必要だ」

小沢さんの立場で検察審査会という制度を批判すると、当然、批判にさらされることになる。自分に都合が悪いから批判したように思われてはならない。

李下に冠を正さず、という言葉がある。その意味では小沢さんは検察審査会を非難するべきではない。それでも制度に問題があると思うなら、誤解されないように細心の注意を払った言葉遣いと説明が必要だ。

  *        *        *

小沢さんは民主国家の政治的指導者の頂点を目指している。

どんな国でもそうだが、有権者の大部分は政治に興味が無い。あっても精緻な議論が出来るほどには詳しくない。私自身もそうだ。

民主国家の政治指導者は国民と(大衆と)コミュニケーションしなければならない。国民に(大衆に)自分の政策や政治的信念を知らせねばならない。

検察審査会という制度の是非はともかくとして、小沢さんの発言は(その真意はともかくとして)、民主国家の政治的指導者としては相応しくないのではないだろうか。

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2010年9月 3日 (金)

小沢さんはダメだ

小沢さんはダメだ

朝日新聞:在沖海兵隊、小沢氏「2千人」 岡田外相は1万人と反論
http://www.asahi.com/politics/update/0903/TKY201009030543.html

民主党の小沢一郎前幹事長は3日のテレビ朝日の番組で在沖縄の米海兵隊について「もう海兵隊の実戦部隊はいらない。アメリカもいらないと思うから引き揚げている。今、現実には2千人しかいない」との認識を示した。さらに「同盟関係は対等だ。外務省主導の外交ではダメだ」と不信感をあらわにした。

これに対し、岡田克也外相は同日の記者会見で「(小沢氏のあげた数字は)事実と違う」と反論。「今でも約1万人の海兵隊が沖縄にいる。事実をきちんとおさえて発言された方が誤解がないのではないか」と批判した。

一方、北沢俊美防衛相は同日の会見で「(日米協議では)いま何人いるかではなく、有事の時にどのぐらいのキャパシティー(受け入れ能力)が必要かの議論をしている」と指摘。ただ、2月の講演では「沖縄の米海兵隊は1万人もいない。今の時点で正確には分からないが、4、5千人だ」と話していた。

小沢さんは実務を判っているのだろうか?

官僚は命令さえすれば、自分の求めるものを何でも実現すると思ってはいないだろうか?

無自覚な万能感に溺れていないだろうか?

  *        *        *

海兵隊の人数については北沢防衛大臣の意見が正しい。軍事基地は軍隊の住処ではない。住処なら今居る人数からかけ離れた施設は必要ない。軍事基地、特に、海兵隊のような機動性を求められる部隊においては、緊急時に掻き集められる人員を受け入れられることが求められる。

台湾有事・朝鮮半島有事の時に、アメリカが全世界から掻き集め次々に現場に送り込む能力が沖縄の海兵隊基地には求めらる。

いま何人居るかなんてことは全く問題ではない。

  *        *        *

小沢さんは、ちゃんとした軍事知識を持っているのだろうか。ちゃんとしたブレーンからレクチャを受けているだろうか。

取り巻きに囲まれて、裸の王様状態になって、自分の聞きたいことだけを聞かされていないだろうか。

  *        *        *

小沢さんが首相になって、現実にぶつかったら、どうなるだろうか。プッツンしないだろうか。不安でならない。

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2010年9月 2日 (木)

押しが強いだけの男です

押しが強いだけの男です

産経新聞:【公開討論会・詳報】(8)小沢氏、普天間移設代替案「案があるとは言っていませんですよ、僕は」
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100902/stt1009021656029-n2.htm

−−沖縄県民は県外移設じゃないと納得しないのではないか。昨日の小沢氏の「自分なりの案がある」という意味の発言は、県外と受け止められている

小沢氏「案があるとは言っていませんですよ。僕は。今、説明した通りです」

−−「知恵」と言ったが

小沢氏「いや、何か、方々が納得する、知恵というのは、もう、みんなで考えりゃあ、3人集まれば文殊の知恵、ということがあるじゃないですか」

産経新聞:【公開討論会・詳報】(8)小沢氏、普天間移設代替案「案があるとは言っていませんですよ、僕は」
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100902/stt1009021656029-n3.htm

−−具体的なものがなくて、話し合いをしようということだけだったのか

小沢氏「いや、だから、そうしなければ進展しないでしょ」

−−それは分かるが、そういうことだったのか

小沢氏「そうです。今、具体的にこうするとか、ああするとか、という案を私、持っているわけではありません」

小沢さんには知恵やプランがあるとは思っていなかったけど、実際に、プランがあるわけじゃないんですね。

この質問をした記者、GJです。

  *        *        *

小沢さんは「押しの強いだけのオヤジ」に見える。

そんな男について行くと(押しが強いだけでビジョンやプランのない経営者の会社は)酷い目にあう。

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小沢さんは失敗するだろう

小沢さんは失敗するだろう

朝日新聞 社説:民主 論戦始まる—対立軸ははっきりした
http://www.asahi.com/paper/editorial20100902.html#Edit1

小沢氏は昨年の衆院選マニフェストの実行を最優先する方針を表明した。消費税論議は、徹底した無駄の削減が済むまでしないと明言した。

米軍普天間飛行場移設問題でも、沖縄県、米国政府双方の理解が得られる解決策が必ず見いだせると強調した。

どちらの懸案も、小沢氏が幹事長として支えた鳩山政権がやろうとしてできなかったことだ。小沢政権で真の「政治主導」を確立し、解決できるというなら、そのための手段と道筋を、もっと具体的に語ってほしい。

小沢さんには実際に物事を動かす政治家としての経験はあまりない。選挙の専門家として、あるいは、裏取引の経験は数多あるだろうが。

菅さん主張と小沢さんの主張。

小沢さんが主張していることの方が国民の要望に近いと思う。しかし、この要望は不可能に近い、いや、民主党の政治家がやってみて出来なかったことだ。

  *        *        * 

小沢さんが首相になってマニフェストを実現しようとしたら失敗するだろうと思う。

何故なら、小沢さんの選挙の専門家としての実績は評価するが、執政者としての能力は未知数であること、そして何より、マニフェストを実現する政策・策略があるなら、鳩山政権の時代に小沢さんからアドバイスがあっても良かった。つまり、小沢さんに具体策は無い。口先だけで良い事いってるだけ。

小沢さんは失敗するだろう。

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民主党分裂?

民主党分裂?

読売新聞:菅首相、小沢氏を西郷さんに例えて不要論?
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100901-OYT1T01143.htm

菅首相は1日夜、東京都内で開かれた民主党の野田財務相グループの会合で、「明治維新には西郷隆盛の力が必要だったが、西郷さんはああいう(西南戦争で敗れて自決する)末路をたどった。西南戦争があって、本格的な明治政府ができた」とあいさつした。

出席者の間では「小沢氏を西郷隆盛に、西南戦争を代表選に例え、政権交代が実現した以上、小沢氏はもう不要だと指摘した」と受け止められている。

戦争では相手方(賊軍)を抹消する(殺してしまう)ことができる。しかし、民主主義下では相手を殺してしまう事は出来ない。選挙は一種の戦争と言えるけれども、今回の民主党代表選挙では相手を殲滅することは出来ない。民主党の代表選挙で、どんなに頑張っても相手の国会議員の資格を奪うことは出来ない。

  *        *        *

菅さんは西南戦争に例えたが、例え、代表選挙に菅さんが勝ったとしても、小沢さんを消去することは出来ないだろう。

戦争をして勝ったらそれで終わりで全てが上手く行くと、戦う者としては思いたいだろうが、世の中、そんなに甘くないのではないだろうか。

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2010年9月 1日 (水)

大都市は地方から受け取っているものに無自覚であってはならない

大都市は地方から受け取っているものに無自覚であってはならない

読売新聞:若者流出止まらず…和歌山
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20100831-OYT8T00405.htm 

要因の一つは、自然減。73年に1万8985人だった出生数は、2009年には7729人と6割減り、合計特殊出生率も1・36と落ち込んでいる。その一方、死亡者数はここ数年1万〜1万1000人で推移し、毎年3000〜4000人の自然減が続き、高齢化が進んでいる。

  もう一つは社会減。県外への年間転出人数が1万7000〜1万9000人であるのに対し、県内への転入数は1万4000〜1万5000人で、毎年2000〜4000人が減っている。転出者の多くは20歳代と30歳代の男性で、県は「県内に大学や大企業が少ないことが原因」と分析する。

日本全体の人口が増えている状況であれば別だが、減っている状況では社会的な人口の移動は流出している側にとっては辛いことだろう。

社会的流出が起きている地方は謂わば「敗者」だ。魅力的な職場を用意できなかった、インフラ整備が出来なかった、その結果の社会的な人口の流出だろう。

   *        *       *

流出をしている地方が敗者であることを認めた上で、流入している側に苦言を呈したい。

首都圏を始めとする大都市は、地方から人口を吸い込んでいる。それは、その地域に(相対的に)魅力的な職場やインフラがあるからだ。それを勝利と誇ることが出来るのか。それは地方からの「人間という資産」を飲み込み続けなければ維持できない繁栄ではないのか。

地方から都市部へひとりの若者が移住する。その事によって地方は数千万円単位のコストをかけて育てた資産を失っている。都市部は数千万円単位かけて育てた資産を受け取っている。

子育てにはコストがかかる。一人の子供を育てて教育を受けさせて一人前にする。それまでに2000万円以上の教育費と手間暇がかかる。

その教育費と親や地域社会の手間暇をコスト換算したら、地方は都市部にいったいいくら支払っているのだろか。都市部はいったいいくら受け取っているのだろうか。ひとりの人間を育て上げるのに地域社会がかけた費用を1000万円と仮定する(費用を国が負担している部分もあるので、ざっくり1000万円とする)と年間200億~400億の資産を和歌山県は失っていることになる。逆に言えば都市部は毎年200億~400億和歌山県から受け取っている事になる。

人口が流出している地方は和歌山県だけではないだろう。日本全体ではいったいいくらの資産が、地方から都市部へ流れ込んでいるのだろうか。その資産の移動なしに都市部は繁栄を維持できるのだろうか。

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地方は敗者、都市部は勝者と言うことは容易い。しかし、都市部は地方からの「教育を受けた人間」という資産の移動があるという事を忘れてはならない。

でなければ、地方の人口減少が極限に達したとき、都市部もまた停滞への道を歩み始めることになるだろう。

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