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2010年11月10日 (水)

陰腹を切った海上保安官

陰腹を切った海上保安官

J-CAST:動画投稿の海上保安官は確信犯 テレビ局に「うやむやになってはいけない」
http://www.j-cast.com/2010/11/10080499.html?p=all

この職員は、

    「この映像は、国民の誰もが見るべきもの」
    「やったことが国民全体の倫理に反するなら、甘んじて刑にも服します」

とも話したという。衝突事件の動画公開についての政府の対応をめぐっては、海保内に不満の声が相次いでいるとも伝えられており、この「庁内を覆う空気」のようなものが、職員を犯行に突き動かした可能性もありそうだ。

この海上保安官は「陰腹を切った」ようなものだと思う。その上で主君に訴えたのだ。

  *        *        *

この人を英雄視することの是非はあると思う。英雄的行為には色々と裏の事情があったり下心があったりするものだから。でも、そんな事情や下心はどの時代の英雄にもあった事だろう。

自分に置き換えて考えてると、英雄的行為をするときに、私なら下心や打算が少しは入っていそうだから。

でも、実際に彼が行った行為は「陰腹を切って、主君に訴え出た」ようなものだと言って良いと思う。

  *        *        *

もちろん、主君とは海上保安庁の長官でも無ければ、菅首相でもない、ましてや仙谷官房長官なんかではない。

主君とは、もちろん、日本国の主権者たる国民だ。

  *        *        *

彼の行為がルール違反であることには間違いない。しかし、国家機密漏洩罪と言えるかどうかは極めて疑問だ。引用元の記事には、この映像の管理は、少なくとも初期段階においては、国家機密と言えるような管理ではなかった。

いわば、自動車運転免許の更新の時に見せられる事故の映像程度の扱い。あれだって、流出させたら問題になるだろうが、断じて国家機密と言えるようなものではない。

流出させた海上保安官にペナルティが必要かもしれないが、訓告戒告程度が適当だと思う。逮捕起訴する程の罪ではないのではないか。

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コメント

佐々淳行さんが、数日前、夕方のニュース番組のコメンテーターで発言されていました。

「漏えいした海保職員は、国民に真実を知らせるために、やむにやまれずにやった行為。それを政府が厳重に処罰するのなら、正しい情報を国民に出さず、情報操作をして、中国に加担した菅と仙石の二人。
日本の国益を著しく害した罪と、ビデオの証拠隠滅の罪で、逆にで、菅と仙石を相手取って、裁判を起こせ!」
とアドバイスしていました。
みなさん、この情報を拡散し国民の為に漏えいしてくえた海保職員を応援てほしいです

投稿: | 2010年11月10日 (水) 22時24分

政府の責任でしょうね、秘密扱いにする事自体が間違い。

投稿: 猪 | 2010年11月11日 (木) 10時03分

最高裁の判断基準に照らして、国家公務員の守秘義務違反には当たらないと思われます。
秘密の判断基準:
1.一般人が知らない。流出した情報が公になっていない。(非公知性)
2.秘密として実質的に保護すべき価値がある。(要保護性)
上記の2点に該当しなければならない。

投稿: シルバーな親父 | 2010年11月11日 (木) 14時03分

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