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2011年2月 7日 (月)

減税日本は失敗するだろう

減税日本は失敗するだろう

時事通信:「民主主義の扉開けた」=大村、河村コンビが圧勝−名古屋
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011020600233

「(市民が)民主主義の扉を開けた」−。名古屋のトリプル投票を仕掛けた河村たかし氏は、市長再選が確実になると、同市東区の事務所近くに止めたトラックの荷台に上がり勝利を宣言。恒例の当選の儀式としてバケツの水を頭からかぶった。

一方、住民税減税を共通政策に掲げて知事選を制した大村秀章氏も、自身の事務所で「新時代の幕開け」と声を張り上げた。公約実施となれば多額の県債(借金)残高を抱える中での減税実施となるが、「1丁目1番地の政策。(財源は)行財政改革で出す」と強調した。

私は減税日本の将来を悲観している。それは、減税日本には減税以外の政策がないように見えるから。「日本をこうしたい」とか「理想は○○」といった主義主張が見えないから。公務員や政治家への嫉妬や不満といったネガティブなものを集めただけのように見えるから。

2009年の民主党のマニフェストはバラ色のバラ撒を描いて見せたが、その後どうなったかはご存知の通りだ。

名古屋の場合、河村さんが市長になってから2年ほどたっているが、市議会との対立で政策を実行できていない。

市長と議会を押えた(押さえることになる)これからが、始まりと言えるだろう。

名古屋市が夕張市のように財政破綻し、行政上の自由を制限されるようになるまで、何年だろうか。

  *        *        *

もうひとつの類似点は「(市民が)民主主義の扉を開けた」と言う言い方。

まるで今まで民主政治が無かったかのような言い方、これも民主党が政権を獲った時の言い方を思わせる(今も小沢さんは「民主主義の定着」などと意味不明の言動を繰り返している)。

日本に民主主義があり、定着しているから、選挙で勝って、平和的に(暴力やデモなしに)権力が移行するのだ。

  *        *        *

減税日本と名古屋の将来は暗い。

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コメント

減税って言っても、法人市民税だけでしょ某政令指定市長の出来る法人税減税って。
大村が知事で法人県民税と事業税を減らすのかな?

所得税を減らすわけじゃなしデフレ下の政策としては減税で正解な訳で。
地域だけで対デフレ政策なんて出来るわけが無いので結局は日銀ガーと財務主計局ガーに収束していく訳ですがw

すくなくとも、
賃金デフレを加速させるグローバルまんせー政治家(自分は裏金でウハウハ)や
コアコアCPIも見ずに増税論議や財政規律なんて言ってるエコノミスト(笑)よりはマシ。

あれが人気有るのは、自腹を実際に切ってるからで
(国会議員の時は、議員報酬削減!って叫んで
周りからそれで総スカン食ってしまった訳でw)
去年なんて、個人市県民税やら源泉所得やら差っ引かれた後の手取りが月収30万以下とかって自嘲してたし。

投稿: | 2011年2月 7日 (月) 09時31分

有権者の多くは減税と言う公約に弱いものですね。公明党が支援したとは言え、既成政党の不甲斐なさが目立ちます。

投稿: | 2011年2月 7日 (月) 15時22分

「行政の無駄使い抑止力のための10%減税案・議員報酬の大幅見直し」です。

河村市長に「わがまま市長のレッテルを貼る」ために、全国的には、減税だけをとりあげているマスコミですが、名古屋市民は、減税だけで市長を当選させたわけでは、ありません。
「行政の無駄使い抑止力のための10%減税・議員報酬の大幅見直し」を、きちんと理解しているから市長を当選させたのです。
河村市長が、「減税は、改革の1丁目1番地」というのも、減税が最終目標でなく、減税して、無駄削減につなげようとしているからです。
片山総務大臣は、「無駄削減して余ってから減税を」と言っていますが、もし、予算が余れば、予算を使いたくてたまらない議員が、あっちにもこっちにも、予算をよこせと言うのは、目に見えている。
だからこそ、先に、「10%減税・議員報酬の大幅見直し」を言っているのです。

2年間、何も進ませなかったのは、河村市長憎しだけで、団結していた議会です。
独自の行政改革案すら、出さなかった議会です。
「既得権益集団の自民・公明と手を組んで、仲間だったはずの河村氏のいびり出しに血道を上げ、行政の無駄使い抑止力のための10%減税案・議員報酬の大幅見直し案にことごとく反対し、孤立化させ、わがまま市長のレッテルをはり放逐しようとしてきた」から、リコールをし、解散賛成に73%が投票したのです。
すべての区で、73%前後でした。
賛成、反対、僅差の区は、一つもありません。

減税で返ってくる額は、僅かです。
でも、まとまれば大きな額になるので、予算を立てる時には、ボディーブローのように効いてきます。

投稿: 名古屋市民 | 2011年2月 9日 (水) 16時38分

名古屋市民さん こんにちは

河村さんが名古屋市民の圧倒的支持を得ていることを、私は否定しません。これから彼はその支持をバックに減税を実行するでしょう。

その先にあるのは「行政サービスの切り下げ」か「借金増大」です。

私と「名古屋市民」さんの大きな違いは、「無駄の削除」が出来るかどうかという見通しだと思います。多分、名古屋市民さんは出来ると思い、私は出来ないと思っている。

効率向上は簡単な話ではありません。予算を足し算や引き算することは政治権力があればやれますが、少ない予算で多くの仕事をやるのは、権力だけでなく知恵が必要です。

彼にその知恵はあるでしょうか。

私は疑問に思っています。

  * * *

河村市長は小泉元首相のように、政策を前面にかかげ選挙を戦い、そして勝った。結果、郵政選挙後の小泉さんのように改革を実行することが出来る。

あるいは民主党のように選挙で勝った事によって権力を得た。

ですが、それは、結果の正さというか、1年後2年後3年後に支持されている事を保証しないのです。

私には、河村さんがボロボロに言われる将来が見えるような気がします。

投稿: 乱読雑記 | 2011年2月10日 (木) 07時04分

河村市長に能力があるかどうか?
それは、つきつめれば、わからないが事実でしょう。
しかし、それまでの市長がしなければいけないと言いながら、してこなかったことを、彼は実際にしようとしています。
名古屋市民は、その意欲を買ったのです。
どんなに能力があっても、しないなら、能無しと一緒です。
しない市長の元、ぬくぬくしてきた議員だから、市長と対立したのです。
そのことを、市民は、どうしたら改革できるか、今まで手段が見つからなかったのです。
もちろん、リコールは知っていましたよ。
でも、リコール運動前のマスコミの論調を見てもわかるように、こんな大都市で1か月と言う期間で、署名が集められないと思われていて、名古屋市民もその呪縛に縛られていましたが、河村市長の先導かもしれませんが、やってみようということになって、やってみたら多くの賛同を得たのです。
いくら河村市長が先導しても、市民の中に、変えなければ!という気持ちがなければ、あんなに署名は集まりません。
しかも、署名不足でリコール不成立になったとき、3万6000人以上が、不服を申し立てたのです。
結果、ご存知のように成立しました。
このとき、市民は、リコールは絵に描いた餅だと思っていたのに、民主的な方法で、変えることができるのだと、実感したのです(=民主主義の扉を開けた)。

市長にどのくらいの能力があるか、未知ですが、少なくとも、阻害する議員を排除して、行政改革ありきで、どうしたら、質を落とさずに行政改革できるかを、討論できる議員だけにして、河村市長の少ないかもしれない能力を、能力いっぱいまで引き出す環境を、市民は作ろうとしています。

あと、税金が少なくなったら、「行政サービスの低下」を議員もよく口にし、市民を脅しますが、市民の中に低下しても税を減らした方が良いと思っている人も多くいることに、議員は、気づいていません。

投稿: 名古屋市民 | 2011年2月10日 (木) 07時40分

誤 リコール不成立
正 住民投票

失礼しました。

投稿: 名古屋市民 | 2011年2月10日 (木) 09時21分

名古屋市民さん、こんにちは

いただいたコメントから、選挙で勝利した高揚感が伝わって来るようです。

***

言葉の使い方や意味に微妙な違いを感じる部分もありますが、おっしゃっている内容というか事実認識に大きな違いがあるとは思いません。

ただ気になるのは以下の部分です。

> あと、税金が少なくなったら、「行政
> サービスの低下」を議員もよく口にし、
> 市民を脅しますが、市民の中に低下しても
> 税を減らした方が良いと思っている人も
> 多くいることに、議員は、気づいていま
> せん。

減税とは行政府にとって収入減少(少なくとも短期的には)を意味します。それに対応して「行政サービスの低下」を行うのも選択肢であると思うのですが、その事が広く市民に知れ渡っているのでしょうか。

私は名古屋の市民ではありませんし、マスコミを通じてしか知りません。その範囲では、減税を言ってはいても「行政サービスの低下」を知らせはいないように見えました。

有権者が行政サービスの低下も覚悟していて、減税日本に投票したのなら、成功の確率はグンと上がるでしょう。そうであることを祈ります。

投稿: 乱読雑記 | 2011年2月11日 (金) 12時26分

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