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2011年2月 4日 (金)

そして領土を齧られた

そして領土を齧られた

沖縄タイムス 社説:[エジプト政変]民主化は止められない
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2011-02-03_14210/

フィリピンで1986年、親米のマルコス大統領が民衆蜂起で国外逃亡したときも同じ構図があった。独裁者とその取り巻きが国の富を独り占めし、疲弊する国民生活を顧みなかった。その政権を支援していた米政府への不満が民衆の中に渦巻いていた。民主化の数年後、同国の米軍基地は撤去された。

民主化自体は良いことです。独裁者や独裁的政権は庶民を幸福にしない事が多いですから。

ただ忘れちゃならないのが、その後どうなった?と言うことです。

「民主化の数年後、同国の米軍基地は撤去された」

そして、その数年後、フィリピンは南沙諸島の実効支配を中国に奪われました。

フィリピンの国力と日本の国力は同じではありませんし、フィリピン海軍よりも海上自衛隊の方が能力が上です。ですから、沖縄から「米軍基地は撤去された」となっても同じ事が起きるとは限りません。けれども、用心は必要です。

  *        *        *

民主化、民主革命のあと独裁的な政権が出来る、民衆が暴走し純化路線(≒民族浄化・原理主義)になることはあることです。フランス革命しかり、イラン革命しかり、エジプトは原理主義の強い国ではありませんが、内部闘争を繰り返しているうちに、純化されて、より過激な主張が受けるようになる可能性を否定できません。

エジプトの場合、民主化後の心配事としては領土を齧られるではなく、内部対立の結果、弱体な政権が外部に敵を求めてイスラエルと戦争を始める可能性を私は怖れます(エジプト国内での粛正は「ご勝手にどうぞ」)。

  *        *        *

「しばらく中東情勢から目が離せない」

民主化を喜ぶのは当分先でしょう。私は新たな流血・弾圧と戦争が心配です。いずれにせよ「目が離せない」のには同意です。

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コメント

エジプトの政変でアラブ中東地域の情勢が一気に不安定さを増して、戦争勃発の危機さえはらんで来ました。事態の沈静化へ向けた動きはまだ表立ってなされてはいないようですが、正に目が離せない状況です。

投稿: シルバーな親父 | 2011年2月 4日 (金) 16時46分

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