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2011年3月12日 (土)

廃炉≒損切り、初期対応の終わり

廃炉≒損切り、初期対応の終わり

FNN:福島第1原発で爆発 枝野官房長官「格納容器が破損していないことが確認された」
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00194936.html

そのうえで、こうした状況、現状をふまえ、今後、懸念される原子炉容器および格納容器の破損による災害を未然に防止するため、東京電力が容器を海水で満たす措置をとる判断をいたしまして、海江田経済産業大臣において、そのことの指示をいたしました。

その際、あわせて「ホウ酸」を用いることによって、念のために、万が一にも再臨界などの懸念される事象の生じないよう、工夫することを確認をいたしております。

政府としては、こうした措置の準備、手順が適切であることを経済産業省原子力安全保安院ともども、確認をいたしまして、妥当なものと評価をいたしております。

廃炉という言葉を使ってはいないようですが、事実上の廃炉でしょう。厳密な運用が求められる原子炉に不純物の存在する海水を使ったり、ホウ酸を投入するのですから、この原子炉は再起できないでしょう。

なんでもう少し早く海水やホウ酸の注入を決断できなかったかと非難は出来ますが、簡単な決断ではありません。

原子炉がいくらするか存じませんが、安いものではないでしょう。それに、数年前に柏崎の原子炉が止まった時は、電力不足で停電が心配されました。

難しい決断であったと思いますが、格納容器が破損した場合のリスクを考えると正しい決断であると思います。

  *        *        *

今回の地震で各地の原発がどの程度の被害を受けていて、どの程度の停止期間となるか、まだ判りませんが、半年や一年で回復したら奇跡というか、数年は復旧しないでしょう。

今日の夕方(午後の6時から7時)に電力不足による停電があるとの報道がありました。

この調子では、夏の電力ピークにはどうなってしまうのでしょうか。

  *        *        *

民主党政権のこれまでの対応には大きなミスはありません。というか、いままでの対応は初期対応で、組織としては「脊髄反射」の部類で、マニュアルに従っていれば大きなミスはない。

しかし、初期対応が終わると話が変わる。電力不足での停電が起きると判ったら、「どの設備を停電させるか」「どの地域を停電させるか」を決めねばならない。当然、ルールはあっても、停電が起きることが判ってから、実際の停電までには時間があって政治的介入が可能になる。

政治的介入が可能であるということは、政治による損害も起きると言うことです。

政権の実力が試されるのは、これからです。

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