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2011年4月 2日 (土)

原発の今後を決めるのは秋以降の話

原発の今後を決めるのは秋以降の話

産経新聞:「順序違う。まずは事故の収束」原発計画白紙方針に不快感 全原協会
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110401/dst11040119340059-n1.htm
「順序違う。まずは事故の収束」原発計画白紙方針に不快感 全原協会

全原協は4日、安全対策や情報公開の徹底を政府に要望する予定。河瀬会長は「冷静になり、エネルギー保障や環境問題など全体を考え直してから、政策を議論すべきだ」と述べた。

原発の今後を決めるのは半年以上先の話です。ふたつの理由があります。

まず、第一に被害の程度が判っていません。現在は半径20[km]以内が立入禁止、30[㎞]以内が屋内退避となっていますが、これで十分なのかそれとも過剰なのか判りません。いつまで続くのかも分からないし、現在も漏れ続けているであろう放射性物質の量と健康被害と経済に対する影響もまだ判っていません。感情的に過大に評価しているのか、未知の被害がまだまだあるのか。

原発も人間の作ったものである以上、事故は起こります。その時の被害額が判らないと判断は出来ません。それが判るのには何年もかかるでしょう。少なくとも現在は判っていません。

二つ目は、計画停電と節電の行方が判っていません。今年の夏に計画停電はあるでしょうか。需要と供給の数字を見ると計画停電は確実なようでもありますが、一方で、節電の努力は行われています。もっともっと節電できたら計画停電は避けられるかも知れないし、計画停電は行われ、その不便さに人々は耐えられないかも知れない。クーラが止まって熱中症で死者が出たら、それも原発事故の犠牲者であろうし、同時に、(人為的ではないが)原発を止めたから出てしまった犠牲者でもある。

私達が電力不足に耐えられるのか、それとも耐えられず危険でも原発を動かしたくなるのか。それは不便さを味わった後でなければ、判らない。

この2つの理由で原発の今後を決めるのは今年の夏を経験した秋以降の話であると思っています。

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あと、所謂クリーンエネルギー(太陽光や風力など)は、ここ3~5年ぐらいが勝負所です。原発事故の影響で、クリーンエネルギーへの投資が、研究開発にも既存の技術による建設にも、行われるでしょう。世間は、特にお金がかかった場合は、結構シビアです。投資されても目処が立たなければ「結局、ホラ話だったのね」となってしまいます。細々とは続けられるでしょうが、物好きやお金持ちの趣味となってしまいます。世間はいつまでも待ってくれる訳ではありません。3年、長くて5年で際立った成果を出さねば、期待の星から「出来るといいね」に逆戻りです。

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クリーンエネルギーを進めている事業者、研究や開発にたずさわっている研究者や技術者は「チャンスだけとピンチでもある」と頑張って下さい。

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