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2011年4月10日 (日)

東電と官邸

東電と官邸

毎日新聞:東日本大震災:被災者支援出遅れ 菅政権の1カ月
http://mainichi.jp/select/today/news/20110410k0000e010016000c.html

統合本部設置後、東電は官邸との意思疎通を欠かさず、情報の流れは良くなったと政府関係者は指摘する。しかし、官邸側の東電への不信感は根強い。震災後最大の余震が宮城県などを襲った7日深夜、官邸には首相や枝野氏、東電には細野氏が駆けつけた。だが、間もなく細野氏は官邸に伝えた。「統合本部には東電の役員は誰もいません」

私は菅首相が東電本社に乗り込んで怒鳴った事や原発を視察したことに対して批判的だったのですが、こういった記事を読むと、怒鳴り込んで良かったのではないかと思ってしまいます。

一方で、こんな記事もあります。

WSJ:菅首相の官僚外しと原発危機対策
http://jp.wsj.com/Japan/Politics/node_219448

菅首相が、おおかた反故(ほご)にしてしまった原発緊急時計画の策定にかつて一官僚としてかかわった与党民主党の福島伸享衆議院議員は、「マニュアルがあるにもかかわらず、マニュアル通りに動かず、アドホック的に自分たちで命令系統を作り時間を浪費している。実際にマニュアル通りに対応して事態がもっと軽症で終わっていたかどうかは分からないけれど、少なくとも対応が遅れた」と語る。

事故対応、あるいは危機管理について評価が定まるのは暫く先の事となるでしょう。

  *        *        *

ただ思った事は、東京電力の決断力の無さです。計画停電については良くやったと思っていますが、ここ一発というか原発について「損切り」の決断が遅かった(ように見える)のは、どうしたもんでしょうか。

巨大組織を可もなく不可もなく上がってきた東京電力社長を始めとする経営陣よりも、選挙という修羅場を経験してきた政治家の方が、まだ決断力があったと言うことなのでしょう。

原発を今後も使うかどうかは判りませんが(当面は残るでしょう)、原発事故の巨大さと(大丈夫なのに)誤った決断をして廃炉にした場合の損失金額、そして、時間的に制約され情報不足の中で決断するという事を考えたら、原発の指揮官は「修羅場をくぐった人間」である必要があります。

原子力発電所の所長は非常時用に首相と直結したホットラインを持ち、電力会社の社長の指示ではなく首相の決断で動く事が出来る必要があるのではないでしょうか。

アメリカ大統領が持っている「核のボタン」のようもの、原発の緊急停止措置をとる権限と仕組みを用意しておく必要があります。

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