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2011年4月27日 (水)

非常時と平時を区別できないのか

非常時と平時を区別できないのか

カナコロ:「目をつむっていたわけではありません」、海江田経産相が原発事故への対応で松あきら氏追及に反論
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1104270016/

松氏は「地球の命運を握っている人たち」と評したが、経産相は「避難を余儀なくされている被災者よりも良い待遇というわけにもいかず、当事者もそれは認識している。見直しの線引きが難しい」と為政者としての苦しい胸の内を明かしていた。

作業員の方々の待遇と被災者の状況を比べるのは、福島原発が落ち着いてからでよい。今は非常時なのだから、そんなものは後でやればよい。

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いま、原子炉は落ち着いているとは言えない。小さなミスや効率の低下がさらなる放射性物質の漏出をまねくかもしれない。

厳しい状況下で働いたことがある人間なら判るとおもうが、人間、衣食住が悪くなると本人の気持ちや心がけだけではどうしようもなく、ミスが増え効率も低下する。

被災者の状況や感情を気にして原発関係者の待遇をどうこう言って、それが結果的にさらなるトラブルを引き起こしたらどうする。

海江田さんは、非常時と平時の区別が出来ていないのではないか。

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海江田さんの「避難を余儀なくされている被災者よりも良い待遇というわけにもいかず、当事者もそれは認識している。見直しの線引きが難しい」と言う発言は、言い逃れではあっても「為政者としての苦しい胸の内」などではない。本物の為政者なら、作業員の待遇を改善し作業効率を向上して原子炉を少しでも早く冷温停止の状態にしようとするだろう。それが被災者を少しでも早く故郷に返す事に繋がるのだから。

海江田さんの発言は、有能な為政者のものではなく、大衆におもねる政治家のものだ。悪く言うと視聴率さえとれれば(大衆の感情を満足させさえすれば)どんな俗悪な番組でも放送するテレビのようだ。

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為政者は大衆の感情を大切にしなければならない。しかし、同時に無視する強さも持たねばならない。

為政者は大衆におもねるな。

非常時には非常時の強さを持て。

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