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2011年4月14日 (木)

計画的避難

計画的避難

毎日新聞:福島第1原発:避難苦? 飯舘村102歳男性が自殺
http://mainichi.jp/select/today/news/20110414k0000m040158000c.html

東京電力福島第1原発事故で避難することになった福島県飯舘村の102歳の男性が同村内で自殺していたことが13日、地元関係者の話で分かった。

関係者によると、死亡したのは12日。長男夫婦と3人で住んでおり、避難の話し合いをしていたさなかだった。自宅を離れることを苦にしたとみられるという。

同村は原発事故の影響で放射線の数値が高く、政府が「計画的避難区域」に指定する方針の地域。

引越しは自分で望んだものだとしてもストレスだ。特に高齢者では、それが引き金になって良くない事(認知症とか)が起きる事だってある。

薬を飲むときには効果と副作用を考えて飲むものだ。計画的避難もその場にとどまった時のリスクと引っ越した場合のリスクを天秤にかけて決めなければならない。避難先で体調を崩し、死亡したりしたらシャレにならない。

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避難基準は年間20ミリシーベルトだそうだ。100ミリシーベルト~200ミリシーベルトを越えるとガンの発生率が上昇することが判っているそうだ。これは、これ以下ではガンにならない事を意味するものでも、越えたら必ずガンになることを意味するものでもない。

つまり、ガンになる事もガンにならない事もある。そのリスクと退避するリスクを天秤にかけなければならない。

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年間被曝量が20ミリシーベルト程度で、強制的に避難させるのは間違いではないだろうか。残ったほうが幸せな人間もいるはずだ。そんな人に避難する場合にかかるコストと同程度の支援を行い残ってもらう選択肢はないのだろうか。

年間被曝量が20ミリシーベルト程度であれば、4時間程度でいて8マイクロシーベルト程度にしかならないのだから、外部から支援に入っても影響はないだろうし。

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政府の避難計画は大雑把に過ぎるのではないか。地域毎に細かく計測して、「入ったらすぐ死ぬ」「一日滞在したら入ったら死ぬ」「1年いたらガンになる確率倍増」「10年いたらガンになる確率倍増」「10年いたら確率10%増」とか発表してもらえないものか。確率まではムリであるなら、計測結果でも良い。

20キロ圏内や10キロ圏内でも居住可能な地域はある筈で、その地域を放棄するのは無駄以外のなにものでもないのだから。

政府の避難計画は大雑把に過ぎるのではないか。

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コメント

確かにガンは恐ろしいでしょう。しかし早期発見であればかなりの確率で治るようになってきました。
被曝した人々のがん検診を年2回ほど無料にしてみてはと思う。また明らかな因果関係にある甲状腺がんや骨肉腫などについては治療を国(もしくは東電)が持つようにすればよい。
起こってしまった事を嘆いても仕方がない。検証と、今後のリスクに対する対処を確立していくことが大切でしょう。

投稿: きき | 2011年4月14日 (木) 09時48分

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