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2011年4月10日 (日)

根性なし

根性なし

産経新聞:国内メディアは電話取材ばかり…「ありがとう」重い意味
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110410/trd11041019180010-n1.htm

「(取材に)来てくれて、ありがとう」。東日本大震災の被災地、福島県南相馬市で出会った年配の女性はそう言いながら、私の手を握った。



長引く避難所暮らしに疲れたこと、市内の放射線量が原発から30キロ以上離れた福島市よりも低いこと、経営する店の倒産回避のため…。理由はさまざまだが、「ほとんどは生きるためにやむにやまれず戻ってきた人たち」と市の職員は言い、政府の曖昧な指示が「蛇の生殺し状態」を生んだと批判、街の実情が伝わらないもどかしさを嘆く。

産経新聞:国内メディアは電話取材ばかり…「ありがとう」重い意味
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110410/trd11041019180010-n2.htm

聞けば、これまで現地に足を運んで取材したのは地元紙を除けば、一部の週刊誌などごくわずか。海外メディアが積極的に入ってくるのとは対照的に、「30キロ圏内を敬遠する国内メディアは電話取材ばかり」と耳の痛いことを言う。

冒頭の女性とは、屋内退避地域にある病院で出会った。カメラを肩にかけた私の姿を認めると、女性の方から「話したいことがあるの」と声をかけてきた。

素人なら危険な場所に行かないって言うのは常識である。いや義務と言っても良い。しかし、ジャーナリストとしてはどうなのよ。

  *        *        *

警察官は一般民間人を見捨てて逃げてはならいと言う義務を負っている。自衛隊隊員は命令とあらば命の危険のある場でも赴く。

ジャーナリストは民間人だから、そんな義務はない。しかし、命の危険を顧みずに行動する人間達の言葉よりも説得力のある言葉を吐こうとするなら「危険だから行けません」と言っていて良いのだろうか。

危険な場所に行った自衛隊隊員や警察官に取材して(あるいは問い詰めて)、記事を作っても、現場に行った人間の言葉よりも説得力のある言葉を吐けるのだろうか。

マスコミ各社は「損耗を覚悟して」取材が出来ないのであれば、政府の出す情報以上の説得力を出せない、つまり、政府の(権力の)広報機関となりかねない事に自覚的であるべきだ。

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「命懸け」でなければ世間は動かせない。遠くから、安全な場所から、好き勝手に言うだけの存在では信頼を得られない。

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