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2011年5月26日 (木)

続:原発事故での死者は何人?~漏洩した放射能は直接的に何人の死者をもたらすか

続:原発事故での死者は何人?~漏洩した放射能は直接的に何人の死者をもたらすか

この記事、朝の時間がない中で書いたものだから、普段でも多い誤字脱字がさらに目に付くし、色々と訂正したくなったので改訂します。すみません。

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5月22日に「原発事故での死者は何人?」という記事を書いた。機会があり読み直してみると、書き足したくなった。

ひとつめ、これは非常時の意見だということ。

「100年で10人程度のガン死」などと書くと、10人くらい死んでも平気だと言いたいように読めなくもない。でも、ひとの命は、たとえ、一つであっても軽く扱って良い訳がない。

山本七平氏の著作を読んだ事がある。記憶で書いているので、間違いがあるかも知れないが、平時と非常時での判断の違いについて書いてあった。山本氏は旧日本陸軍の士官だったそうだが、フィリピンに到着した直後の行軍中に、部下の兵の一人が(疲労からか)倒れた。その時、山本氏は別の部下に肩を貸すように言おうとしたら、現地で合流した(現地で充てがわれた)下士官に、そんな命令をだしてはならないと止められる。

倒れた人間は放置すると死ぬだろう。でも、全員が体力の限界だ。肩を貸した人間も死ぬだろう。

放置すれば1人の死、肩を貸すように命令したら3人の死。

平時なら、疲労のあまり倒れた人間を放置するなんて許されない。しかし、非常時では必ずしも正しくない。場合によっては見捨てる事が正しかったりる。

平時であるなら、100年に10人の死であっても、放置してはならない。しかし、いまは非常時だ。10人を救うために、何人が犠牲になるか、なる可能性があるか考えた上で行動しなければならない。

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ふたつめ、何故、20ミリシーベルトで0.5%という数値を採用したかについて。

現在、放射能の害について諸説プンプンで、20ミリシーベルトでどの程度の害があるかも様々な意見がある。「原発事故での死者は何人?」では、しんぶん赤旗の、つまり日本共産党の見解である数値を元に、20ミリシーベルトで0.5%とした。

何故なら、日本共産党は昔から反原発であり、放射能の害を過小に評価する理由がない。また、あるていど大きな組織であり、あまりに根拠薄弱な主張をすると、後が怖い。

つまり「20ミリシーベルトで0.5%」は、トンデモな学説を排除した上での上限の値だろうと言うこと。

私自身は年間20ミリシーベルトでは0.5%も上昇しないと思っているが、これについては次の記事で書きたいと思う。

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みっつめ、私は逃げる人を非難しない。

こんな例え話を考えてみる。

体育館に200人くらい集まっている。そこに、一発だけ実弾の入ったピストルを持って、凶悪犯が逃げ込んできた。

「そいつが撃ったとして、1人殺したとして、200分の1で、0.5%の確率でしかない」と言って逃げないなんて事はありえない。普通は逃げる。

だから、私は20ミリシーベルトの地域から逃げる人を非難しない。しかし、逃げた先で危険があるなら逃げない事も選択肢だ。もちろん、安全な避難先を用意するのは体育館の管理者の責任である。今回の原発事故で言うなら安全な避難先を用意するのは政府の役割。その避難先でイジメや事故が無いようにするのも政府の役割だ。

しかし、政府は十分な避難先を用意できていない。であるならば、99.5%の確率に賭けて踏み留まるのも選択肢だ。

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他にも書き足りない事があるけど、時間がないので、またあとで。

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この記事は今朝(2011/05/26 07:12)にアップしたもの改訂版です。当日の夜の22時ごろに書き直したものです。

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