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2011年6月10日 (金)

菅直人は最終的な勝利を得られない

菅直人は最終的な勝利を得られない

毎日新聞:ザ・特集:「家庭内野党」伸子夫人に聞く 菅さんが総理になって
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110609ddm013010005000c.html

拍子抜けするくらいあっけらかんとしている。「ちょっと飲もうかしら」。酒豪で鳴らす。ビールでのどをうるおせば、首相の辞意の真相もぽろり飛び出すに違いない。むろん、こちらもお付き合いするが、しーんとした日本一警戒厳重な社宅でのビール、なかなか酔えそうにもない。なんだかゲリラのアジトに潜入している気分にもなって。

「アハハ、そうね。菅さんの原点はゲリラ、市民ゲリラだってこと、もっと思い出してもらわなくちゃ。昔の菅さんを知る支持者のみんなからさんざん言われるの。あと少ししかないなら、何かやってくれなきゃ。面白くないよって。私もそう思う」。そういえば、首相就任後、間もなく出た伸子さんの著書のタイトルは「あなたが総理になって、いったい日本の何が変わるの」。何が変わりました?

「菅さんの原点はゲリラ、市民ゲリラだってこと、もっと思い出してもらわなくちゃ」

あぁそうですか、菅さんはゲリラですか。

ちょっと納得。

  *        *        *

この菅伸子さんの言葉を聞いて思い出した言葉があります。革命家でゲリラでもあるチェ・ゲバラの言葉「勝利はつねに正規軍によってのみ達成できる」「ゲリラ戦はそれ自身では完全な勝利に達し得ない」。

勝利の定義を「実効的で正当性のある統治権を獲得すること」とすれば、ゲバラの言葉は正しいと思います。ゲリラのみでは、敵に損害を与えることや部分的な勝利は得られても最終的な勝利は得られません。

ベトコンで有名なベトナム戦争でも最後に決着をつけたのは正規軍(北ベトナム軍)です。

  *        *        *

菅さんはゲリラ的な手法で小沢・鳩山連合の攻撃を打ち破りました。小沢・鳩山連合の側は、数と金という正規軍的な力を備えていたけれど、騙し討ち的な(誤解を誘発した?)方法に敗北しました。

たしかに菅さんは正規軍というよりゲリラ的です。

でも、菅さんが首相となり日本国の統治権者のトップとなったのは民主党という正規軍があったからであることを忘れてはなりません。

  *        *        *

党首という立場、首相という立場は、ゲリラの立場ではなく、正規軍の立場です。

正規軍を率いるには、正直であるべきです。少なくとも味方に対しては正直であらねばならなりません。最低限、味方を騙したとしても、結果が出たとき、騙されたと判ったときに、必要な事だったと納得してもらえねばなりません。でなければ、正規軍は動かなくなる。

菅さんは、味方の正規軍(民主党)を騙しました。そして、首相の地位を護りましたが、味方の正規軍は騙された事に納得していなません。

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菅さんは大きな仕事をする事が出来ないだろう。大きな仕事は正規軍でなければ出来ないから。そして、菅さんは、成果を残せず、味方に見捨てられたゲリラとして惨めに地位を追われるだろう(そのあともゲリラとして戦い続けるかどうかは知らない)。

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