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2011年6月30日 (木)

変わったもの、変われないもの

変わったもの、変われないもの

NHK 解説委員室:時論公論 「フクシマの教訓・IAEAの課題」
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/87036.html

これまでの原子力発電所の重大事故はアメリカ、ソビエトそして日本という原子力先進国で起こっていることを我々は忘れてはなりません。

そしてここ40年の間に他の産業がはるかな進歩・イノベーションを遂げているのに対して、核開発の付随物として生まれた今の原子力発電は改良、改善は進められているものの、その原理は昔から変わっていません。また高レベルの廃棄物の最終処分の問題もまだ解決していません。

20世紀の最先端の技術だったというプライドのみが原子力産業に残り、原子力絶対主義の頑なな姿勢を取り続ければ再び重大事故を起こしかねないでしょう。

ちょこっと重箱の隅を突つかせてもらいます。おまけに政治にも関係ありません、すみません。

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原子力発電所に対して「その原理は昔から変わっていません」っておっしゃっていますが、原理が変わった(違う原理を使うようになったもの)ってすんごい少数派だと思うんですよね。最近流行りのLED電球なんかは白熱電球とは違う原理です、でも、火力発電所の原理って変わった事ってありましたっけ?

自動車エンジンの原理って17世紀あたりに発明されてから変わっていないんじゃないですか。飛行機の原理もリリエンタールやライト兄弟の頃から変わっていません。最先端のロケットもニュートンが発見した作用反作用の法則で飛んでいます。

世の中で長く使われている技術や製品で原理から変わったものって、そう多くはありません。

原子力発電所の進歩が早いか遅いかと言われたら遅い(建て替えが政治的・技術的理由から出来ないので、新しい技術を実用化できない。また、高速増殖炉の実証も停滞している)と思いますが、原理が変わらないのは珍しくもないし悪いことでもありません。

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先日、ディアゴスティーニを買いました。特撮のDVDのコレクションで、買ったのは、サンダーバードと謎の円盤UFOのDVDが入ってるもの。サンダーバードが見たくて(子供の頃に必死に見たので)買ったのです。

で面白く見たのですが、メカの部分は今でも十二分に通用するレベルです。サンダーバード2号ってカッコいいよね。乗り込むシーンも無駄にカッコいいし。荷物を選ぶシーンとか、秘密基地からの出撃とか。で、いまとなっては通用しないなと思ったのが情報通信機器の描写。映像付き通信はかろうじてあるけど携帯電話はなし、ネットワークもない。人工知能を積んだ機械(ロボット)もない。

カメラはフイルムカメラが前提で、デジカメなんて出て来ない。悪役が写真撮影に失敗した描写で、フイルムが隠しカメラから飛び出してしまうシーンがあったのだけれど、いまの大人は判るだろうけど、若い世代には理解出来ない人もいるのではないかと思う。多分10年後には「なんだろう、これ」が多数派となって、古典文学よろしく解説付きじゃないと理解できないものになるだろう。

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話がズレましたが、昔の特撮もののSF映画やドラマを見て感じることは「情報通信機器の進歩」です(SFマンガで重傷を負った主人公が必死に公衆電話を探しているシーンに思わず「(そんなに凄いサイボーグ化社会なのに)携帯電話もないんかい!」ってツッコミたくなった事もあります)。

逆に言うと、情報通信以外の部分は、あまりにも変化していない。

原子力発電所の原理が変わらないなんて、当然の事です。

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