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2011年7月31日 (日)

え~っと

え~っと

サーチナ:ラッシュ時に地下鉄が逆走、原因は「信号システム故障」—上海
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0730&f=national_0730_038.shtml

現地時間28日午後7時過ぎ、ラッシュ時の上海地下鉄10号線龍渓路駅を出発した列車が本来の方向とは逆に動き出した。乗客たちは直ちにミニブログなどを通じてこの「異常」を報告し始めたが、地下鉄運営者からのアナウンスはなかったという。

運営者は29日にミニブログを通じて事故の状況を説明、列車の逆走は「信号システムのバージョンアップテスト実施中に生じた故障」が原因であるとした。事故発生後、列車はすでに駅を離れてしまったことからそのまま隣駅まで運転した後、乗客を別の列車に乗せ換えたという。

上海の地下鉄って24時間運転じゃないよね。だったら「信号システムのバージョンアップテスト」なんてものは、終電後に行えないのかな。実際にお客様が乗っている状況下でないと出来ないテストなのかな。

「信号システムのバージョンアップテスト」という名称からは、実際の運用中じゃなくても(乗客がいなくても)行えた事で、いや、むしろ乗客がいない状況下でしかやっちゃいけないと感じるのは私の感覚がヘンなのかな。

  *         *        *

技術力不足とか不測の事態が起きたと言った問題ではなく、そもそもの所に人命軽視・乗客の安全軽視といった感覚があるか、それとも、組織の文化(社風?)に技術を理解するつもりがないように思えます。

中国で大規模な鉄道事故が、近々また起きるだろうと予感させられました。

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この「やらせ」を非難できません

この「やらせ」を非難できません

日刊スポーツ新聞:古川知事の発言要旨
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20110730-813099.html

6月21日に九州電力の当時の副社長らが退任のあいさつに来た際、玄海原発の再稼働をめぐる国主催の説明番組について、「経済界には容認の声もあると聞くが表には出てこない。この機会に出していくことも必要だ」と発言した。

7月27日に第三者委員会から尋ねられ、以上のことを答えた。やらせを依頼する意図はなく、たくさんの人に番組を見てほしかった。結果的にやらせにつながってしまったかや、責任の有無については、事実関係の解明を待ちたい。

原発問題に限らないけれど「ノイジーマイノリティー」という問題がある。ある問題について積極的に発言するのは良いけれど、多数の共感を得ていない場合問題になる。

   *        *        *

原発問題には、これまでの経緯からか「強固な反対派市民団体」「中間派・無関心派(多数はこれ)」「推進したい政府と企業」の3つがある。事故後は「中間派・無関心派」は減っただろうけど、大部分の意見は穏健なものだ。

   *        *        *

さて、今回は「推進したい政府と企業」の側が「やらせ」をしたと非難されている。確かに政府や企業がその力関係(金とコネ)をつかってシンポジュウムに寄せられた意見を工作しては不味いだろう。

だけど私は、政府も県知事も電力会社も非難する気にはなれない。

その理由の1つがノイジーマイノリティーの問題だ。

もう1つが外国勢力の可能性だ。菅首相の献金問題で明かになったように、日本の政治に外国は干渉しようとしている(私が外国の立場なら当然の事として干渉しようとするだろうから、干渉しようとする外国を非難はしない。日本政府には防護を期待するが)。

可能性の問題に過ぎないのかもしれないが(証拠もないし)、外国勢力が「自国に取って都合の良い主張をする市民団体」を援助しているとしたら、そういった方々がシンポジュウムで大きな声で主張したらどうなるだろうか。

そんな場合と比べて、政府や自治体や電力会社が介入するのは悪いことだろうか。私達は市民団体の背後関係を知っているだろうか。

そういった事を考えてしまうと、私は、この「やらせ」を非難する事が出来ないのだ。考えすぎかも知れないが。

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2011年7月30日 (土)

原子力発電所は維持しなければならない

原子力発電所は維持しなければならない

読売新聞:原発抜きに国の発展ない…日本原燃社長が反論
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110730-OYT1T00435.htm?from=top

日本原燃の川井吉彦社長は29日の定例記者会見で、改めて菅首相による「脱・原発依存」表明に反論した。

これまでに培った技術や人材の意義、地元との協力関係に言及し、「これらを捨てていいのか。熟慮に熟慮を重ねるべきだ」と主張した。訴えは会見の冒頭、約6分間。新たな安全対策についての言及が4分ほどだっただけに、その熱の入れようが際だっていた。

化石燃料は、何十年後かには(あるいは、もっと未来かもしれないが)枯渇する。採掘技術の進歩(より深海の油田など)や新しい資源(メタンハイドレードやシュールガス)もあるだろうが、有限の資源だからいつかは枯渇する。

その時に私達はどんなエネルギー源を使うのだろうか。いわゆる自然エネルギー、風力や太陽光では力不足であることが確実だ。宇宙太陽光発電のような安定的で枯渇する心配もないエネルギーがあれば良いが、そうでなければ私達が享受している文化的な生活は、化石燃料が枯渇した時に終了する。

そうなって良いのだろうか。

私達は、いろんなエネルギー源に投資しておかなければならない。

自然エネルギーに投資するなとは言わない。しかし、もっと大量で安定的なエネルギー源を確保しておく為の投資をしておかねばならない。

私は究極的には宇宙太陽光発電だと思うし、その為の研究開発に予算を投入して欲しいと思うが、原子力発電の技術を日本は維持発展させておかねばならない。

代替のエネルギー源が確保できるまでの間は、新型のより安全な原子炉を作れる人材・運用できる人材を育成しておかねばならない。その為に(例え少数であっても良いから)原子力発電所は維持するべきだ。

近い未来か遠い未来かは判らないが、あの時に技術を放棄したから惨めな暮らしをしていると、子孫に言われたくないならば。

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抵抗するな、殴られてろ

抵抗するな、殴られてろ

ITmedia:Twitter・ブログの原発情報監視事業に東京弁護士会が懸念表明 「弊害の方が大きい」
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1107/28/news066.html

原子力発電所や放射線に関連したインターネット上の「不正確・不適切」な情報を経済産業省・資源エネルギー庁が監視する事業に対し、東京弁護士会はこのほど、「自由であるべき情報流通に対する過度の干渉にならないか、極めて強い懸念がある」とする声明を発表した。

東京新聞の報道によると、同事業は広告代理店のアサツーディ・ケイが約7000万円で落札・契約した。

6月24日に入札が公告された同事業は「Twitter、ブログなどネット上に掲載される原子力などに関する不正確な情報または不適切な情報を常時モニタリングし、それに対して速やかに正確な情報を提供し、または正確な情報へ導くことで、原子力発電所の事故などに対する風評被害を防止する」のが目的としており、応札する事業者に対し必須のモニタリングの対象としてTwitterを挙げている。

原子力関係の政府機関や企業がメディアやネットを監視したり影響を与えようとすることに対しての批判があります。

言論や集会は自由であるべきですから、批判は正しいように見えます。

しかし、そうでしょうか。

2つばかり書きたいことがあります。

   *        *        *

ひとつめ、「どうすれば良いんだ?」

もし、メディアやネットへ関心を全く払わなかったとしたら、「世論の動向に無関心だ、独善的だ」と非難されるでしょう。

間違った情報が流れているのに訂正しなかったら、「正しい情報を持っているのに啓蒙しないのは無責任だ」と非難されるでしょう。

いったい、どうすれば良いと言うのでしょうか。

   *        *        *

ふたつめ、非難する側に政治的な臭いを感じる。

メディアやネットは闘争の場でもあります。一方の側に不祥事があった時、それを理由にして叩くのは通常の事です。このこと(監視)への非難をそういった文脈で考えると、反原発の方々が原発関係者の口封じを行おうとしているようにも見えます。

つまり、黙って殴られてろと要求している。

   *        *        *

大きな組織、影響力をもった組織が「正しくあること」は大事です。しかし、正しさを追求しているように見えることが、正しいように見える空論だったり単なる利害の対立者だったりすることもあるのでは、と思わされたのでした。

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2011年7月29日 (金)

じゃあ、ぜんぶ止めろ

じゃあ、ぜんぶ止めろ

東京新聞:安全評価後も拒否 新潟知事
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011072790070554.html

知事は安全評価について「やらないよりやった方がいいレベルのもの。事故の検証が終わっておらず、(原因を)考慮に入れないのなら、気休めでしかない」と指摘。その上で「安全評価で絶対安全(が確認される)とは受け止めない。安全という虚構の下で(再稼働を)やるのはあり得ない」と明言した。

じゃあ、いま稼働しているのは安全なのかい?

いままでと同じ検査では危険なら、いま動いているのも止めろと何故言わない。いま動いている原発は、福島原発と同じ基準で検査されたものだ。当然、ストレステストすらも行っていない。

その原発は安全なのかい?

いまから(あるいは3月11日から)定期検査で止まるまでの危険と、定期検査後に再稼働して1年動かすのとどっちが危険なんだい?

  *        *        *

町長や知事は、再稼働を許可する権限を持っている。安全伝々は、決断を求められたら、とりあえず、責任回避の為に言っているんじゃないか。

本当に危険だと思うなら、全ての原発を止めるように要求するべきだ。

自治体の首長は、自分の周囲だけを考えるんじゃない、全体を考えるんだ。自分の責任だけ言うんじゃない。そういったことが許されるのは、下っ端だけだ。

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2011年7月28日 (木)

厳しいな

厳しいな

時事通信:寄せ集め技術の欠陥露呈=人材育成追い付かず−中国鉄道事故
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011072800696

同日付の中国紙・第一財経日報によると、CTCSと名付けられている列車運行制御システムには、中心的技術として日本の川崎重工業のものが導入されているほか、仏独など欧州各国の技術も使われている。しかし「中核のプログラムは解析すらできていない」と関係者が認めるように、つぎはぎ状態で、業界内では以前から信頼性を疑問視する声があった。

安路生・上海鉄道局長は事故原因報告の中で「職員に対する教育・訓練が十分でなかった」と認めた。今回は一部当直者の対応を問題視しているが、中国の鉄道現場の人材不足は深刻だ。共産党機関紙・人民日報は昨年12月、高速鉄道の運転資格を最初に取得した運転士を「たった10日間の訓練で最高時速350キロの列車を運転した」と称賛。運転未経験の大学新卒者も、約4カ月の実習だけで現場に送り込まれているという。

私は中国の技術レベルを「一時的で少人数で行えるものは先進国にひけをとらない」と思っています。日本に先んじて有人宇宙飛行をしたりしていますし。

しかし、今回の事故のような、高速鉄道に要求される「多人数の人間が、ある程度のレベルを維持する事によって、安全という結果を出す」ような種類の技術はまだまだだと思っています。

   *        *        *

「今回は一部当直者の対応を問題視しているが、中国の鉄道現場の人材不足は深刻だ」

個人に対しては「その世界の(業界の)平均的な人間なら、やらないようなミスをやってしまった」のでなければ責めるべきではありません。超人や名人なら出来たであろう事を、凡人に出来なかったと責めても仕方ないのです。

   *        *        *

「中核のプログラムは解析すらできていない」

「職員に対する教育・訓練が十分でなかった」

「『たった10日間の訓練で最高時速350キロの列車を運転した』と称賛」

これは、中国の一般レベルの技術者(専門技術を持った勤労者)の置かれた状況を良く表していると思います。

中国は(トップレベルは別かもしれませんが)中堅以下の技術者・専門職は圧倒的に教育不足・経験不足です。

   *        *        *

逆に言うと、国家や社会がしっかりサポートすれば、若いエンジニアにとっては、仕事や経験の積め育つことの出来る状況だと言うことです。

仕事は山のようにあり、五月蝿い先輩は少ないのですから。

だけど、事故車両を埋めたり掘ったりしている光景をみると、エンジニアが育つ風土には見えません。

中国の高速鉄道は厳しい状況が続くでしょう。

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お前は何をする?

お前は何をする?

産経新聞:元衆院副議長・渡部恒三 国を思えば、お盆前に退陣
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110728/plc11072803510010-n1.htm

平成23年度第3次補正予算の編成も急がなければいけないし、来年度の予算編成に向けた作業にも着手しなければいけない。9月には国連総会もある。民主党内で後継候補とささやかれている者たちも国会対応があるせいか静かにしているようだが、そろそろ表で動き出してもいいころじゃないか。

菅くんに国を思う心が残っているなら、お盆前に自ら退いてくれることだろう。私はそう信じている。

渡部さんもそうだが、民主党の議員は菅首相を批判はしても行動はしていないように見える。口先で「国を思う心が残っているなら、お盆前に自ら退いてくれる」などと言っているだけ。

本気で、菅首相を辞めさせるのなら、内閣不信任案を出す以外に道は無い。菅首相に常識や良識を期待しても無駄な事はもう判っている。何度もあったじゃないか。

それでも「自ら退いてくれる」などと言っているだけなのか?

  *        *        *

政治家に自浄能力が無い事は知っていた。自民党だって同じだ。しかし、自民党なら、ここまで酷い政治家を首相にはしなかったし、自分達の議席がヤバいとなると、首相のクビをとるぐらいの戦いはした。

民主党の政治家は、口先でウダウダ言っているだけで、自分達が滅びの道を進んでいる事を判っていながら、何もしていないように見える。

自民党の政治家が自分達の利権しか考えない野盗や山賊のように見える時があるけれど、民主党の政治家は崖に向かって突き進むレミングの群れのように見える。

  *        *        *

渡部さん、民主党の政治家さん、行動してください。

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2011年7月27日 (水)

ゴマカシ

ゴマカシ

朝日新聞:中国の訓練用空母完成、就航へ 旧ソ連軍ワリャーク改修
http://www.asahi.com/world/china/news/TKY201107010738.html

ワリャークは旧ソ連時代に7割ほど建造された段階で資金難のために中断。1998年に電子機器や兵器が取り除かれたうえで、マカオの観光会社に買い取られた。02年から中国軍と関係が深い大連船舶重工が引き取り改修を進めていた。当初、12年に完成する計画だったが、工事が順調に進み、1年ほど前倒しされた。

なんか、こんな事してるのを見ると、ダミー会社が黒幕の為に武器を買うって感じがして、汚い国ってイメージを持っちゃうよねぇ。

兵は奇道と言うけれど、軍隊は正々堂々と強いってイメージも大事なんじゃないかな。

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ダブル選挙は危険すぎる

ダブル選挙は危険すぎる

読売新聞:支持率急落で転換?首相「ダブル選でいい」発言
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110726-OYT1T01009.htm?from=top

菅首相が26日、早期の衆院解散・総選挙を否定し、2013年の衆参同日選挙が望ましいとの考えを示した。

退陣時期を明確にしない首相が「脱原発」を争点に衆院解散に踏み切るのではないかとの疑念が消えないだけに、これまでより踏み込んだ発言に、与野党には様々な臆測が流れた。

ダブル選挙を行った場合、次の国政選挙まで3年の期間がある事になる。

衆議院は「解散」と言うものがあるが、解散は政権与党の都合で行われるので、失政し国民の支持を失っていたら(本来なら国民の審判を受けるべきだが)、選挙が行われない事も十分に考えられる。

ダブル選挙でなければ、1~2年の内に国民の審判があることになる。現在の政権と与党議員を見ていると「法律違反でなければ何でもあり」で、「選挙結果は畏れるけれど、国益や国民世論は無視」しているように見えます。

こんな政治家たちが真面目に仕事するには、選挙で落ちる可能性という恐怖感を与え続ける必要があります。

出来れば、毎年。

3年なんて長すぎる。

  *        *        *

選挙のコストも無視出来ないし、腰を落ち着けて仕事をするべきと言う意見ももっともだと思う。しかし、現在の政治家や前回の衆議院選挙の結果を見ると、政治家に緊張感を与え、国民に間違い修正の機会を早めに与える為にも、国政選挙は毎年、せめて2年に1度はあるべきだ。

ダブル選挙で、ある政党や政権が、例えば民主党のような政権が、3年間も爆走するなんて怖すぎる。

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2011/07/27 21:33 訂正
 訂正前:遊戯員選挙
 訂正後:衆議院選挙
 単純なタイプミスなんですけど、お遊戯しているみたいな議員(特に民主党)を見ていると、直さなくても良いかと思ったり、思わなかったり。

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北朝鮮は菅政権を助けない

北朝鮮は菅政権を助けない

産経新聞:訪米、訪中に続き…すべては「延命」のために
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110726/plc11072601300000-n1.htm

菅直人首相が水面下で北朝鮮訪問を画策しているのは、地を這(は)うような低支持率を挽回(ばんかい)し、さらなる延命を図る目的がある。首相としては、8月中に金正日総書記との年内の会談実施を発表できれば、たとえ退陣の3条件に挙げた再生エネルギー特別措置法案などがすべてクリアされても、首脳会談を政権維持の口実にできるとみているようだ。首相の延命のために、国家主権も拉致被害者の人権も踏みにじられかねない。

私は菅政権が延命の為に色々しても構わないと思っている。国民が賢明ならば、カッコつけの延命工作は延命として役に立たず、国民の為になる事を実行するならば、結果として政権が長く続いたとしても良いと思う。

菅首相自身は大嫌いだが。

つまり、菅首相が北朝鮮を訪問し、拉致被害者を取り戻し帰国させる事が出来るなら、延命工作としてだろうがなんだろうが、私は歓迎する。

  *      *       *

しかし、問題なのは北朝鮮側が菅政権の延命工作に応じないだろうと言うことだ。

北朝鮮は他国を騙しまくって来た。ひとを騙し過ぎた人間は、報いとして、ひとを信じる事が出来なくなる。自分が何度も騙したものだから、他人も自分を騙そうとしているようにしか思えなくなる。北朝鮮は菅首相を信じることが出来ない。

菅首相が「拉致被害者を帰してくれたら、こんな援助をします」と言った所で、信じる事が出来ない。ここで、何人かの拉致被害者を(菅首相の手柄として)日本に帰せば、菅首相の延命につながり、結果として北朝鮮にとって都合の良い政権が日本にあり続けるとしても、だ。

  *      *       *

北朝鮮は他国の援助を何度も「食い逃げ」してきた。これは北朝鮮が他国に「食い逃げ」されることを怖れていると言うことでもある。日本との交渉担当者にとって、日本に食い逃げされることは、自分自身の命に関わる問題だ。そんなリスクは冒せないだろう。

逆に言えば、菅政権の側が(騙されて)北朝鮮に援助を行うという結果は有り得る。しかし、その場合、菅政権の延命には役立たないだろう。

  *      *       *

北朝鮮が菅政権の延命に協力することは無いだろう。

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2011年7月26日 (火)

メタンハイドレード

メタンハイドレード

AFPBB:日本近海のメタンハイドレート、政府が来年度に試掘
http://www.afpbb.com/article/economy/2815959/7559230?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics

日本政府が、「燃える氷」とも呼ばれる海底資源メタンハイドレートから天然ガスを産出する実験に乗り出すと、25日付の日本経済新聞(Nihon Keizai Shimbun)が報じた。海底のメタンハイドレートから天然ガスが産出できれば、世界で初めてになる。

メタンハイドレードの試掘、上手く行くといいな。

  *       *        *

脱原発議論で気に入らないところは、後ろ向きなところ、非現実的なところ。

「原発を無くせば良い」だけでは、未来を感じない。代替エネルギーが無くちゃダメ。風力や太陽光は、あまりにも力不足。

メタンハイドレードに不安が無いとは言わないが(今まで使って来なかったものだし)、風力や太陽光よりも遙に可能性があり、後ろ向きでも非現実的でもない。

  *       *        *

脱原発議論で気に入らないところは、後ろ向きなところ、非現実的なところ。

メタンハイドレードに限らないが、脱原発の議論には、否定だけじゃなく前向きな、しかも非現実的ではない議論を望む(メタンハイドレードよりも「夢物語」ではあるけれど宇宙太陽光発電も進めるべきだ)。

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2011年7月25日 (月)

寛容な社会と民主主義は両立しないのではないか

寛容な社会と民主主義は両立しないのではないか

西日本新聞 社説:オスロ連続テロ 寛容の社会を襲った試練
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/255127

欧州では近年、アラブ・中東からのイスラム教徒の移民が増えている。これに対し、文化・社会習慣の同一性が失われることを警戒し、移民排斥を訴える右派政党が各地で勢力を伸ばしている。そうした中で、ノルウェーでは労働党の現政権が比較的寛容な移民政策を維持していた。こうした国内情勢が今回のテロの背景にあったのか、解明が待たれる。

ただ、いずれにしても、テロに走る人間の心には、偏った思想に根差す独善と、自分と違う価値観を持つ集団に対する非寛容が横たわる。市民意識の成熟した北欧にさえ、その非寛容が侵食していたことが衝撃なのである。

ノルウェーのストルテンベルグ首相は事件直後の記者会見で「暴力に対する回答は、より強固な民主主義であり、人道主義だ」と語った。この言葉への共感と応援の気持ちを伝えたい。

今回のテロはノルウェーのみならず、寛容に基づく世界の理想主義が直面する試練である。社会が非寛容の闇に陥るのを防ぎ、暴力の芽を摘んでいきたい。

そもそも「寛容な社会」というものが可能なのかという疑問もあるのですが(無限に寛容であれば、この殺人犯に対しても寛容な精神で受け止め、無罪にしてみてはどうでしょうか)、私は「寛容な社会」や「多文化主義」と民主主義は両立しないと思っています。

  *        *        *

「寛容な社会」や「多文化主義」と言いつつ「ナントカ教に基づく」といった制限があれば、民主主義と共存可能です。しかし、その場合は、制限付きの「寛容な社会」や「多文化主義」であって、その制限を言わないとしたらゴマカシに過ぎません。

  *        *        *

民主主義の実践には「寛容」さが求められます。しかし、人間の寛容さには限界があります。話し合って結論を出す、その結論が気に入らない時もあるでしょう。多数決で結論を出す、つまり「(全会一致でなければ)否定された少数派」が存在するのです。

自分の意見を否定された人間がいるというのが民主主義社会での当然の帰結です。

その自分の意見を否定された人間が暴力や実力行使に訴えない為には何が必要なのでしょうか。

それは寛容の精神ではありません。

否定された人間に対して「寛容であれ」と言うのでしょうか。それを言ってしまったら、少数派へのイジメにしかなりません。

必要なのは、どんな結論が出るにせよ、その結論が少数派にとっても我慢できる程度に止まるという事です。逆に言えば、民主主義社会を構成する人間の価値観がある程度の幅に統一されていると言うこと。

  *        *        *

身も蓋もない言い方をすると、民主主義社会を維持するためには、構成する人間を洗脳してでも、構成員の価値観を(ある程度の幅に)統一しておかねばなりません。

さて、こんな社会を「寛容な社会」や「多文化主義の社会」と言えるでしょうか。

民主主義社会は、根本的な部分で、寛容でも多文化でも有り得ないと私は思います。

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たいした事故じゃない?

たいした事故じゃない?

朝日新聞:事故車両の運転席、当局が現場の穴に埋める 中国脱線
http://www.asahi.com/international/update/0725/TKY201107240595.html

中国浙江省で23日夜に起きた高速鉄道の追突・脱線事故から一夜明けた24日早朝、中国当局は、追突したとみられる車両の運転席部分を、現場に掘った穴に埋めてしまった。事故から約半日後の24日午前4時半過ぎ、現場に入った記者が一部始終を目撃した



空が明るくなり始めた午前6時ごろ、7台のショベルカーがすぐ横の野菜畑に穴を掘り始めた。深さ4〜5メートル、幅も約20メートルと大きい。午前7時半過ぎ、ショベルカーがアームを振り下ろし、大破した先頭車両を砕き始めた。計器が詰まっている運転席も壊した。そして残骸を、廃棄物のように穴の中に押しやってしまった。

一瞬、思考が止まりました。直接の事故原因ではないかも知れませんが「追突したとみられる車両の運転席部分」などは何が起きたかを知るための情報の塊です。それを壊して埋めるなんて信じられません。

  *        *       *

日本でなら調査も勿論ですが、事故車両を保存して、鉄道関係者は必ず見学して(慰霊して)、忘れないようにする・心身を引き締めるためのものにすると思うのですが。

中国にとってこの事故は「(望ましくはないが)日常茶飯のものである」という事なのでしょう。

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力が無ければ

力が無ければ

沖縄タイムス 社説:[「強制起訴」議決]外交立て直しが急務だ
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2011-07-23_20912/

昨年9月7日、尖閣諸島沖で起きた中国漁船衝突事件で、那覇検察審査会は、中国人船長を強制起訴すべきだと議決した。

予想された通りの結果である。事件発生以来の経過を虚心にたどっていけば、それ以外の結論は考えにくい。



中国漁船衝突事件から何を学び、どのように外交を立て直すのか。それが、問われている最大の課題だ。

対中強硬路線への転換は、この地域の緊張を高め、軍拡を招く恐れがある。中国の台頭によってこの地域の力関係が変化しているのは事実だが、軍事力で対抗するのは得策でない。経済の相互依存が深まっていることを考えれば、中国封じ込めではなく、多国間対話の場での、協調的解決を目指すのが現実的だ。

尖閣周辺海域で漁を営む漁業者の不安を解消するのは国の責任である。

身近で事件が起きて自分達の漁場を荒らされるとなると、さすがに中国の肩を持つことは出来ないんでしょう。

だけど「軍事力で対抗する~協調的解決を目指すのが現実的だ」と言うのはいつも通りの沖縄タイムスです。夢の話をしている、実際に起きた事や相手の現実を見ていない。そして、国家に要求する事だけは忘れない。

日本が圧迫されていること、中国の不法行為、中国の軍拡を認識しているのは良いことです。では次に「話し合いガンバレ」と言うだけでは、どうにもならない場合がある事に気が付いてください。中国が話し合いで大人しくなるのは、軍事的に勝てないのが明確な相手に対してだけです。日本も軍事力を増強しなければ、中国の圧迫は増長するばかりです。

  *        *        *

日本も軍拡をする。あるいはアメリカとの同盟を強化する。その上で中国との話し合いもするという態度が必要なのだと思います。

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2011年7月24日 (日)

そんな復旧で大丈夫か

そんな復旧で大丈夫か

FNN:中国・高速鉄道列車追突事故 これまでに死傷者245人、現場では復旧作業続く
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00203987.html

中国・浙江省で23日夜に起きた高速鉄道の列車追突事故は、これまでに死傷者が245人にのぼり、現場では復旧作業が続いている。
事故現場では、夜通しの復旧作業が続いており、中国の鉄道部によると、24日午後6時に復旧させるとしている。
日本時間23日夜に起きた浙江省温州市の高速鉄道事故は、これまでに死者が35人、負傷者は210人にのぼっている。
事故は、前を走っていた列車が雷に打たれて止まっていたところに、後ろから来た列車が追突して起きたとされていて、列車の衝突を避けるための運転指令や制御システムに問題があった可能性もある。
中国では、高速鉄道の整備が急速に進んでいるが、6月に開通したばかりの「中国版新幹線」でもトラブルが相次いでいて、今回の大事故で、あらためて安全性が問われることになる。

事故原因は落雷だという情報もありますが、原因追求は十分なのでしょうか。対策は行ったのでしょうか。運転速度を落とすとか、ダイヤの見直し(間引き運転)とか。

それとも現状に戻るだけでしょうか。

  *        *        *

日本でなら、これだけの事故が起きたら対策が行われるまで運転を見合わせたりするものです。インフラとして止められないなら、速度を落とすなどの事故の可能性や被害を軽減する何かを行うものです。

  *        *        *

日本でも「事故が起きて対策をしないまま復旧させる」ような場合があります。例えば交通事故です。交通事故では多少の死傷者が出ても復旧を急いで原因追究は別枠にする事が多いです。

それは「交通事故は(望ましくないことだが)起きるもの」と思われているからです。

  *        *        *

中国の態度は「高速鉄道では(この程度の)事故は起きるもの」と言っているように見えます。そうでなければ(実は対策が既に行われているのなら)良いのですが。

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混ぜるな危険

混ぜるな危険

朝日新聞:脱線、運行システムトラブルか 日本技術は車両のみ
http://www.asahi.com/international/update/0724/TKY201107230752.html

この関係者は「パンタグラフの損傷など車両自体の問題でなければ、運行システムの不具合の可能性がある。衝突であったとすれば、車両ではなく運行システム上のトラブルとしか考えられない」と指摘する。

日本の新幹線の場合、輸送指令室による制御に加え、車両同士が一定の距離以上に近づかないために幾重もの対策が講じられている。「他に考えられるとすれば、レールなど構造物の問題もありうる。中国の高速鉄道は日本やドイツなど多くの国の技術の寄せ集め。何が原因か解明するのは容易ではないだろう」と話す。

国内外の鉄道に詳しい専門家によると、中国の高速鉄道では一つの路線に異なる方式の信号システムが使われている場所があるという。

中国で大きな鉄道事故がありました。お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りいたします。また、お怪我を負われた方の回復を願っています。

  *        *        *

複数の異なる規格でシステムを組むとトラブルが多くなる。

発注先を複数にすれば価格競争させることができる。ひとつに決めたら、決める時には入札させて価格競争させることが出来ても、その後は売り手が有利になってくる。複数の発注先を持てば、いつまでも価格競争をさせることが出来る。

しかし、運用する現場にとっては負担が高くなる、トラブルが増える。

  *        *        *

中国の高速鉄道のトラブルは構造的な問題です。苦闘は長く続くのではないでしょうか。

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「テロ」事件の政治への影響は

「テロ」事件の政治への影響は

日本経済新聞:容疑者、銃器保有し菜園経営 ノルウェーのテロ、動機不明
http://www.nikkei.com/news/headline/related-article

数丁の銃器を所有し、菜園を経営―。ノルウェーで22日起きた連続テロで逮捕されたアンネシュ・ブレイビク容疑者(32)。極右との関係が報じられる一方、過去に表立った右翼活動はないとされ、犯行の動機は謎のままだ。

ノルウェーで90人以上の犠牲者が出た「テロ」がありました。

犠牲者のご冥福と負傷された方の快復を願っています。

  *        *        *

犯人は生きて捕らえられたようですから、これから動機や背後関係の調査が行われるでしょう。
ですので、間違いだとすぐに判るかも知れませんが、私の印象を書きます。 

  *        *        *

私はこの事件を政治的なもの・政治に影響を与えるものとは思っていません。

現在の所、単独犯らしいですし、予告も事後の声明もありません。個人的での犯行に見えます。この点がイスラムの自爆テロや政治組織によるテロとは異なります。そういったテロよりも寧ろ秋葉原の通り魔事件や池田小学校の殺傷事件に近い印象を持っています。

犯人個人の事情があって、爆発する要因が何かあったのです。そして、犯人にとって「特別な場所」でことを起こしたのです。

秋葉原事件の加藤が秋葉原で事件を起こしたのは「彼に取って、その場所が特別だったから」にすぎません。同じように、政治の中枢や政党の大会が狙われたのは、その場所が犯人にとって特別な場所だったからに過ぎないのではないかと思います。

  *        *        *

この事件がノルウェーの政治に影響を与えることは殆ど無いだろうと思います。この事件を理由として移民政策などが変わることもないでしょう。変わるとしたら、警察の体制・警備の方法といったようなものであると思います。

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2011/07/24 11:40 訂正

 「犠牲者のご冥福を~」の部分をカッコ付けで書いていましたが、カッコを外しました。

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2011年7月23日 (土)

土法炉?

土法炉?

毎日新聞:埋蔵電力:「非常用電源」まで活用? オフィスビルや病院…経産省、苦肉の検討
http://mainichi.jp/select/biz/news/20110720ddm008020057000c.html

オフィスビルや病院が停電などの緊急時に使う非常用電源は「埋蔵電力」になり得るか--。経済産業省がこんな検討に入ったことが19日、分かった。原発全基停止で深刻な電力不足に陥る事態に備え、菅直人首相から埋蔵電力の掘り起こしを指示された経産省が「苦肉の策」として調査を始めたが、非常用電源は出力が小さく発電コストも高い。騒音や排ガスなどの問題もあり、本格的な代替電源になるかどうかは不透明だ。

菅政権は埋蔵電力を探して四苦八苦しています。非常用電源までカウントしようとしています。引用した記事にもありますが、非常用電源はあくまでも非常用で、騒音や排気ガスの問題もありますし、連続使用や経済性は犠牲になっています。数時間数日なら我慢できるものに過ぎません。

そんなものまで掻き集めてどうなるのでしょうか。

首相が指示すれば、官僚は無理を承知でも電源を掻き集めるでしょう、例え机上の数字に過ぎなくても。しかし、その数字を信じて実行すれば悲惨な結果に終わるでしょう。だいたい、非常用のものまで使ってしまったら、本当の非常時にはどうするのでしょうか。

   *        *        *

非常用電源まで掻き集めて数字を作ろうとするのを見ていると、まるで中国の大躍進の時の土法炉のような事をしようとしているかのようです。。

中国の大躍進と違う所は、菅政権は毛沢東政権よりも遙に非力で短命だという所です。それが救いでもあります。

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根拠ある数字、納得できる説明

根拠ある数字、納得できる説明

朝日新聞 社説:電力不足—西日本も、さあ節電だ
http://www.asahi.com/paper/editorial20110722.html#Edit1

ただでさえ、計画性を欠いた政策変更を繰り返す政府と、九電のやらせメールに象徴されるような企業体質を引きずる電力会社に対し、国民の不信感は募っているのだ。

もっと根拠のある数字と、納得できる説明が要る。それが夏を乗り切る最低条件になる。

内閣や電力会社が完璧だとは言いませんし、ウソをつかないとも言いません。しかし「もっと根拠のある数字と、納得できる説明が要る」とか「夏を乗り切る最低条件」とか言われると、思わず、「どんな説明しても納得せんのだろ」「文句を言い続けるのだろ」と思ってしまう。

素人が素人であることを振りかざしているように見えてしかたがない。

  *        *        *

関西の電力事情は、関東に比べて判りにくい。東京電力の場合は震災の被害からスタートしているので、誰のせいでもなく電気が足りないと納得しやすい。しかし、関西電力は原発の再稼働という一種の政治問題・人間の問題で「○○さんのせいで電気が足りない」などとなりやすい。

関東の電力不足は自然災害、関西の電力不足は人的災害。これが関西の混乱の最大の理由だろう。

  *        *        *

現実問題として電力不足はある。さらに問題なのが、どの程度の不足なのか不明瞭であることだ。どんだけ足りないか言ってくれと言いたい気持ちは判る。しかし、人間には未来の事は判らない。気温は予測は出来ても外れる事もあるし、火力発電所もトラブルで止まる事がある。

どれだけの余裕があれば大丈夫かなんて誰にも判らない。「えいっ、このへん」と決めるしかない。その値が「ギリギリで危険」か「ちょうどいい」のか「余裕ありすぎ無駄」なのかは、その人の価値観による。

つまり、専門家や責任者がどんな説明をしても納得しない人間は残る。政治的立場から反対する人間も出てくるだろう。

  *        *        *

「根拠のある数字と、納得できる説明」

私は、九州電力や関西電力・東京電力が信用できない以上に、朝日新聞を信用できない。

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2011年7月22日 (金)

汚染牛肉で、どの程度の健康被害が出るか?

汚染牛肉で、どの程度の健康被害が出るか?

時事通信:岩手でもセシウム汚染わら=「疑い」肉牛、全国で1500頭以上
http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2011072000832

汚染の疑いのある肉牛はこのほかにも、宮城県内で約200頭、新潟県内で約50頭出荷されていたことが判明。全国での出荷頭数は1500頭以上となった。

1500頭ですか、まだまだ増えそうな感じです。では、今回のセシウムに汚染された牛肉でどの程度の健康被害が出るでしょうか。

素人判断ですし、知らない事は適当な数字(1頭の牛から何キロの肉が取れるかなど)を置きましたから不確かですが、おそらく、この汚染牛肉を食べた事でガンになる人は1人いるかいないかといった程度です。

以下のように仮定し計算しました。

 汚染の疑いのある牛のうち、本当に汚染されているのは:1000頭
 1頭から500キロの肉
 汚染レベルは平均1000ベクレル/キロで、1キロ食べると約150マイクロシーベルトの被曝となり、ガンになる確率が 0.00175%上昇する(閾値なし直線モデルの場合)。
 1人が1キロ食べるとすると、のべにして50万人が食べる。
 50万人がガンになる確率が 0.00175%上昇すると、0.875人ガンになる人が増える。

結果、(10年~20年の間に)ガンになる人は、全く増えないか1人増えるか。ちなみに、日本では年間30万人がガンで死亡しています。

  *        *        *

先日も書きましたように、私は汚染牛で健康被害が出る可能性は低いと思っています。この記事を書いた理由のひとつは、昨日、コメントで

これはもう、東北農家による集団テロでしょう。

と、頂いたからです。

毎年30万人がガンで死んでいる時に(10年で300万人)、1人増やしたからと言って、実効的なテロとは言えません。しかしパニックになる事で2次的な被害は大きくなる。

また、農家は不注意ではあったかも知れません(牧草に注意してて、稲藁に注意しないのはオカシイ)が、故意ではありません。

  *        *        *

この汚染肉の責任が誰にあるかは(注意義務は政府か自治体か、それとも農家にあるのかは)別ですし、検査は強化すべきです。しかし、実際的な被害が出そうにない事、農家(の大部分)は故意とは言えないと言う事を判った上で、騒いだり怖がったりするべきです。

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2011年7月21日 (木)

いつ辞める? 不信任案が可決されるとき

いつ辞める? 不信任案が可決されるとき

読売新聞:退陣表明後も居座り続ける菅首相、本当に辞めるの?
http://www.yomiuri.co.jp/job/biz/qapolitics/20110720-OYT8T00825.htm?from=yoltop

いずれにしても、菅首相が国会の信任を維持するのは困難な情勢です。秋に臨時国会が開かれますが、とても持たないでしょう。衆院を解散する力も今の菅首相にはなさそうです。

7月の読売新聞世論調査によると、菅内閣の支持率は24%、不支持率は63%、8月末までに菅首相に退陣してほしいと考えている人は72%に上ります。菅首相は9月以降の外遊を検討していると言われますが、8月末までには退陣を明確にせざるを得ないのではないでしょうか。

私は、菅首相が辞めるのは内閣不信任案が可決された時か可決が確実になった時だと思います。菅首相を見ていると自分から辞めるとは思えません。

  *        *        *

引用した記事では「8月末までには退陣か」としていますが、どうでしょうか。疑問です。

菅首相は、カッコいい事は言いますが、自身では決断をしません(出来ない?)。脱原発依存発言にしても、カッコいい事は言いましたが反対されると途端に腰砕けです。議論するだけの土台が出来ていないし腰も座っていません。そんな人間が自分で自分の決着をつけるなんて事が出来るとは思いません。

不信任案が可決されるか、誰が見ても可決が確実な情勢になって逃げ出すか。菅首相が辞任するとしたら、このパターンしか思い浮かびません。

  *        *        *

「秋に臨時国会が開かれますが、とても持たないでしょう」

「とても持たない」ことには同意しますが、いまでも「持たない」状況になっています。持たないから辞めるのであれば既に辞めているハズです。

  *        *        *

また、秋の臨時国会を召集するのは内閣の仕事ですが、それもズルズルと遅らせて10月~11月まで国会を開かないという事だってやりかねません。国会議員が召集を要求した場合、内閣は国会を召集する義務はありますが、期限は決まっていませんから(召集しない総理大臣を想定していない?)、言を左右にして国会を開かないという場合もあり得ます。

  *        *        *

菅首相の行動を振り返って見ると「8月末までには退陣か」と言うのは、不信任案が再度提出されて可決した場合(あるいは可決が確実な場合)と思います。

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ドイツは脱原発しても経済好調、その理由は?

ドイツは脱原発しても経済好調、その理由は?

ロイター:独首相がギリシャ問題解決に否定的見解、合意期待が後退
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-22274220110720?feedType=RSS&feedName=topNews

ドイツのメルケル首相は19日、21日に予定されているユーロ圏首脳会議について、ギリシャ債務危機の解決に至る最後の1歩とはならないとの見方を示し、21日の解決策合意への期待に水を差した。

同首相は、1つの解決策でギリシャ危機がなくなるとの期待は非現実的と指摘。これを受けユーロは対ドルで下落した。21日の会議に対する要求は多大だが、会議はギリシャ問題解決に向けた1つのステップにすぎないとの認識を示した。

ドイツは脱原発を決めましたし、高コストの自然エネルギーへとシフトを進めています。普通に考えればドイツ経済は疲弊するハズです。でも、ドイツ経済は好調です。

その事を不思議に思っていましたが、これが答えではないかと最近思っています。ドイツはユーロ圏にあるので、ギリシャに始まるユーロ危機によるユーロ安の恩恵を受けているのです。その恩恵の方が脱原発によるコストの増加よりも大きいのではないか。

  *        *        *

日本だったら輸出好調だったら円高になるのに、ドイツは輸出好調でもマルク高にはなりません、そもそもマルクはもうないし。じゃあユーロはって言うとギリシャやスペインの問題があるので、逆に、ユーロ安になっている。

日本が脱原発しても、円安になって輸出が増えて仕事も増えるのであれば、問題は無いでしょう。しかし、日本の場合は輸出が増えると円高になる。そして輸出が減って仕事も減る、輸入が増えて海外に仕事を奪られる。ドイツと同じにはなりません。

  *        *        *

ドイツが脱原発と自然エネルギーへのシフトをしても経済好調なのは、ドイツの置かれた状況によるもので、日本が同じような脱原発と自然エネルギーへのシフトを行ったら日本経済は沈んでしまうのではないでしょうか。

  *        *        *

いや、でも、菅民主党政権の不決断や責任逃れ体質の方が、脱原発よりもよっぽどマイナスだけど。

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2011年7月20日 (水)

植民地支配をしてれば反乱もあるさ

植民地支配をしてれば反乱もあるさ

レコードチャイナ:<新疆ウイグル派出所襲撃>暴徒は分裂の旗を掲げていた、西側の報道はデタラメ—中国紙
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=52892&type=1

ところが、AP通信など西側メディアが中国からの独立を目指す「世界ウイグル代表大会」の話として、当日は100人を超える地元のウイグル族が早朝から「違法に土地が奪われている」として抗議デモを計画したが、これを阻止しようとした警察当局と衝突、その後、警察当局がデモ参加者に向け発砲し、13人を拘束、1人に重傷を負わせたことが事件のきっかけだと報じた。

これに対し、同自治区新聞(報道)弁公室の侯漢敏(ホウ・ハンミン)主任は「全くのデタラメ」と否定。暴徒たちが分裂主義の旗を掲げ、放火や人質を殺害したことが、事件の性質を如実に物語っていると反論した。また、記事は2年前のウイグル騒乱の際も西側の一部メディアが「世界ウイグル代表大会」のでたらめな理屈を公然と広めたが、今回はさらに悪質さを増していると指摘した。

中国で主権を持った国民と言えるのは中国共産党党員だけです。国民が国家の主権者と言うとき、その国民の意志を政治に反映させる公式ルート(民主国家であるなら選挙)が無ければなりません。中国共産党員なら(現実にどこまで出来るかは別にして)政治に自分の意志を反映させるルートを持っています。

逆に言うと、中国共産党員以外の中国人民は、民主国家の「国民」とは別種の存在です。

  *        *        *

警察当局を襲ったウイグル族の方々が中国共産党党員なら別ですが(おそらく違うでしょう)、彼等は自分の意志を国家の政治に反映させる方法を持たない人々、主権を持った国民とは言えない人々です。

主権を持っていない人々、しかも文化的に異なる人々に政治を牛耳られている。植民地支配を受けている人々と言って良いと思います。

植民地支配を続けていれば反乱や独立運動のひとつやふたつはあるものです。ウイグルで「暴動」が絶えないことを不思議だとは思いません。

  *        *        *

「暴徒たちが分裂主義の旗を掲げ」

「分裂」と言うより、植民地支配を受けている人々が「民族自決の独立運動」を行っている、と言うべきでしょう。

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2011/07/21 06:10 訂正
 訂正前:民が国家の主権者と言うとき、
 訂正後:国民が国家の主権者と言うとき、

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ワーテルローの勝利はイートン校の校庭において獲得された

ワーテルローの勝利はイートン校の校庭において獲得された

スポニチ:なでしこがうらやましい?北沢防衛相「ワンゲームでもいいから政界も…」
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/07/18/kiji/K20110718001235630.html

北沢俊美防衛相は18日朝、サッカーの女子ワールドカップ(W杯)日本代表優勝に関し「うれしい。粘り強さがすごく、大震災復興へも良いメッセージになった。チームに感謝する」と強調した。

同時に「ワンゲームでもいいから政界もこう(結束力と粘りで)やればいい」と述べた。青森市で記者団に話した。

「ワンゲームでもいいから」なんて言っても、その「ワンゲーム」の為にどんだけの努力があったと思うのでしょうか。

  *        *        *

「ワーテルローの勝利はイートン校の校庭において獲得された」という格言があるそうですが、まさにその通りで、いまの民主党の状況は、今まで民主党が育んできたもの、その結果なのだと思います(北沢防衛大臣は「政界」と言っていますが、民主党は与党で多数派なのですから、そして醜態を演じているのは民主党の政治家なのですから「民主党は」と言うべきであります)。

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2011年7月19日 (火)

欧州放射線リスク委員会ですら

欧州放射線リスク委員会ですら

毎日新聞:放射線リスク:「内部被ばく、最も懸念」英国の専門家訴え
http://mainichi.jp/select/today/news/20110718k0000m040124000c.html

放射線による健康影響を分析する「欧州放射線リスク委員会」のクリストファー・バズビー科学議長(65)=英国=が17日、東京都内で毎日新聞の単独インタビューに応じた。東京電力福島第1原発事故に伴う健康影響について、内部被ばくが最も懸念されると指摘し、住民の健康とその要因になる大気や土壌など環境中の線量の調査が必要と訴えた。



放射性セシウムに汚染された牛肉の流通問題では「食品による内部被ばくは代謝で体外に排出されるので危険性はあまり高くない。呼吸で放射性物質を取り入れる方が問題だ」と語った。

私は、欧州放射線リスク委員会に対して良い印象を持っていないのですが、この「大気や土壌など環境中の線量の調査が必要」という発言には賛成します。とにかく汚染の状況を調査することに賛成です。

現在の状況を知らずに判断はできませんから。

ただ、ちょっと驚いたのが「食品による内部被ばくは代謝で体外に排出されるので危険性はあまり高くない」と言う発言です。彼等はとにかく大騒ぎするという印象を持っていましたから。

  *        *        *

でも「欧州放射線リスク委員会」ですら「危険性はあまり高くない」と言うのですから問題は起きないと言って良いでしょう。実際、毎日新聞のこの記事(質問なるほドリ:放射性セシウムに汚染された牛を食べると危ない?=回答・浅野翔太郎 )によると「1キロあたり4350ベクレルの牛肉」を「毎日100グラム」、「365日食べ続ければ約2ミリシーベルト」だそうです。4350ベクレルというのは検出されている中では上限に近い(大部分は数百ベクレル)値です。

我が家のように国産牛肉は年に数回という家庭では、全部汚染肉だったとしても0.05ミリシーベルト(50マイクロシーベルト)に過ぎませんし、現実的に買った牛肉が全て汚染肉なんて事はありませんから、10マイクロシーベルト(自然放射線量の100分の1以下)にもならないでしょう。

一般消費者はあまり神経質になる必要はない、と判断しています。

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安全をもたらす者達(2)

安全をもたらす者達(2)

なでしこジャパン、W杯優勝おめでとう。

実はリアルタイムに見てました。後半の1点とられたあたりからですが。追いついて延長になって、また取られてまた追いついて。良い試合でした。

で、twitterで、なでしこジャパン関連のものを見ていたら、ちょと考えさせられたものがありました。

渋谷警察が一番優勝を信じてた件
http://twitpic.com/5rvmef

昨日の早朝から、渋谷の街ではお巡りさんが警備にあたっていました。いや、サッカーファンが嬉しさのあまり暴走するのは、過去に例がありますからね。自損事故や他人の迷惑になったりしないように警備するのは当然のことです。

「世の中は野暮が支えている」というか、こういった仕事がなければ、私達の社会の安寧は保つことができません。みんなが喜んで騒いでいるときに醒めていて安全を確保している人間がいるのです。

  *        *        *

なでしこジャパン、優勝おめでとう。そして、それを支えた全ての方々、お疲れさまでした。

そして、お巡りさんにも「警備、お疲れさまでした」、です。

もっと、こんな嬉しい警備がありますように(警備に当たる方々が、どう思っていらっしゃるかは判りませんが)。

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2011年7月18日 (月)

安全をもたらす者達

安全をもたらす者達

中日新聞:千種の不発弾、無事処理完了
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011071890015653.html?ref=rank

名古屋市千種区宮の腰町の鍋屋上野浄水場で4日に見つかった不発弾の処理作業が17日午前あり、陸上自衛隊が起爆用の信管を抜き取り、安全が確認された。

市や県警などでつくる対策本部は午前9時半から2時間半にわたり、半径300メートルの住民2500人を小学校などに避難させ、交通規制で市バスも迂回(うかい)運転した。

陸自の作業は午前10時に始まり、不発弾の前後に付いた信管2個を1時間半かけて除去。正午前に対策本部が安全を宣言した。

不発弾は、長さ1・2メートル、直径36センチの250キロ爆弾で太平洋戦争末期に米軍が投下したものとみられる。陸自隊員は「軽い衝撃でも爆発する恐れがあった」と話した。

安全率を見込んでいるとは言え「半径300メートルの住民2500人を小学校などに避難」させる必要があるほどの威力を持った爆弾を処理したのです。しmかも「軽い衝撃でも爆発する恐れがあった」。もし、信管の抜き取り作業で事故が起きたら、作業者は無事では済まなかったでしょう。

私達は私達の社会の安全を支える人々がいる事を忘れてはなりません。

  *        *       *

自衛隊のみなさん、安全な作業をありがとうございました。

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中国は戦争をする、そのとき日本はどうする

中国は戦争をする、そのとき日本はどうする

中日新聞 社説:拡大する「核心利益」 中国外交を懸念する
http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2011071802000017.html

〇八年十二月、尖閣周辺の日本領海に、中国の海上保安庁に当たる国家海洋局東海海監総隊の巡視船二隻が進入し、九時間も徘徊(はいかい)して尖閣への主権を主張する事件が起きた。

中国の外交関係者によると、その後の内部会議で航行を指揮した司令官が尖閣周辺進入を独断で決意し、進入時は無線を切り本部の帰還命令をさえぎったと得意げに報告したという。南シナ海でも今年五月、中国艦船がベトナムの資源探査船のケーブルを切断する事件が相次いだ。ベトナム政府は中国指導部による指示ではなく、海洋当局による「功名争い」が原因と判断していると報じられた。

もし、この記事に書いてある事が本当であれば、近い将来中国は近隣諸国と武力衝突を起こすでしょう。巧妙争いは激化するものです。日本もベトナムもフィリピンもやられっぱなしって訳は行きません。いつか限度を越えて武力衝突が起きるでしょう。

問題は日本以外の国と武力衝突した場合です。日本はどのような態度をとるべきでしょうか。

憲法九条を墨守して中立する?
しかし、世の中には完全な中立というものはありません。

もし日本が中立を保つことで(日本に出来る援助があるのに、援助をしないことで)、ベトナムやフィリピンが負けることになるなら、日本は中国の味方をしたことになります。

  *        *        *

私は(武力衝突が起きていない、現時点に於いては)中国の味方をしたらいけないとは言いません。しかし、中国に対立する国に味方したらいけないとも言いません。

しかし、武力衝突が起きる前から中国が武力衝突を起こす事について考えておかねばならないと言えます。

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脱原発の方々の菅首相への評価は正しかった

脱原発の方々の菅首相への評価は正しかった

現代ビジネス:枝野官房長官は菅降ろしを決断するか 首相の期待ほど「脱原発」では支持されていない朝日新聞世論調査の非公開データ
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/12443?page=2

もうひとつ重要な世論調査結果を紹介したい。それは、「脱原発」の賛否を聞いたうえで菅内閣を支持するか、支持しないかを尋ねた質問の回答である。脱原発に賛成と答えた人の支持率は15%、不支持率が68%で、反対と答えた人の支持率は19%、不支持率が67%である。首相が期待する「脱原発」気分の国民への浸透とは殆んど関係なく、全体の支持率15%、不支持率66%とほぼ同じ結果が出ているのだ。

13日の脱原発の記者会見の前の調査ですが、ちょっと不思議に思ったのは、菅内閣への支持率は、脱原発に賛成の方々の方が反対の方よりも低いこと。消極的推進派の自分としては、浜岡原発を止めたり玄海原発の再稼働を止めたりした菅首相は脱原発派の方々に受けが良いはずだと思っていましたから、脱原発派は菅内閣への評価が厳しかったのは意外でした。

で、13日の記者会見で菅首相は「脱・原発依存」を表明しました。この記者会見の内容は反原発・脱原発の方々の歓迎する内容でした。しかし、菅首相は、閣僚や与党から反発されると、あっと言うまに「個人的な考え」と発言を後退させました。

菅首相が本気で脱原発する気なら、反対する閣僚は内閣を去れと言っても良かった。つまり、彼の脱原発は本気じゃない。

脱原発の方々の菅首相への評価は正しかったと言えるでしょう。

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2011年7月17日 (日)

ちょっとした不思議

ちょっとした不思議

八重山毎日新聞:沿岸監視部隊の概要示す 陸自配備で説明会
http://www.y-mainichi.co.jp/news/18700/

会場には住民約100人が参加。「説明会は住民の同意を得たうえで行うべきだ」などと自衛隊誘致に反対する意見が相次いだ。賛成意見はなかった。

与那国町は2008年9月に与那国防衛協会(金城信浩会長)から町民514人分の署名を添えた要請を受け、町議会で誘致を決議。09年に当時の浜田靖一防衛大臣、10年は北澤俊美防衛大臣に自衛隊誘致を要請している。

陸上自衛隊が与那国島に部隊を配置しようとしていますが、その説明会が行われたという記事です。ちょっと不思議に思ったことがあります。

「自衛隊誘致に反対する意見が相次いだ。賛成意見はなかった」と「町民514人分の署名を添えた要請を受け、町議会で誘致を決議」ってことは矛盾しています。

署名までして誘致をしようとした人達が「514人」もいて、「町議会で誘致を決議」するって事は、誘致に前向きな人達が、そこそこの人数いると言うことです。それなのに「賛成意見はなかった」ってヘンじゃありませんか?

公的な権威ある選挙で選ばれた議員や署名した人々の意志はどこに行ったのでしょうか。それとも議会制民主義は幻で町民の意志を反映していないのでしょうか。

  *        *        *

連想したのは九州電力がやらかした原発再稼働についての「やらせメール」です。同じような事が行われているのではないでしょうか。反対派の方々ばかりというのは不自然に過ぎると思います。

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2次被害

2次被害

ダイヤモンド:震災の「見えない被害」の総和は計り知れない
http://diamond.jp/articles/-/13164

東京に住む臨床心理士が、東京電力を相手取って訴訟を起こしています。

「自分はこの原発事故で精神的ダメージを受けた。正確な情報を得られず、恐怖感や不安が高まった」として補償を要求しています。

ダイヤモンド:震災の「見えない被害」の総和は計り知れない
http://diamond.jp/articles/-/13164?page=2

東京で訴えを起こした臨床心理士は、自分は避難していないけれども、ショックを受けているのだから賠償してほしいと訴えています。この行動を「そんなの認められるわけがない」と切り捨てることは、私にはできません。

何を怖がるかは人それぞれだ。子供の頃に犬に噛まれたたり吠えられたりすると犬を怖がるようになったりする。

  *        *        *

私は原発による放射能被害よりも原発が止まることによって起きる電力不足で経済的な停滞が起き、それによって失業してしまう事の方が怖い。それは、私がバブル崩壊の時に会社を移らざるを得なかった事や、若いときに不安定な経済状態だった(小銭を握り締めて自販機の前で考え込んだ事もある)経験が、放射能よりも失業の方を怖がらさせるのだろう。

この程度の放射能を怖がっている人達を、ある意味、うらやましく思ったりもする(経済的な不安を抱えていないという意味において)。

  *        *        *

ところで、訴訟を起こした臨床心理士のひとは「恐怖感や不安が高まった」として補償を要求しているようですが、私が「こんな訴訟が起きることで起きることに対する(失業するんじゃないかという)不安が高まった」として訴訟を起こすことは可能なんでしょうか。

もちろん、単なる思考実験ですが。

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2011年7月16日 (土)

韓国の次は日本?

韓国の次は日本?

朝鮮日報 社説:陳総参謀長の無礼と「中国の時代」への警告
http://www.chosunonline.com/news/20110716000018

陳参謀総長の発言は外交儀礼に反し無礼だ。会談に先立ち、メディアに公開する冒頭発言は、軽くあいさつを交わす場だ。話題も両国の問題に限るのが常識とされる。そんな場で第三国、それも相手国と緊密な同盟関係がある国を露骨に批判すれば、会談相手は困惑してしまう。陳総参謀長は金長官のカウンターパートである中国国防相より階級が下だ。階級を非常に重視する軍事交流で、階級が下の陳総参謀長が、階級が上の金長官に話す間も与えず、自分が言いたいことばかりをぶちまけたことも外交的な欠礼だ。



陳総参謀長の行為は、中国と接する国に中国が今後どんな行動を取るかを予告、警告している。中国が大国らしくない未熟な力のアピールにばかり傾くとすれば、「中国の時代」に対する警戒感と備えの必要性は高まらざるを得ない。韓国も北東アジアの状況が、韓米関係と韓中関係のいずれかを選択しなければならないような状況とならないよう戦略を立て、管理していく必要に迫られている。

国力が増大すると周囲の国を圧迫するのは、歴史を見ると、良くあることです。

  *        *       *

日本への脅威は(アメリカを別として)アジア大陸からやって来ました。そして大陸からの脅威は朝鮮半島を経由して日本へやって来ました。元(モンゴル)も朝鮮半島を押えた後に、日本へ侵攻しました。日露戦争は、ロシアが朝鮮半島へ食指を伸ばしたが為に日本は反応せざるを得ないと言う側面がありました。

今回の中国の韓国への礼を失した態度は、中国が韓国を見下し始めた事を示しています。また、韓国へ失礼な態度を取って周囲の国が警戒しても平気だと思っている事を示しています。

韓国には同盟国としてのアメリカがありますから、元やロシアの時のように日本が直接に対峙しなければならなくなる可能性は低いと思いますが、韓国の次に狙われるのは日本であることを憶えておかねばなりません。

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ベトナムは強気に出るべき

ベトナムは強気に出るべき

レコードチャイナ:中越領海権問題は「次世代に棚上げすべき」—中国社会科学院専門家
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=52814&type=1

2011年7月13日、ASEAN(東南アジア諸国連合)問題に詳しい中国社会科学院の王玉主(ワン・ユージュー)氏は、このところ南シナ海南沙諸島(英語名:スプラトリー諸島)の領有権をめぐって緊張関係を深めている中国とベトナムに関して、「衝突には至らず、次世代に向けて問題を棚上げすることは可能」と論じた。人民日報の報道。

中国が「次世代に向けて問題を棚上げする」などと言うときは、「いま戦うと(言論にせよ、武力にせよ)、負ける(勝てない)」と言うことです。

尖閣諸島での日本の失敗(中国が改革開放を始める前に、少数の部隊で良いから自衛隊か海上保安庁の部隊を置いておくべきでした)を見ると、ベトナムはいま暫くの間、強気に出るべきと思います。

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2011年7月15日 (金)

歌でも歌えば良かったんじゃない?

歌でも歌えば良かったんじゃない?

時事通信:「個人の考え」発言を批判=民主・羽田氏
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011071500579

民主党の羽田雄一郎参院国対委員長は15日午後、国会内で記者会見し、菅直人首相が自らが表明した脱原発依存の方針を「個人の考え」と説明したことについて「首相という立場でお集まりいただいた記者会見(で話したこと)が、私的なことだと言われると受け止めようがない」と批判した。

「私的なこと」で集まってもらったんなら、カラオケでもすれば良かったんじゃない?

  *        *      *

菅首相の意見が日々軽くなっていると感じます。記者会見までして「脱原発」と言ったのに、閣僚から批判されて「個人の考え」と後退させました。菅首相がマネしようとしている小泉元首相なら、反対する閣僚を辞任させたでしょう。そうせずに自分の記者会見での言葉を「個人の考え」と言った事は、自分に任命権がありながら、その力が無い(≒責任を取るつもりがない)首相だと自白しているようなものです。

  *        *      *

記者会見直後は、おや?っと思ったけれど、いつもの菅首相(と民主党政権)だったようです。

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状況は変っていないと、気が付くまで何週間?

状況は変っていないと、気が付くまで何週間?

時事通信:統治能力欠く首相=信頼失墜、致命的に−時事世論調査
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011071400594

菅内閣の7月の支持率は過去最低の12.5%にまで急落した。東日本大震災の復興の陣頭指揮を取るべき松本龍前復興担当相の問題発言による辞任などが、菅直人首相の統治能力の欠如として受け止められたためだ。退陣を表明した首相への信頼は、致命的なレベルにまで落ち込んだ

ここまで支持率が下がって復活できた政権は記憶にありません。常識的に考えれば菅政権はいつ退陣してもおかしくないレベルです。

ですが、先日の「脱原発依存」の記者会見は、社会の気分に一致しています。

スポーツ報知:「ぐいぐい進んで」橋下知事が菅首相姿勢を評価
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20110714-OHT1T00190.htm

大阪府の橋下徹知事は府庁で記者団に「確実に国民の声をくみ取っている。これからが大勝負なので具体図を描いてほしい。今まで誰もこんな大号令は掛けられなかった」と首相の姿勢を評価。

低迷する首相の支持率については「吹っ切れた状態でぐいぐい進んでいけば、確実に上がると思う」と持ち上げた。

私も内閣支持率は上昇すると思います。しかし、「ぐいぐい進んでいけば」という状態にはならず、短期的な上昇に終わるでしょう。上昇の終わりは、すでに始まっています。

読売新聞:首相孤立…脱原発方針、閣僚が火消しに奔走
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110715-OYT1T00099.htm?from=navr

菅首相が表明した将来的な「脱原発」方針は14日、枝野官房長官らが相次いで軌道修正を図るなど、閣僚らが“火消し”に走る異例の事態に発展した。

日本のエネルギー戦略をめぐる重大な政策転換について、閣内での事前調整がないまま首相が打ち出したことへの反発が大きいとみられるが、首相がもはや閣内すら掌握していないことが明白になった。

首相と言えども独りで政府を統治することは出来ません。周囲の人間を上手に使って仕事をしなければ大きな成果は上がりません。民主党の最大の弱点である「具体論」や「現実的な計画」をなんとかすることも出来ません。

菅首相が拒否すれば、原発を再稼働させる事は出来ません。ですから、混乱と共に一時的な脱原発をすることは可能でしょう。しかし、具体論で納得させなければ国民を不安になります。結果、着実な脱原発へとは繋がりません。

   *        *        *

菅政権への支持率は、一時的には上昇するでしょう。しかし、中身の無いこと、混乱と犠牲を強いるものであること、その混乱や犠牲に対して謝罪や労いや感謝のないことが、徐々に明かになって、支持率は再び低下に転じるでしょう。

支持率の上昇は、せいぜい1~2週間に終わるのではないでしょうか。

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2011年7月14日 (木)

もうたくさん

もうたくさん

ロシアの声:中国渤海湾での原油流出 汚染面積4000平方キロに
http://japanese.ruvr.ru/2011/07/14/53217038.html

中国の渤海湾にある油田「蓬莱19-3」で発生した原油流出事故では、汚染された面積が4240平方キロに達した。現在も流出が続いている。韓国紙「朝鮮日報」が14日、中国の所轄官庁からの話しとして伝えた。

現在のところ、メキシコ湾の原油流出事故の10分の1くらいの規模ですが「現在も流出が続いている」とかって言われると、嫌~な気分になってしまいます。

化石燃料は枯渇しつつあります。数十年前に「あと数十年」と言われ、それでも現在も使えているのは、採取技術の進歩のお蔭であります。逆に言うと、無理して掘っていると言うことです。事故も起こりやすくなります。

  *        *        *

福島原発の事故は、化石燃料の需要を高めました。つまり、今までより無理して掘っても儲かるようになったということ。危険な採掘が増えるスピードを加速したと言うこと。

もうたくさん!という気分になってしまいます(しかし、文明はエネルギーが枯渇すると滅びてしまうのですから、止まる事はできないのです)。

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2011/07/14 23:10 修正

 修正前:30年前に「あと30年」と言われ、

 修正後:数十年前に「あと数十年」と言われ、

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私も知りたい

私も知りたい

テレビ朝日:【原発】「脱原発宣言」に佐賀県知事は困惑
http://news.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/210714001.html

佐賀県・古川康知事:「(原発の)再起動もさせていきながら長期的に減らしていこうという考えなのか、短期的にもできるだけ再起動させたくないという考えなのか、(菅総理の)話を聞いた限りではよく分からなかった」

私も一番知りたいのが、そこ。そこんとこの方針を話してくれなきゃ、お題目に終わってしまうし、現場が(自治体や企業の担当者が)判断に苦しんでいる状況は変わらない。

電力供給への不安を解消できるのか、それとも、来年再来年も同じ様な電力不足が起きるのか。それによって行う対策は変わってくるのですから。

場当たり的な(あるいは、先の見えない)対策は続けたくありません。

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脱・原発依存、脱原発・依存

脱・原発依存、脱原発・依存

朝日新聞:「脱原発依存」へ転換=夏冬の電力需給可能—衆院解散「考えない」—首相記者会見
http://www.asahi.com/politics/jiji/JJT201107130097.html

菅直人首相は13日夕、首相官邸で記者会見し、今後のエネルギー政策について「原発に依存しない社会を目指すべきだと考えるに至った」と述べ、原子力を基幹に据えてきたこれまでの方針を「脱原発依存」に転換する考えを表明した。

「脱原発依存」を「脱原発(に)依存(する政権維持策)」と読んで3秒ぐらい??でした。「脱原発依存」は「脱(する、)原発依存(から)」なのね。

  *        *        *

漢字だけの単語で、動詞が2つ以上あると混乱する実例だと思いました。中国の歴代王朝は科挙で漢文の読み書き能力の高い人間(過去の文例を沢山知ってて、間違った解釈をしない人間)を選抜していましたが、理由があるのですねぇ。

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2011年7月13日 (水)

具体論なき無責任な脱原発

具体論なき無責任な脱原発

朝日新聞:首相、会見で脱原発の方向打ち出す 具体策は示さず
http://www.asahi.com/politics/update/0713/TKY201107130598.html

菅直人首相は13日、首相官邸で記者会見し、原子力を含むエネルギー政策について「原発に依存しない社会をめざすべきだと考えるに至った。計画的、段階的に原発依存度を下げ、将来は原発がなくてもやっていける社会を実現していく」と語り、「脱原発」社会を目指す考えを表明した。しかし実現のための政治プロセスや原発削減の数値目標、電力需給の見通しなどは具体的に示さなかった。

政治は現実世界で有効じゃなければ価値が無い。気持ちだけなら宗教家や思想家・煽動家だ。

  *        *        *

いま、日本社会には原発嫌悪症が蔓延している。脱原発に反対する表立って反対するには勇気がいる。そんな中で必要なのは、脱原発を言うことではなく、方法とスケジュールと影響評価、つまり具体論だ。

  *        *        *

今回の記者会見は概ね好意的に受け取られたようだ。しかし、民主党の政治の特徴として、目標や理念はご立派だけど、実現できなかたり副作用が強すぎるって事が多々ある。

今回も具体論の部分が弱い。

  *        *        *

このまま菅政権が続けば、菅首相の不決断によって原発は止まって行くだろう(原発を動かす責任は取りたくない。熱中症の人は個人の健康管理の問題・失業は個々の企業の問題として責任回避できる)。

日本は過激な脱原発を行うことになるのだろうか。

  *        *        *

犠牲を払いながら政策を実行するのは、望ましいことではありませんが、仕方のない場合もあります。しかし、犠牲を払うのであれば、どんな方々にどんな犠牲を払わせるのか明確にし、その人々に手を合わせることも必要ではないでしょうか。

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使い難い道具は改良すべき

使い難い道具は改良すべき

朝日新聞:いま、憲法は「時代遅れ」か—〈主権〉と〈人権〉のための弁明(アポロギア) [著]樋口陽一
http://book.asahi.com/review/TKY201107120284.html

たとえば、憲法9条にかんする議論がそうである。改憲論者はもっぱら国家の権利を論じる。そして、日本の憲法は異常だという。しかし、9条の趣旨は、伊藤博文の言葉でいえば、「国家の(戦争する)権利を制限し、(平和に暮らす)国民の権利を保全することにある」。確かに、立憲主義が始まった時期に、「戦争の放棄」という観念はなかった。しかし、それは、立憲主義の基本から見ると、正当かつ当然の発展である。

憲法は国民が国家権力を縛るものだ、という観点から見ると、現行憲法は「時代遅れ」であるどころか、きわめて今日的である。憲法25条1項には、こうある。《すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する》。たとえば、震災でホームレスとなり職を失った人々を放置するのは、憲法に反する。また、放射性物質の飛散によって人々の生存を脅かすのは、憲法違反であり、犯罪である。本書は、多くの事柄に関して、憲法からそれを見るとどうなるかを、教えてくれる。憲法全文も付載された、最良の入門書である。

政党も政治家も実用品だと思っています。憲法も同じく実用品と思っています。実用品と思って評価すると、時代遅れだからが理由ではなく「使いにくいから改良(改憲)しよう」と思えるのです。

例えば、憲法九条は素直に読むと自衛隊は憲法違反です。でも、現実世界では自衛隊が必要だから無理矢理な解釈で合憲という事にしています。無理矢理な解釈で運用するのでは、使いにくいです。

一般人は、使い難いものから遠ざかります。憲法をこのまま放置すれば、憲法が一般の国民から遠ざかってしまうのではないでしょうか。

  *        *        *

使い難い道具は改良するべきです。また、一般国民と憲法の距離を縮める為にも改憲を行うべきではないでしょうか。

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何人死んだ、何人死ぬ。

何人死んだ、何人死ぬ。

日本経済新聞:東電副社長「他社に電力融通検討」 夏乗り切りにメド
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819696E3E3E29B868DE3E3E2E5E0E2E3E39C9CEAE2E2E2

東京電力の藤本孝副社長は11日、日本経済新聞のインタビューに応じ、1日から実施されている電力使用制限令に基づき「同じ気温でみた場合に10~15%程度電力使用量が減り、夏場は乗り切れるメドがつきつつある」と指摘した。その上で、東電よりも需給環境が厳しい西日本の電力各社に対し「要請があれば、応援融通を検討しなければならない」と述べた。

自動車産業の土日操業・木金休みや、みんなの節電努力で余裕が生まれたのです。そのぶん様々なストレスを感じている人が大勢いらっしゃるでしょう。

ちょっとしたストレスで済めば良いんですが、それでは済まない場合もあります。

東京新聞:節電の夏、体調に注意を 熱中症搬送、昨年の5倍
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20110712/CK2011071202000047.html

横浜市で五月から今月十日までに熱中症で搬送された人は二百十三人で、昨年同期(四十三人)より約五倍になっていることが、市消防局のまとめで分かった。同局は「節電を求められている夏だが、体調には注意してほしい」と訴えており、県もホームページ(HP)で熱中症の予防対策を呼びかけている。 

昨年の5倍ですか。単純に頑張りすぎたのもあるでしょうが、去年なら涼めた場所(コンビニとか、空いた電車とか)が涼しくありませんから、そういった事も熱中症の増加に繋がっているのではと思います。

   *        *        *

電力に余裕が出来たのは喜ばしい事です。ですが、その余裕は、みんなの努力と犠牲によって産まれたものであることを忘れてはなりません。そして、この余裕を維持しようとするなら、さらに犠牲が出てしまうことを覚悟しておかねばなりません。

そういった事を抜きにして「節電ヤメヤメ、電気使っちゃえ」とか「東京電力は誤魔化していた」などと言うのは控えたいと私は思います。

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2011年7月12日 (火)

レベルの違うものを比べること

レベルの違うものを比べること

中日新聞 社説:原発テスト 再稼働の思惑が透ける
http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2011071202000012.html

テストは結構だが、原発に対する国民の不安が膨らむ背景には、菅首相のあいまいな態度がある。本気で脱原発に進むのか、自然エネルギーはどうするか。覚悟を決めて、その意思を国民に明示すべきである。

菅首相にとって大切なのは、原発の再稼働か、国民の安全・安心か。事は日本の針路にかかわる。詰めた考えが聞きたい。

「原発の再稼働」と「国民の安全・安心」って、レベルが違うものだ。

原発はあくまでも手段であり、「原発の再稼働」と対比させるなら「脱原発」とか「新エネルギー開発」などの科学や技術などの具体性をもった手段であるべきで、「国民の安全・安心」は目的であり、これと対比させるなら「国家の誇り」といったものであるべきだと思う。

  *        *        *

「国民の安全・安心」を達成するために、原発は動かした方が良いのか悪いのかって判断なのだ。原発を止めて、電力不足に陥って、熱中症での死者が増えたとき、「原発の再稼働か、国民の安全・安心か」と言えるだろうか。

  *        *        *

レベルの違うもの、目的と手段をごちゃ混ぜにして判断してはならない。結論ありきに見えてしまう(例えば「中日新聞を読むか、真実の報道か」と言ったら中日新聞の記事がどんなものだと思っていることになるだろうか)。

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白人に対して「寛容」であることが出来るだろうか

白人に対して「寛容」であることが出来るだろうか

毎日新聞:きしむ多人種国家アメリカ:/2 茶会運動「白人主義」色濃く
http://mainichi.jp/select/world/news/20110623ddm007030168000c.html

アメリカン・サード・ポジションのような過激な白人至上主義団体と茶会運動。両者に通底するのは、非白人に「米国が奪われてしまう」という強い危機感だ。米国では現在、ヒスパニック(中南米系)は国民の6人に1人にまで増加。政府推計によると、2042年には、白人は民族的少数派の合計を下回り、多数派としての地位を失うとされている。

多数派になるのはヒスパニックなのかな、それともアジア系なのかな。どの人種であっても同じ疑問なのですが、彼等が多数派となった時に、「寛容」の精神でもって白人の文化を尊重する事ができるでしょうか。

私が生きている間には起きないでしょうが、多数派になった方々がどのように振る舞うのか、とても興味があります。

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2011年7月11日 (月)

菅直人のペテン、ふたたび

菅直人のペテン、ふたたび

朝日新聞:原発再開はストレステスト後 統一見解 稼働全基も対象
http://www.asahi.com/politics/update/0710/TKY201107100109.html

菅直人首相は同日、首相官邸で枝野氏と海江田万里経済産業相、細野豪志原発担当相と会談し、統一見解を確認した。

統一見解は「我が国原子力発電所の安全性の確認について」で、枝野、海江田、細野3氏の署名で発表した。現状認識として「(原発事故後の)緊急安全対策の実施について(経産省)原子力安全・保安院による確認がなされ、従来以上に慎重に安全性の確認が行われている」と指摘する一方、問題点として「保安院による安全性の確認に理解を示す声もある一方、疑問を呈する声も多く、国民・住民に十分な理解が得られているとは言い難い状況にある」とした。

「枝野、海江田、細野3氏の署名で発表した」

菅首相は署名していないんだ。ふーん、そんなもの、菅首相さんは何の抵抗感も無く反故に出来ると思いますが。

「紙に書かれたことが全てだ」

これは岡田幹事長の言葉ですが、私は菅直人さんの行動原理でもあるように思います。

  *        *        *

菅首相の署名していない統一見解なんて、まったくの無意味です。週明けに統一見解を出すといったのも菅首相ではありません。菅首相は、「私は出すと言った覚えはない、署名なんかしない」とでも頑張ったのでしょう。その結果が今回の統一見解なのだと思います。

責任回避能力には長けた首相ですからね。

  *        *        *

朝日新聞:首相、近く記者会見=原発統一見解で
http://www.asahi.com/politics/jiji/JJT201107110073.html

枝野幸男官房長官は11日午後の記者会見で、菅直人首相が近く記者会見し、原発の安全評価に関する政府の統一見解について説明する意向であることを明らかにした。

枝野長官は会見の趣旨について「首相は『海江田(万里)経済産業相をはじめ、関係閣僚に大変苦労をかけた。自分の言葉で国民に説明しないといけない』と話している」と説明。日時に関しては「具体的なタイミングを調整している」と述べた。 

記者会見でもしないと信用されないってのはあると思う。でも、ホントに記者会見するのかね。

すっごい疑ってしまう。

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原発について現実的な対応を

原発について現実的な対応を

47NEW:原発耐性テスト、欧州より短期に 岡田幹事長
http://www.47news.jp/CN/201107/CN2011071001000539.html

民主党の岡田幹事長は10日、原発再稼働をめぐって政府が実施を表明したストレステスト(耐性評価)に関し「欧州連合並みの長期間のテストでは産業面、国民生活の面で影響が及ぶ。日本版のテストをどのように作るかだ」と述べ、評価期間の短縮を検討すべきだとの認識を示した。岩手県大船渡市で記者団の質問に答えた。

岡田氏はストレステストを再稼働の前提とすることに否定的な考えを示していたが「ここまで来ると今の基準では国民の理解は得られない。ストレステストをクリアして再稼働させるという道をとるしかない」と述べ、テストを再稼働の条件とする政府方針を容認する姿勢に転じた。

動かしながら検査って出来ないのか。

現在の自動車だって、有毒な排気ガスを出すし安全だって完璧じゃない。実際それで公害が起きたり人が死んだりしている。けど、昔の自動車はもっと有害な排気ガスを出したし、もっと危険だった。それを、いきなりゼロとか今の基準にしろとかにはならなかった。だんだん厳しくしなって今の基準になった。将来はもっと厳しくなるだろう。

原発で同じ事が何故出来ない。

現在の電力不足で起きること。熱中症や経済不況。それを考えると「とりあえずの基準で動かす」、「来年はもっと厳しくなる」、「再来年はもっともっと厳しくなる」って事が何故出来ない。

基準を決めること、これも人間の行いだから完璧はない(だから不断の見直しが必要だ)し、緩くすることの利益もある(それで助かる命もある)。

  *       *        *

人間のやることを完璧でないと非難したら、全てを否定することになってしまう。そんな世界に人間は住めない。

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2011年7月10日 (日)

民主党復活の方法

民主党復活の方法

フジテレビ:新報道2001 今週の調査より
http://www.fujitv.co.jp/b_hp/shin2001/chousa/2008/110710.html

【問4】あなたは次の衆院選でどの党の候補に投票したいですか。
 民主党     10.0%(↓)
 自民党     27.6%(↑)

民主党への支持率が10%となりました、自民党の半分もありません、下げ止まりません、みんなの党にも負けそうな勢いです。

でも、民主党への支持率って簡単に上がったり下がったりするんですよね。公明党のようなガチガチの支持基盤もありませんし、業界団体との関係強化も自民党に一歩遅れをとっています。労組も長期凋落傾向で広がりに欠けます。民主党への支持層って浮気っぽいと言うか、雰囲気に流されるというか、何かあると上下が激しい。

そんな民主党支持層ですから、一発逆転の方法があります。

菅内閣への不信任案を出すんです。

いま民主党が不人気な最大の理由は、菅首相のペテン的な政治手法や現実の政策での不決断です。菅首相個人の責任にしてしまう事が可能です(本当は、そんな人間だと見抜けなかった民主党の国会議員の無能さをこそ追求ですべきですが)。

現在の不始末の責任を菅首相に被せて、大決断をする。そして、国民に信を問うとして10月から年末までに、被災地の状況を見ながら総選挙をすると約束するのです。

そうすれば民主党の人気は回復するでしょう。

と、言うような事を考えていたら、こんな記事を読みました。

スポーツ報知:菅首相退陣にあきらめ感…民主党全国幹事長会議
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20110710-OHT1T00029.htm

地方組織からは玄海原発の再稼働などをめぐる混乱や、松本龍前復興対策担当相の引責辞任に関して首相に対する批判が続出。ただ、首相の退陣時期への意見はなし。ある出席者は「みんなあきらめてる感じだった」と力なく話した。

ダメだこりゃ。

菅さんも決断出来ないし、民主党の地方組織もただ流されているだけ。

民主党は決断出来できなくて沈むのは勝手ですが、日本国全体で沈んでいくのですから堪りません(でも、最終的な責任は、そのような政党に政権を任せた国民自身にあることを、国民自身が理解せねばならないことは言うまでもありません)。

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進むも地獄、退くも地獄

進むも地獄、退くも地獄

朝日新聞:中国の消費者物価、6月は6.4%上昇 3年ぶり高水準
http://www.asahi.com/international/update/0709/TKY201107090168.html

中国政府が今年の通年目標とする4%を上回る状況が続いている。農村部での上昇率は7%に達し、都市部の6.2%より高かった。とりわけ14.4%上昇した食品のうち、ブタ肉の57%、卵の23%など身近な食品の値上がりが目立つ。物価高が低所得者の生活を直撃し、各地で暴動が頻発する一因にもなっている。

中国バブルは潰れるでしょうか。明日の事は誰にも判りませんが、私は潰れるかもしれないと思うようになって来ました。

  *        *        *

中国の中央銀行は、日本の場合と違って政治から独立していません。中国共産党が強制すれば紙幣を発行させることが出来ます。つまり、共産党幹部が、株や不動産が値下がりして、損をしそうになったら、ムリにでもお金を出して価格を維持することが出来ます。

ですので、富裕層と利益を共有する中国共産党の不利益となるバブル潰しは行われないし、潰れないように操作が行われると思っていました。潰れるなら、潰すことを認めるなら、バブルの害が経済に(中国共産党の経済的利益に)影響するようになってからだと思っていましたし、いまもそう思っています。

  *        *        *

「物価高が低所得者の生活を直撃し、各地で暴動が頻発する一因にもなっている」

暴動は経済に影響します。暴動が起きている場所では、安心して商売はできませんし、海外からの資金も逃げ出すでしょう。なにより(中国共産党とその縁者の方々が)せっかく買ったマンションに火でもつけられたら大損です。

いままでは「中国バブルはなかなか潰れないだろう」と思っていましたが、いまは「いつ潰れてもおかしくない」と思っています。

ただ、バブルが崩壊したらインフレは治まりますが、仕事が減り失業が増えます。失業もまた生活苦をもたらし暴動の原因となります。バブルは潰せば良いと言うものではありません。

まさに中国経済は「進むも地獄、退くも地獄」なのだと思います。

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2011年7月 9日 (土)

今日明日の問題を無視して議論は出来ない

今日明日の問題を無視して議論は出来ない

毎日新聞:福島第1原発:「事故処理、最終的に数十年」 首相見通
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110710k0000m010018000c.html

菅直人首相は9日、民主党本部で開いた全国幹事長・選挙責任者会議であいさつし、東京電力福島第1原発事故について「3年、5年、10年、最終的には数十年単位の処理の時間がかかる」との見通しを示した。放射性物質による汚染の除去や廃炉が終わるまでの期間を指すとみられる。そのうえで首相は「原子力行政のあり方、エネルギー政策について抜本的に国民的な議論をしていく必要がある」と提起した。

九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)の再稼働の前提として指示したストレステスト(耐性試験)については「国民に納得、安心してもらえる手続きをどうすれば取れるかという観点から真摯(しんし)に議論した中での行動だ。週明けには方向性を出すことができる」と11日に政府の統一見解を出すことを説明した。

同原発の再稼働手続きに関し、首相は「原子力施設の問題などは日々動いている。『従来のままでいいじゃないか』という役所もないわけではない」と述べ、従来の手続きで進めようとした経済産業省を批判した。

人々は生きている。そして、ごく一部の人間を除いて、何年も収入なしで生きていけるような蓄えを持っていない。失業したらたちまち生活が行き詰まる。

原発やエネルギー政策について「抜本的に国民的な議論をしていく必要がある」とおっしゃるのは結構だし、大いにやってもらいたいが、それと同時に、いや、それ以上に緊急に、今日明日の問題、この夏や冬をどう乗り切るかといった問題について決定を下さねばならない。

菅政権は混迷を極め、決定することが出来ていない。菅さんは「週明けには方向性を出すことができる」とおっしゃるが、地方や行政の現場が動けるような具体性と現実性を持った内容なのだろうか。

  *        *        *

正しい決定だったとしても、タイミングの遅れた決定は役に立たない。人々が失業したり死んでしまった後に、正しい政策を出してきたとしても、何の役にも立たないのだ。

政治は、政治家は「実用品」だ。役に立たなければ捨ててしまうべきだ。

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ツケは誰かが支払う

ツケは誰かが支払う

東京新聞:全原発停止に現実味 耐性評価に波紋
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kakushin/list/CK2011070902000035.html

全国の原発の安全対策として、菅直人首相が突然、導入を決めた「ストレステスト」(耐性評価)。定期検査を終えた原発の停止期間がさらに延びるため、早期の再稼働を見込んで夏場の供給電力量の帳尻を合わせた電力会社は、苦しい対応を迫られている。当の政府内でも、原発の運転再開を急ぐ経済産業省と、菅首相の間に、溝が深まり、混乱が広がるばかり。東日本大震災からの回復を目指す産業界からは、電力不足を危ぶむ声が出始めた。

はっきりと方針が決まらないから右往左往する。菅首相はストレステストなどと言っても中身も実施手段もどんな組織や体制で行うのかも決まっていない。

  *        *        *

菅首相は決断できずズルズルと時間を無駄にしている。菅首相が決断できない理由は、彼が責任をとりたくないからのように見える。

しかし、人間にはAかBか選ぶ自由はあっても、選択しない自由はない。AもBも選ばないと言うことは「先送り」を選んだと言うこと。選択しないと時間がたって、なんらかの結果が出てしまう。

そして、その結果の責任を問われることになる。

  *        *        *

人間の作ったものに絶対は無い、福島以外の原発は何十年も大事故を起こさずに動いてきたことを信じて稼働させるか。それとも怖れて稼働させないか。

稼働させない決断をすれば、電気の供給について責任を問われる。

稼働させる決断をすれば、安全について責任を問われる。

どちらも選択できなくても、結果は勝手にやってきて、その結果について責任を問われる。

だけど、人間、決断しなければ責任がないような気がしてしまう。権力のある立場ではそんな事は不可能なのに。

  *        *        *

菅首相が、どんな評価を得て退陣することになるか、どんな責任を問われることになるか、私にはあまり興味が無い。しかし、彼が決断を先送りするという選択をし続けた結果、何が起きるか心配でならない。

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2011年7月 8日 (金)

わたしのおしっこからセシウムがっ

わたしのおしっこからセシウムがっ

J-CAST:「国会議員は家族と福島原発に住んでもらおう」みのもんた吠えた!
http://www.j-cast.com/tv/2011/07/08100870.html?p=all

「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」が、福島市内の6歳から16歳の子ども10人の尿を採取して検査したところ、微量だが全員から放射性セシウム134と137が検出された。高い数値としては、半減期が26・6年と長いセシウム137が7歳男子で1リットル当たり1・30ベクレル、8歳女子で同1・19ベクレル、9歳男子で同1・22ベクレルだった。

50年前の1960年代に米ソが競って大気核実験を行った時期に、中学生の尿検査で検出された範囲内といわれ、政府はこの検査結果について「健康に影響ない範囲」としている。

1960年代には私は中学生以前でしたが、別に中学生だけが汚染されてた訳ではないでしょうし、米ソは日本から離れた場所で核実験してましたから、一部の地方だけが汚染された訳ではないでしょう。

つまり、わたしのおしっこを検査したら高確率でセシウムが検出されたと思われるのです。しかも、今回検出されたのと当時の検査で検出されたのと同レベルだそういですから、同じくらいのセシウムが検出されたとしても不思議はありません。

   *        *       *

今回検出された人々へは、心配する必要はありませんと言いたいです。いまの50~60代の人々を見ると(素行や人格、経済状態などでは心配かもしれませんが)、健康状態はさほど心配する必要はないようですから。

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埋蔵電力は幻であると判断

埋蔵電力は幻であると判断

日本経済新聞:菅首相、頼みの「埋蔵電力」は使えるのか 経産省は難色も「ちゃんと調べてこい」
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819481E2E5E2E0858DE2E5E2E5E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2

首相は10日ほど前から自家発電に急に強い関心を示し、4日には経産省の松永和夫次官ら幹部を呼んだ。分厚い資料を抱えて「全国から届け出があった6000万キロワットのうち、使えるのは180万キロワットしかありません」と説明した松永次官を、首相は「そんな話には納得できない。もう一度ちゃんと調べてこい」と追い返した。翌5日には国家戦略室の官僚にも精査を命じた。

日本は資本主義の世の中です。金の力は大きいです。その事から考えると、埋蔵電力なんて幻です。

何故なら、まともにビジネスをしている人間には自明の事ですが、無駄な設備は無駄に金を使い儲けを減らすだけだからです。

  *        *        *

原子炉50~60基に相当する6000万キロワットの設備が存在するのは事実でしょう。しかし、そんなに大量の設備をただ無駄に作った訳がありません。使用用途が決まっていて、余裕としては180万キロワットだったとしても不思議は何もありません(独裁政権なら徴用できるかもしれませんが、その場合、経済に多大な損害を与えるでしょう)。

昔は使っていたけど、今は使っていない設備があったとしても、それを動かしてペイするかどうか。いや、ペイしないと判断されたから止まっていると考えるのが普通です。

「埋蔵電力」なんて、絵に書いた餅です、電気代が上がっても良ければ別かもしれませんが。それは資本の論理、カネの論理から当然の帰結です。

  *        *        *

「埋蔵電力」に意欲を示す首相が代表を務める民主党は「『埋蔵金』を活用して約16.8兆円の財源を捻出できる」と公約したが、実現には程遠かった。

「官僚や特殊法人が資金を抱え込んでいる」と言われたときは、まだ現実味がありましたが、「大企業が無駄な設備を莫大に持っている」と言われても現実味が全然ありません。

埋蔵電力なんて幻であると判断します。

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2011年7月 7日 (木)

菅さんは脱原発解散をやっても負ける

菅さんは脱原発解散をやっても負ける

時事通信:再稼働で政権迷走=「脱原発」維持に菅首相腐心
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011070700899

しかし、首相はストレステスト(安全検査)の実施を含む新ルール作りを指示し、再稼働のハードルを自ら引き上げた。首相が方針転換した背景については、「『脱原発』を掲げて衆院を解散する芽を残すため」(民主党中堅議員)との見方がある。首相は参院予算委でこの点を追及され、「私個人の思惑にすり替えないでほしい」と否定したが、延長国会終盤の8月に解散に打って出るとの臆測は消えない。

実際、首相は再稼働を一時容認した直後のブログで「原発推進という過去数十年の路線に再び戻ったという意味ではない」と釈明するなど、「脱原発」路線の維持に腐心してきた。

菅さんは選挙に負けるだろうと予測しても驚く人はいないかも知れないが、脱原発解散をしても菅民主党は大敗北を喫すると言っておく。

  *        *        *

菅さんが負ける理由は多々あるだろうが3つばかり書く。

ひとつめは、民主党が組織として動けないこと。菅首相の指示に従って、民主党の国会議員や地方議員、末端の党員や支持者が士気高く動くだろうか?

松本さんの辞任は自爆的であるけれども、鳩山さんを騙した手法や今回の海江田さんへ仕打ち(菅さん自身が記者会見して、判断が変わった理由を説明していれば別だろうが)を見ると、選挙の手足となって戦う人々の士気が高いとはとても思えない。

ふたつめは、脱原発は対立する争点とはならないこと。自民党は民主党政権を非難はしても脱原発に反対はしない。原発推進 vs 脱原発にはならない。脱原発の方法とスケジュールは争点にはなるかもしれないが。

そして、方法やスケジュールといった実務的能力について、民主党は無能であることを多くの人が知ってしまった。

みっつめは、節電疲れがあること。8月後半は熱中症による死者や節電疲れで、原発でも何でも「とにかく電気をくれ」という気分が出てきているころだ。

  *        *        *

菅さんはゲリラ的個人戦には強い人間だと思う。けれども、ある程度の規模を持った組織を指揮するには策を弄しすぎる。

脱原発解散を行ったら民主党は負けるだろう。だけど、菅さんがその事を判っているかどうかは判らない。

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ろくな死に方をしないな

ろくな死に方をしないな

産経新聞:昇格→撤回 「モーニング用意して」の1時間後に中山政務官に…
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110705/stt11070523520025-n1.htm

ところが、その約1時間後、事態は急変した。再び首相から中山氏に電話があり「民主党の国会対策委員会が反対している。今回の人事はなかったことにしてほしい」と伝えたのだ。

しかし、当の国対幹部は「中山氏の人事は聞いていない。相談もない」と述べ、むしろ首相の言い訳に使われたと反発している。

こんな風に、期待させて裏切って、その責任をウソついて他人のせいにする。こんな事してると、どんなにエライ立場にあっても、ろくな死に方をしないなって思っちゃうね。

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2011年7月 6日 (水)

不況が来る

不況が来る

時事通信:衆院予算委の質疑要旨
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011070600814

塩崎恭久氏(自民=愛媛1区) 九州電力玄海原発の再稼働に関し、佐賀県の古川康知事が地元に来て説明してほしいと述べている。

首相 原発の安全性について従来のルールだけでいいのかと言えば不十分だ。どういうルールで再稼働を認めるか、検討を(海江田万里経済産業相らに)お願いしている。基本的考え方をしっかりしておかなければ、(知事に)会っても考え方を申し上げることができない。

なし崩しの脱原発(政治の不作為から定期点検後の原発を再稼働できない)をすれば、電力不足で経済は大きな打撃を受ける。

    *        *        *

私は温暖化をあまり心配していないので火力発電所を増設することに反対しない。計画的に原発を減らし、その穴埋めを火力発電所で行う事には反対しない。

しかし、それで脱原発を行うには時間がかかる。

    *        *        *

政治の不作為によって脱原発してしまうことには危機感を覚える。

原発が止まる中長期のスケジュールが決まれば、それに合わせて火力発電所を作ることも出来るし、火力発電所の増設が(環境問題や燃料コストなどで)遅れれば、原発を少し長く使う事もできる。

対して、政治の不作為によって「止まってしまう」場合には、1年程の間に全て止まってしまうし、止まるかどうかも確かではない。止まると決まっていれば出来る投資(緊急の設備投資や燃料確保)も、止まるかどうか判らなければ躊躇するだろう。

結果、電力不安が最も大きくなる。

政治の不作為が、最も大きな電力不安をもたらす。

インフラの不安は経済にとってマイナスだ。

    *        *        *

最高の福祉政策は、好景気をもたらすことだ。誰だって政府の援助で食べるより、自分の稼ぎで生活を維持したい。逆に言えば、不景気をもたらす政府は、どんなに福祉政策を頑張っても、国民を苦しめる。

    *        *        *

このニュースを聞いたとき、最初に思ったのは「海江田さん、立場なくなっちゃた。菅首相って味方を苦しめるなぁ」と言うことです。軽く考えていたのです。

けれど、このニュースの意味するものは、政府が決断出来ないことによる電力不足の拡大、そして失業者の増大でしょう。これは、大臣の1人がピエロになった事よりも、はるかに大きな事です。

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政府の上に党がある?

政府の上に党がある?

下野新聞:山岡氏「栃木は蚊帳の外に」 福田知事不参加を批判 民主県連ヒアリング
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/politics/news/20110703/556246

福田知事は民主党の「陳情ルール」に反発し、「行政に関することは行政に伝える」として各省庁へ直接要望活動を行っている。

これに対し山岡氏は「出すものは一応受け付けるのかもしれないが、正式のチャンネルではない」と知事の姿勢を批判。その上で「やるのは勝手だが、責任は持ちませんという形に徐々になっていく」とけん制した。

「正式のチャンネルではない」

正式なチャネルって何よ?って思って「陳情」についてググってみましたが、陳情についての法的な根拠は無いみたいですね。つまり、どこにも「正式のチャンネル」なんてないんです。ある政党のルールとての「正式」はあるかも知れないけど。

  *        *        *

地方自治体の公務員が政府の公務員に要望を伝える(陳情する)ことを、正式でない、と言い、正式なものは政党へのものとする。「正式のチャンネルではない」という山岡氏の発言は、まるで政府の上に政党があるかのようです。

共産国家みたいです。

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2011年7月 5日 (火)

国家賠償=国民負担

国家賠償=国民負担

毎日新聞:B型肝炎訴訟:和解金財源「増税も」--厚労相
http://mainichi.jp/life/health/medical/news/20110705dde041040058000c.html

細川律夫厚生労働相は5日の閣議後会見で、B型肝炎訴訟の原告らに支払う和解金の財源について「国民全体で負担を分かち合うという意味で、増税も選択肢の一つ」と、増税の可能性に初めて言及した。ただし具体的な税目については「これから(救済の枠組みを定めた)法案を作っていかなければならず、その過程で検討する」と述べるにとどめた。

国が裁判などで負けて、賠償しなければならなくなったらその財源は「国民のお金(税金や埋蔵金)」です。今回はあまりにも巨大なので増税という話も出てきます。仮に埋蔵金から出して増税しなかったとしても、その埋蔵金を減税や他の目的に使えなくなったのですから、結局は国民負担と言えます。

  *        *        *

私はB型肝炎については無知ですから、この菅首相が認めた和解金が正しいものかどうか判断できません。払うのが嫌でも払わねばならないものは、払える限り払わねばなりません。

  *        *        *

私は、判断できませんから和解金を出すべきかどうか、金額の大小についても判断しません。

しかし、この細川律夫厚生労働相の発言を歓迎します。何故なら、国家賠償は結局は国民負担になることを明確にしてくれますから。

国家に色々と要求したら、そのツケは国民に回るのです。「国は○○せよ」という意見は、自分自身への要求であると思うべきではないでしょうか。

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2011/07/06 06:46 追記

 最後の一文、「国は」以降の部分を追加した。

 

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変わらないのは

変わらないのは

日刊スポーツ新聞:河野氏「自民党も変わらないと…」
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20110704-799997.html

自民党の河野太郎衆院議員(58)は4日、広島市での会合で、菅内閣の支持率が下落する一方で自民党支持率が低迷していることに関し「自民党はゼロからつくり直すぐらい変わらないと(国民の)受け皿にならない」と述べ、党改革の必要性を強調した。

自民党も変わらないといけない事には同意します。が、私には河野太郎さん自身が旧態依然の政治家に見えるんです。河野さんより、例えば、麻生さんの方に新しい政治家というイメージを感じてしまう。

何故なんだろう?

  *        *       *

たぶん「変革」や「改革」「『変わる』って訴えること」が古くなってしまったのだろう。

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それで成功した実例がありますから

それで成功した実例がありますから

西日本新聞 社説:自民党 政権経験示す好機なのに
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/251621

非常時である。ここは冷静になって、率先して各党に国会正常化を呼びかけ、前政権党としての経験と能力を生かして眼前の危機対応と懸案処理にリーダーシップを発揮するときだろう。

そのためには、自らが震災復興や原発事故が提起したエネルギー政策の在り方をどう考えているのか、国民に明確に示す必要がある。

民主党内の「菅降ろし」を後方支援して喜んでいるようでは、何のために存在しているのか分からない。

国会の責任の半分を担う野党第1党である。「ねじれ国会」の下では責任はより大きくなる。その真価が問われるいまこそ、責任野党としての度量と配慮を示すことが、政権奪還の近道であることに自民党は気づくべきだ。

このままでは「人災」の共犯である。

リーマンショックのあとの民主党の対応はどうだったでしょうか。当時の民主党は、政策よりも政局だったけど、それをマスコミはそれとほど非難しなかったし、それで民主党は政権奪れた訳だし。

それを見ていた自民党が同じような事を行っても不思議はありません。

   *        *        *

自民党が政権にあった時、特にその末期に、どんな事をマスコミ各社は行っていただろうか。漢字の読み間違い程度の事をあげつらう民主党を応援していなかったか?

マスコミが社会の木鐸であるならば、自分達が行ってきた旧自民党政権への非難を反省しなければならない。記事や社説の執筆者が非難した当事者ではないのであれば、当時の記事を非難とまでは言わないが「望ましくなく本質的ではない批判があった」と言い、そのような批判を行われないように牽制しなければならない。

でなければ、民主党の内紛や失言は擁護し、自民党のそれは非難すると言う、ただそういう立場で記事を書いているように思えてしまう。

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2011年7月 4日 (月)

君が代斉唱時の起立と靖国参拝と良心の自由

君が代斉唱時の起立と靖国参拝と良心の自由

信濃毎日新聞 社説:君が代裁判 心の自由を守るために
http://www.shinmai.co.jp/news/20110703/KT110702ETI090003000.html

〈思想および良心の自由は、これを侵してはならない〉。憲法19条の規定である。

憲法学者芦部信喜さんの著書によると、信仰、表現の自由とは別に内心の自由をうたう憲法は世界でまれだという。明治憲法下で自由が侵害され、戦争に至った歴史への反省が込められている、と芦部さんはみる。

日の丸、君が代に戦争の歴史の影を見て、掲げたくない、歌いたくないと考える人は現にいる。そうした人たちの思いも尊重するのが憲法を生かす道であり、成熟社会の度量というものだろう。

靖国参拝をしたいという総理大臣は何人もいたけれど、果たせなかった方も多い。そういった方の思いはどうなったのだろうか。

  *       *       *

公務員に公務の中で、君が代斉唱時の起立を求めること、これを個人の良心の自由を理由に非難するなら、日本国首相が私的な時間に靖国参拝を行うことを非難できない。

公務の中ですら個人の思想信条をルールよりも優先させよと言うのなら、私的な時間の行為で禁止するルールも無い事については言うまでもない事は明白だから。

  *        *        *

良心の自由を理由に君が代斉唱時の起立強制に反対し、靖国参拝を承認(賛否に関わらず個人の自由として認める)なら主張は一貫している。しかし、君が代斉唱時の起立に反対する方々と政治家の(特に首相の)靖国参拝に反対する方々は重なっている。

彼等の言う「良心の自由」は信念ではなく、政治闘争の道具に過ぎないようだ。

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2011年7月 3日 (日)

精密だから正確とは限らない

精密だから正確とは限らない

NHK:気になるニュースを"じっくり"深読み! 『広がる 不安"内部被ばく" 』
http://www.nhk.or.jp/fukayomi/backnumber/110702.html

〈矢ヶ崎さん〉『内部被ばくは"リスクが高い"?』

私は内部被ばくは外部被ばくの数百倍~千倍程度のリスクの高さがあると分析しています。

ICRP(国際放射線防護委員会)は臓器単位で計測していますが、ECRR(欧州放射線リスク委員会)は分子レベルで観察しますので、より精密です。外部被ばくと内部被ばくでは、放射線が衝突したDNAや細胞の切られ方が異なります。内部被ばくの方が外部被ばくに比べ、異常なDNA、細胞が生まれる可能性が高まります。

私は科学ニュースが好きで、よく判りもしないのに、よく読む。まぁ趣味みたいなものです。

  *        *        *

で、「○○と言う物質に○○という効果が発見されました。治療効果が期待されます」ってのは良くある。ナントカ細胞にナントカを入れたら、こうなった。だから治療効果が伝々というオハナシ。でも、研究室のシャーレの上では効果があっても動物実験したら効果が無いとか、あっても低くて新薬にならないなんてことは良くあること。

細胞レベル、遺伝子レベルでどうこう言って、それが人体にどう影響するかなんて良く判っていないのが現実なんだなと思います。

  *        *        *

健康食品のCMでも良くあるでしょ。細胞やなんかの変化を示したりして。ナントカ酸が不足するから補給しましょうとか。でもね、本当に個人差レベルを越えた凄い効果があって、副作用も少ないなら、薬品になってるよね。

  *        *        *

「分子レベルで観察しますので、より精密です」って言うのは、健康食品のCMレベルのいかがわしさ(信頼性)だ、と私は評価する。

低レベルの放射線の効果、低レベルの内部被曝の害については、正直に言えば「判っていない」ってこと。判っていないから、健康食品レベルの信頼性だから報道するなとまでは言わないが、それなりだと思って判断材料にするべきだ。

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事故は避けられない

事故は避けられない

毎日新聞:金言:40年前の「予言」=西川恵
http://mainichi.jp/select/opinion/nishikawa/news/20110701ddm003070111000c.html

私は金融危機と震災は同位相の一体のものとして捉えるべきだと考えている。金融危機は金融工学、原発事故は核制御技術と、技術への過信があった。専門家が高度な知識で排他的に効率を追求した点も類似する。その意味で震災は日本人だけのものでなく、世界の人々が共有すべき問題意識をはらんでいる。

科学技術の発展は人類に高密度のエネルギー源をもたらした。蒸気、石油、次に原子力と。そして、どんなに科学技術が発展したとしても、人間が作るものに絶対はない。絶対安全や絶対無害を保証することは不可能なのだ。

科学技術以外のものでも人間の行いに絶対はない。

  *        *       *

人間は効率や大きさを求めるもので、互いに競争もする。原子力に限らず「危険だけど利益も大きい技術」があった時、危険を承知して利益を得た者が優位に立ち世界の主導権を得る。そして、人のやることだから、いつかは事故る。

  *        *       *

これは原発に限らない。金融危機も同じ事が言える。効率を求め、利益を求めた結果の災厄。そして災厄が起きるまでは、利益を出す優秀な企業だった。

  *        *       *

科学技術が発展することは、いろんな意味でのネットワークが強化されることだ。

経済や金融のネットワークは世界を一つの市場にする。リーマンショックのような地球の裏側で起きた事件で日本が混乱させられる。

電力の使用効率を高める為に(節電と利便を両立させるためには効率化が必要)
スマートグリッドのようなものを作り上げたら、日本中の電気機器が(太陽電池のような生産するものも、テレビやパソコンのような消費するものも)1つのネットワークに接続されることになる。事故に強いネットワークを作るは可能だけれど、ひとつのネットワークになっている限り、ひとつのバグやウイルスで大惨事が起きる可能性は否定できない。

つまり、いつかは大事故が起きる。

  *        *       *

科学技術の発展は、人間社会に「(しばらく続く)繁栄と安定と、時々の大惨事」をもたらしたのではないか。

私には「時々の大惨事」は人間が人間である限り避けられないように思われる。

用心しながら、怯えながら使い続ける以外にないのだろう。

原発にせよ、その他の科学技術のもたらした様々なものにせよ。

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2011年7月 2日 (土)

危険思想

危険思想

欧州放射線リスク委員会についてググっていたら以下の文書に行き当たりました。私には、科学的論文を読みこなす能力は無いのですが無理して読んでいたら以下のような部分に突き当たりました。

ECRR(欧州放射線リスク委員会)2010年勧告 表紙から緒言/第1章〜第5章
http://www.jca.apc.org/mihama/ecrr/ecrr2010_chap1_5.pdf

そして、科学的合意をゆがめるもう一つのやり方がある。意見を異にする結果を学術誌に載せようとする研究者は彼らの研究資金を失い、そしてしばしば彼らの職を失う(Viel,1998 参照)。したがって政治家や意志決定者は(グレー論文と呼ばれる)ピア・レビュー審査システム内で公表されていない却下された研究にこそ注意を払うべきである。これこそが、EU が出資した PINCHE 報告書の結論に記されている、その科学政策集団の結論(厳密に言えばそれらの理由)である(Van den Hazel et al. 2005)

これは危険思想ですよ。

「ピア・レビュー審査システム内で公表されていない却下された研究にこそ注意を払うべき」

うーん、レビューを経ているということは、レベルの差はあっても、執筆者以外のチェックを得ているということ。

   *        *        *

マンガや小説に例えると「却下された研究」というのは、応募したけど佳作とかにならなかったもの、出版社に持ち込んだけど採用されなかったものと言うこと。

商業誌に掲載されなかったマンガや小説に見るべき作品が無いとはいいませんけど、レベルの差ってやつはあるでしょう。

   *        *        *

実際、政治や金で「科学的合意をゆがめる」ってことが無いとは言いません、私には無いとは言えません。しかし「ピア・レビュー審査システム内で公表されていない却下された研究にこそ注意を払うべき」と言っちゃうとトンデモな説に引っ張られてしまうって事が起こりやすくなるんじゃないか。

1歩間違うと、自分達が否定されているのは間違っているからではなく真実を話しているからだと思い込んでしまいます。陰謀論にハマりやすい危険な考え方です。

先入観を持たないように努力することや、多様な情報に接することを心がけるべきであるとは思いますがね。

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2011/07/02 22:03 ちょっよとしたニュアンスの修正
 修正前:思いますが。
 修正後:思いますがね。

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内向きにどうぞ

内向きにどうぞ

毎日新聞 社説:中国共産党90年 毛賛歌では逆コース
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20110702k0000m070128000c.html

トウ小平が目指したのは共産党の政治支配と市場経済の両立だった。そのなかで二つの潮流が生まれた。一つは、共産党が市場と社会を強権的に管理することを目指す、毛沢東以来の保守派である。「穏」(安定)重視の「維穏派」と呼ばれる。最近では、国防予算の伸びを治安対策予算の伸びが上回っている。

国家の政策や予算配分が「内向き」だと非難されるものですが、中国の周辺国に住む者としては、中国の「国防予算の伸びを治安対策予算の伸びが上回っている」という内向き傾向は歓迎しますので、どうか外部への圧迫を少なくお願いします。

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2011年7月 1日 (金)

それでも辞めない

それでも辞めない

西日本新聞 社説:首相退陣条件 局面の転換を急ぐべきだ
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/251078

永田町は、もはや何をか言わんやの惨状と言うほかない。口先では誰もが異口同音に「復興最優先」と言いながら、その復興を政治的な駆け引き材料に利用しているとしか国民には見えない。

事ここに及べば、現実的に局面の転換を急ぐしかあるまい。与野党が協調して首相が提示した3法案をさっさと成立させ、首相に退陣してもらうことである。

いや、さっさと3法案が成立したとしても辞めないんじゃないか。次は「税と社会保障」とか言い出す方に賭けるね。

  *        *        *

衆議院の任期の前に民主党の代表任期が終わると思うけど、民主党の代表を辞めされられても法律的には辞任する必要は無い。

私は、民主党の議員が解散のリスクを冒して不信任できるようになるまで、菅さんは首相でいつづけると予想している。

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