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2011年8月10日 (水)

インフレと不景気の同時攻撃

インフレと不景気の同時攻撃

ロイター:中国のインフレ率が加速する一方で鉱工業生産は鈍化
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-22624220110809

中国国家統計局が9日発表した7月の鉱工業生産は伸び率が予想を下回った一方、インフレ率は予想外に加速した。その結果、中国人民銀行(中央銀行)にとって、経済成長を犠牲にすることなく物価を抑制することが一段と困難になっていることが示された。

7月の鉱工業生産は前年比14.0%増加し、伸び率は前月の15.1%から鈍化。ロイターが調査したエコノミスト予想の14.6%増も下回った。

一方、7月の消費者物価指数(CPI)は前年比6.5%上昇し、インフレ率は2008年6月以来の高水準に達した。前月比では0.5%上昇。ともにロイターがまとめたエコノミスト予想のそれぞれ6.3%上昇、0.3%上昇を上回った。

経済成長と物価のトレードオフならまだしも、どんな国でもインフレと不況が同時に起きたらピンチだ。日本も欧米各国でなら政権交代が起きるぐらいで済むけど、中国の場合、一党独裁で暴動が多発している現状で、物価高と不況が重なったらエライことになるんじゃないか?

   *        *        *

国が滅びるとき、その国の通貨は信用を失う、つまりインフレになる。そして経済が行き詰まる、つまり不況。

現状の中国のレベルはとてもそのレベルには達していませんが、すでに多発している暴動を考えたら怖いものがあるのは確かです。

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