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2011年8月 4日 (木)

必要なのは対話と言うより理解すること

必要なのは対話と言うより理解すること

北海道新聞 社説:防衛白書 緊張は対話で解きたい(8月3日)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/editorial/309485.html

今年の防衛白書は、軍備を増強し周辺国と摩擦を繰り返す中国に、これまでより強い懸念を示した。

「利害が対立する問題をめぐって、高圧的とも指摘される対応を示すなど、今後の方向性について不安を抱かせる面もある」とストレートな表現だ。

昨年9月の尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件や、東南アジアの国と領有権を争う南シナ海の南沙諸島問題などを念頭に置いたものだ。

大国の責任を認識し、国際的規範を共有するよう注文も付ける。

しかし、警戒感をあおるだけでは緊張を高めかねない。あくまでも対話を基礎に向き合いたい。

米ソ冷戦は「良い戦争」だった。少なくとも当事者同士が撃ち合う事なしに終わったのだから。冷戦の終わり方(レーガンとゴルバチョフ、ソ連の崩壊)は注目を浴びるけれど、それに比べると何故撃ち合うことが無かったのか注目される事は少ないように思う。

思うにソ連もアメリカも相手の事を徹底的に研究し、相手の行動パターンを理解し予測できるようになったからではないか。

ここまでは大丈夫、これをやると相手は引けなくなる。こういったポイントを互いに理解し、阿吽の呼吸で相互確証破壊(MAD)のバランスを築き上げた。

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尖閣諸島近くの領海で海上保安庁が中国の漁船を拿捕したときの民主党政権の対応は、中国の出方を読み切っていたとは言い難い。そして結局、中国に屈服する形で事態を収拾させることになった。

中国は日本に、時々だが、言論統制のようなことを要求する。中国も日本を理解しているとは言い難い。

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独裁国家と民主国家という政治体制の違い。また民族性や歴史的経験の違い。日本と中国は互いに理解できない存在なのかもしれない。しかし、理解できない相手とは簡単に争いになってしまう。双方が戦争をしたくないと思っていながら止められないと言う事だって有り得る。

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「理解する」という事は、単純には話し合えば良いという事ではない。本音は言葉よりも行動に表われる。だから相手の行動を学ぶことだ。良いところも悪いところも知り、相手の行動を予測できるようになると言うことだ。

最近になってようやくであが(十分かどうか判らないが)日本のマスコミは中国の悪い面も報道するようになった。これは日本が中国を理解する為に良いことだ。

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