« グズなのは、 | トップページ | 「格差は問題ではない」のおまけ »

2011年10月22日 (土)

リビア国民はあるか

リビア国民はあるか

毎日新聞:社説:カダフィ後 リビア民主化へ結束を
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20111022k0000m070154000c.html

だが、リビアの再出発は容易ではあるまい。今のリビアには親欧米の市民もいれば、王制時代からのイスラム主義者やカダフィ政権の元高官もいる。国の方向性をめぐり新政権づくりは難航も予想されるが、リビアは地中海をはさんで欧州と向き合う国だ。多様な価値観を容認する民主的な新政権を樹立してほしい。

毎日新聞の社説から引用しましたが、各社とも民主的なリビアが出来ることを望んでいるようです。私も民主的なリビアを望みますが、出来るでしょうか。

   *        *        *

さて、多様な価値観伝々言う前に、「民主政治の基盤となれるリビア国民」はいるのでしょうか。リビアに住んでいる人はいるでしょうし、リビア国籍を持っている人もいるでしょう。でも「リビア国民」がいるかどうかは、これから試されます。そして、独裁者が統治していた国には、国民と呼べる人々がいないことがあるのです。

   *        *        *

民主政治、国民主権というのは、国民みんなで国家を所有するってことです。共同所有、いや、日々の運営や意思決定があるから、共同経営の方が近いかも。

共同経営が上手く行くには、価値観が近いこと、意見が異なったときにもケンカでなく議論をしなくちゃならない、仲間意識や我慢強さや信頼感がなければ、何かトラブルが起きた時に、簡単に瓦解してしまいます。

そして、国家の運営はトラブルが起きるものです。

   *        *        *

「多様な価値観を容認する民主的な新政権」が出来れば良いのですが、

さて、リビア国民はいるのかいないのか。もしいなければ、そして私はいない可能性が高いと思いますが、いなければリビアはカダフィの独裁から次の独裁へと移行するだけでしょう。

「多様な価値観を容認する民主的な」政治は良いものですが、それ以前の問題として、民主政治の担い手、主権者たる国民の存在を問わねばならないと思います。

BlogRanking (読む価値のある記事だったらクリックお願いします)

|

« グズなのは、 | トップページ | 「格差は問題ではない」のおまけ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/107287/53052735

この記事へのトラックバック一覧です: リビア国民はあるか:

« グズなのは、 | トップページ | 「格差は問題ではない」のおまけ »