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2011年10月23日 (日)

憲法改正

憲法改正

西日本新聞:憲法審査会 国民投票法見直しが先だ
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/269793

非常時だからといって、憲法論議を封じるつもりもない。しかし、安倍政権時代に与野党合意を無視して見切り発車した国民投票法に基づく改憲論議には、私たちは危うさを感じる。

国民投票法に最低投票率に関する規定は本当に要らないのか。規定がなければ投票率が20%以下でも、過半数が賛成ならば憲法改正が可能になる。

1割の国民の賛成で憲法を変えられるのでは、「国のかたち」の選択手続きとしてハードルが低すぎないか。

国民に賛否を問うのは、憲法の「条項」ごとなのか「条文」ごとなのか。それによって賛否の判断も動く。明確な規定が必要ではないのか。

憲法審査会にまず求められるのは、改憲論議より、国民投票法の「欠陥」や「疑問点」を見直すための議論だろう。

民主政の制度で全会一致や最低投票率を求めたとしたら、それは、現状維持派に有利な制度にしたいってことです。

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西日本新聞の社説では「投票率が20%以下でも~略~1割の国民の賛成で憲法を変えられる」と書いています。では極端なケースを考えてみましょう。最低投票率を100%にしたら、1人でも反対がいたら成立しなくなります。反対の人は投票に行かなきゃ投票結果が有効にならない、結果、否決されたのと同じです。逆の極端、最低投票率が0%は、最低投票率が無いのと同じです。

設定された最低投票率が高ければ高いほど、現状維持派に有利になる。

現在は設定されていませんから、最低投票率を求めることは、現状維持派に有利になることを求めているのと同じです。

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さすがに憲法改正の国民投票で20%の投票率は低すぎですが、仮に、20%だとしたら、投票しなかった80%は白紙委任したのと同じ事です。80%もの人に無視される憲法改正なんて、国民の意志としては「ど~でも良い内容だ」と判断されたってことじゃないでしょうか。

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少なくとも初回の国民投票の投票率は低くはないでしょうから、西日本新聞の心配するような1割の国民の賛成で憲法を変えられるようなことにはならないでしょう。

その他のこと「憲法の『条項』ごとなのか『条文』ごとなのか」については、う~ん、どうでしょう。良く判りません。そんなに違いが出るんでしょうか。

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西日本新聞の社説を、どちらかと言うと、憲法改正したくないから、入り口で手続き論をやっているように読んでしまいました。

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産経新聞:憲法審査会 改正要件緩和を最優先に
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111023/plc11102303070002-n1.htm

民主党とともに運営ルールとなる審査会規程の制定などを遅らせてきた社民党は、今回の人選でも抵抗を示した。無責任な連携を民主党が断ち切れるかである。

審査会がまず取り組むべきは、「衆参両院の各3分の2以上の賛成」となっている憲法改正の発議要件を「両院の過半数」とするなどの改正要件の緩和だ。

民主、自民両党などの有志議員が結成した「憲法96条改正を目指す議員連盟」の賛同者は既に200人を超えている。

産経新聞も憲法改正について社説(主張)で述べています。私は、国民が直接的に判断を下すという経験、憲法に対して判断するという経験は、国民が憲法を身近な存在と感じるようになるであろうと言う意味で良いことだと思います。

私は発議の要件緩和に賛成です。

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憲法改正というと九条が話題になりますが、九条を変えたり廃止したりしても、日本には殆ど影響がないだろうと思っています。だってイラクへ自衛隊を派遣したとき、名古屋高裁は違憲判断をしながら、派遣そのものは止めませんでした。九条違反でも結果や行動に影響を与えなかったのです。

九条は空文化しつつあります。名古屋高裁は追認した。

空文の文言をイジっても廃止しても大きな影響はありません。

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日本に大きな影響のある改正は、天皇陛下の位置づけや議会の立場(衆議院の優位をどうするか、参議院はどうあるべきか)を変えるような改正でしょう。

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コメント

千葉県柏市根戸(ねど)の市有地で採取した土壌から1キロ当たり最大で27万6000
ベクレルの放射性セシウムが検出された問題で文部科学省は23日、現地調査を行い、
東京電力福島第1原発事故で放出された放射性セシウムを含む雨水が現場の側溝から
外に漏れ出し、土壌に染み込んで蓄積された可能性が高いとの調査結果を明らかにした。
汚染土壌の投棄といった人為的な要因は否定され、原発事故そのものの影響の広がりが
示された形だ。柏市は文科省と協議し、除染の方法を検討する。

文科省放射線規制室によると、最も空間線量が高かった地点のすぐ横で、深さ30センチ、
幅30センチのコンクリート製側溝の壁が幅0.5~1メートル程度にわたって破損・欠落して
いた。側溝は雨水を流すために設けられ、現場から下流部分は市道に沿って掘られている。
普段、どの程度の流量があったか不明だが、上流部分に降った雨が集まって側溝を流れる際、
破損部分から漏れ出たとみられる。

この日の文科省の測定では、高線量の場所を覆っている防水シートをはがした際の地表部の
空間線量は、最大で毎時14.6マイクロシーベルト、地上1メートルでは同約2マイクロシーベルト
だった。防水シート周辺部の最大線量は同0.6マイクロシーベルトで、その外側よりやや高かった。

調査結果について、中矢隆夫・同室長は「一般的に、雨どいの下の線量が高くなるように、
雨水が集まる場所では線量が高くなる傾向がある。似たような状況の場所は(首都圏で)他にも
あると思う」と述べた。また、放射性物質で汚染された土壌や焼却灰の投棄の可能性については
「少ない」と話した。(>>2以降に続く)

▽ソース:毎日新聞 2011年10月23日 21時46分
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20111024k0000m040065000c.html

関東以北の住民の平均寿命が15年短くなるという説もチェルノブイリを例に取るとあながちデマではないでしょう。

投稿: 放射能汚染は原発安全神話というデマの風評被害であった | 2011年10月23日 (日) 22時24分

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