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2011年10月17日 (月)

何人で出来る

何人で出来る

47NEWS:反格差集会はハンドサイン マイク使わず議事進行
http://www.47news.jp/CN/201110/CN2011101701000627.html

「これがきょうの議題です」と真ん中に立った男性が話すと、周囲の参加者が「これがきょうの議題です」と声を合わせて復唱。こうして全員に会議の中身が聞こえるという原始的な仕組みだ。意思決定は全会一致制。参加者は「ラジカル(根源的)な直接民主制」と胸を張る。

マス・メディアや技術に頼らない方法で民主政治を実行するのは望ましい姿だとは思う。でも、マス・メディアや技術に頼らずして、いや、使わずして大規模な民主政治が可能だろうか。

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数十人、いや数百人なら可能だろう。数千人でも可能かもしれない。だが、数万人となると不可能だろう。日本の人口は1億数千万人、有権者は一億人弱だろうか。アメリカはその倍くらい。

「『ラジカル(根源的)な直接民主制』と胸を張る」

胸を張るのは結構だけど、国全体じゃ不可能だし、県の規模でも不可能で、村や小規模な市でようやく可能なレベル。

国家に対しては、蟷螂の斧ですね。

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直接民主制は素晴らしいと思う。でもサイズの限界が小さすぎる。とても日本のような規模の国家は運営できない。

夢に見るくらいにしておきましょう。実現しようとすると不幸になります。

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もうひとつ言うなら、民主政治において「意思決定は全会一致制」は止め他方が良いです。人数が増えると頑固者も増えて、拒否する1人の為に何も決まらなくなりますから。でなければ、空気読めよと同調圧力が働くようになってしまうから(それでもダメなら排除・追放&分派ですかね)。

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全会一致も直接民主制も理想ではあるけれど、現実に適用すると不幸になるもののひとつです。

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コメント

古代ギリシャ・ローマの歴史では、直接民主制は都市国家まで、共和制は地政学的境界線の内側までで、それ以上に大きくなると帝政へと移行しました。
今回ご紹介されている反格差集会における直接民主制&全会一致は、新たな全体主義の萌芽をみるようです。

投稿: ジョー | 2011年10月18日 (火) 00時37分

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