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2011年11月24日 (木)

「家計管理能力が低い」

「家計管理能力が低い」

しんぶん赤旗:「医療機関・住む場所制限しろ」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-11-24/2011112401_01_1.html

仕分け人からは、「生活保護受給者は自立した個人といえないのに、医者を自由に選んでいいのか」「住む場所も、好き勝手にやらせているから問題が起きる」「家計管理能力が低いので保護費をアルコールやたばこ、不要不急のものに使いがち。そういった支出の分、保護費を減らせる」などの意見が続出。生活保護受給者について▽受診できる医療機関を制限する▽医療機関において価格の安い後発医薬品の使用を義務付ける▽住む場所を制限する▽最低賃金の適用を除外する—など、受給者の人権を侵害し、偏見を助長し、法の下の平等に反する施策を迫る暴論が相次ぎました。

「家計管理能力が低い」

生活保護などのいわゆる「持っている者(金持ちとか政府とか)が持っていない者(貧困層や未開人)を援助する」場合の問題点がこの言葉に集約されているように感じる。

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生活保護の受給者を扱ったドキュメンタリーを見ると受給者の生活に意外と無駄にが多いように見えたりすることがある。

自分も貧乏だった時期があるので金が無い惨めさは知っているつもりだ(きっと「ぬるい」とは思うが)、そして、それが性格や行動に影響する事も実感できる。「貧すれば鈍する」という諺があるが自分が思っている「もっと経済的な行動」もある程度の金を持っているから実行できるものかもしれない。

しかし、私の印象が正しいのなら、生活保護受給者の行動には無駄遣いが多かったり不適切なものがあるように見える。

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貧乏な人が無駄遣いをしているとき、どうするのが正しいだろうか。

その人達の価値観を尊重して干渉しないのが正しいのだろうか。あるいは逆に、干渉して、つまり無駄遣いしないように教育するのが正しいのか。そして、どんな教育が節約することを教えるだろうか。

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私達の社会は競争社会だ。そして私達が享受している豊かさは、少なくともその部分は、競争することから産み出されたものだ。

競争があれば勝者と敗者が生まれる。

勝者は放っておいて良い。しかし、社会は敗者を放っておくことは出来ない。

実際的な問題としては、社会が荒れる、治安が悪くなるから。倫理的には自分達の社会が必然的に生み出したのだから。

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貧困に陥った人を放っておくことは出来ない。

では金やモノだけ出すか。しかしそれは彼等の行動パターンを変えず、つまり同じ行動パターンで負け続け、社会的地位も変えない。逆に言うと、その社会的地位に止まらせることにならないか。

では(子供ならともかく)大の大人を再教育するのか。それは彼等の価値観を壊すことにならないか。それに、そもそも、そんなことが可能なのか。

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「家計管理能力が低い」

社会的立場の弱い方々の弱くなる理由が単純に貧乏だったりする場合は、話が単純だ。援助してあげれば自立する。しかしそうではなくて、その理由の一部分といえども、その人達の行動パターン・価値観・文化や宗教にある場合、私達はどうしたらいいのだろうか。

私には答えが無い。

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