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2011年11月30日 (水)

タテマエ・理想・原理主義

タテマエ・理想・原理主義

産経新聞:橋下氏の教育政策に「大変危惧」 社民・福島党首
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111129/stt11112917310014-n1.htm

社民党の福島瑞穂党首は29日の記者会見で、大阪府知事、大阪市長のダブル選が大阪維新の会の圧勝で終わったことを受けて「(橋下徹氏は)教育に競争原理や切り捨ての政策を打ち出していて、大変危惧している」と述べた。「大阪都構想」にも「一体どういうものなのか分からない点がたくさんある。しっかり注視していきたい」と答えた。

「教育に競争原理」などと言っても、結局の所、人間社会は競争から逃れられない。いままで人間が構築・経験してきた社会の全てで競争があった。そして人間には動物的限界があること(物理的に制限された存在であること)を考えると競争のない社会は存在しえないだろう。

問うべきは「許容できる競争か」「社会に出たときに経験として役立つ競争か」であって、競争そのものがダメであるというのは無理がある。

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私はタテマエや理想を否定はしない。タテマエを守ること、理想を実現しようと頑張ることを否定しない。しかし、現実を無視したやりかた、正しいことをしているから正しい結果が得られるのだと言った原理主義的なもの、ひらたく言うと「思いこみ」によるものには嫌悪感を感じる。

教育関連で言えば鳩山邦夫文部大臣(当時)による偏差値の追放もそう。公教育の現場から偏差値が追放されたおかげで、私塾が持っている偏差値と分析結果に頼らなければ受験高の選択が出来なくなった。

つまり私塾へ通わせる経済力のない家庭の子供は、高校進学においてハンディキャップを負うことになった。

鳩山邦夫文部大臣(当時)が批判した偏差値は、完璧なものでもなければ、それを使うことで利益不利益が生まれていたことも否定しない。しかし偏差値を単純に排除することで起きたことを考えるととてもプラス評価はできない。

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タテマエや理想は結構だけれど、それを実行することで何が起きるかという現実をみない人間は悲劇をもたらす。指導者であっても庶民であっても、政治思想が右だろうが左だろうが、保守だろうか革新だろうが変わりがない。

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