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2011年11月16日 (水)

お金が無い

お金が無い

琉球新報:お帰り 美優さん 8ヵ月ぶり帰郷 ドナー、県民に感謝
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-184116-storytopic-1.html

米国での手術費用や渡航費、滞在費など1億5200万円を集めるため「美優ちゃんを救う会」が12月20日から募金活動を展開。全県的に支援が広がり、募金活動の開始から約1カ月半後のことし2月3日に目標額を達成。4月に渡米し、同月24日移植手術を受けた。

無事に移植手術を受けられたようで良かったです。引用しなかった記事によると、移植は上手くいき普通の生活が出来るようになったようです。

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しかし、この種類の記事、海外での移植施術が必要→募金、という流れの記事を見ると思うことがある。

命・医療と金の問題だ。

海外での移植手術には当然のことながら社会保険は使えない。つまり、金が無ければ移植手術という技術があっても使えない。

そういう現実がある。

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社会が物凄く豊かであれば、こういった移植手術にも社会保険が使えるだろう。しかし、私達の社会は豊かだがそこまでは豊かではない。

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そして、どんなに豊かな社会になっても全ての人が最高の(≒最も高価な)医療を受けられる事はないだろう。最先端の医療はいつの時代も高価だから。

ようするに線引きの問題。

物凄く高価な医療、あるいは少数しか得られない医療があるとき(そして現実にある)、誰は受けられて誰は受けられない。その判断をどうやって決めるのか。

金か年齢か社会的立場か。

日本は自由主義・資本主義の社会だから、金で決める。どんな形にせよ金を使える人間は高度な医療が受けられて、使えない人間は受けられない。

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あ、私は子供の為に募金を集めることを否定しません。親なら子供の命の為になんでもするし、善意での募金も否定しません。

ただ、社会がもっと豊かであってもっともっと高度な医療が万人のものであった良いと思うと同時に、いつの時代にも、どんな社会になっても「命の線引き」はなくならないだろうと思い、また、その線引きを巡る葛藤も無くならない(納得出来ない人間は残る)と思うと鬱な気分になってしまうのです。

そして、成長期には「命の線引き」は上昇し、停滞期には上昇しない、衰退期には下がってしまう。

いま日本は成長期ではなく停滞期、悪くすると衰退期になってしまう。「命の線引き」が下降してしまう可能性すらある。

それを思うと増々鬱な気分だ。

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けれども、この問題は有史以来あった問題で、これからも無くならない問題で、そういった問題があったにも関わらず、私達は社会を維持し、それなりに楽しく幸せに暮らしてきた(そうでなければ今の人類社会はない)。

そう思って前向きに暮らそう。

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コメント

福島第一原発事故で放出された放射性物質の除染が進む中、国や県が推奨する
高圧洗浄機の効果に疑問が浮上している。コンクリートやアスファルトは、洗い流せば
簡単に除染できそうな印象だが、いざ実践してみると、放射線量が二、三割しか低下
しないとのデータも。福島県の自治体からは「新たな除染法の検討が必要かもしれない」
と戸惑いの声も漏れ聞こえる。 (住彩子)
 福島市は先月末、住宅の屋根やアスファルトを除染した結果をまとめた。アスファルトを
高圧洗浄機で除染したところ、毎時一・八マイクロシーベルトだった線量は一・四マイクロ
シーベルトと二割ほどしか下がらなかった。
 こうした状況を見越し、生活協同組合のコープふくしまは先月から円盤状の刃がついた
電動カッターでコンクリートの表面を削り取る除染に取り組む。
 削りかすは吸引して回収するが、作業には防じんマスクが不可欠。作業担当のコープの
菅原一志さんは「深く削るほど線量は落ちるが、廃棄物が増えるので〇・五~一ミリで十分」
と話し、毎時〇・一九マイクロシーベルト以下になるように計測しながら削る。
 手軽だが、効果がいまひとつの高圧洗浄。確実だが、費用と技術が必要な削り取り-。
悩ましい選択になりそうだが、京都精華大の山田国広教授は「放射性物質は時間とともに
岩石成分の結晶にはまりこむ。事故から八カ月たち、コンクリートなどはもはや高圧洗浄で
は落ちない」と指摘する。
 自治体によっては予算との兼ね合いもあり、対応が異なってきた。伊達市が小学校で表面を
削る方法を採用する一方、福島市や南相馬市などは高圧洗浄機の使用を推奨する。
 伊達市は小学校一校当たり千三百万円の除染費用を計上しているが、高圧洗浄で対応する
南相馬市の六倍以上の単価になる。南相馬市の担当者は「機械の購入費などを考えると、
高圧洗浄に頼らざるを得ない」と明かした。
 除染実施ガイドラインを作成した内閣府の担当者は「高圧洗浄機の効果はあると認識している」と
自信を見せるが、住民の目は冷ややかだ。

投稿: 野田総理はよくやっている | 2011年11月16日 (水) 20時11分

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